閉幕後にも楽しむ大阪・関西万博(ミャクミャクとカラダ測定ポッド)

2025年12月8日

2025年10月13日に閉幕した大阪・関西万博。閉幕からまもなく2ヶ月になろうとしています。

閉幕前は、大阪に住む者からすると、一気に寂しくなるんだろうなぁ、と思っていたのですが…。

まだまだ味わえる万博の余韻

大屋根リングの一部(約200m)が保存される、とか、ミャクミャク像が70年万博の開催地、吹田市の万博記念公園に設置される、とか、そういう話は耳にしていましたが、オフィシャルストアは閉幕に合わせて閉店(終了)になるのかと思っていただけに、延長は、嬉しくもあり、意外でもありました。

しかも、2ヶ月近く経った今でも、営業は続いていて、終了予定を公表しているお店でも年内いっぱいは楽しめそうな感じです。

ミャクミャクは、というと、東ゲート側にいた「いらっしゃい」が11月29日に「旅立ちセレモニー」で万博会場から移動して行きましたが、西ゲート側の「ワクワク」ともども、来年3月頃には吹田市の万博記念公園に移設されるとのこと。

5月24日に撮影

もう1体の寝そべりの方は、一足早く、元いた大阪市役所前に戻ってきていて、まだしばらくは見られそうです。

8月23日に撮影

上記はいずれも、ミャクミャク人気の話ですが、その他にも万博を感じられるものがありましたので、記事として書いてみたいと思います。

やっぱりミャクミャク

大阪市役所前

西ゲートのさらに西側にいた寝そべりミャクミャクが、大阪市役所にサンタクロース姿で戻ってきている、というので、平日の仕事帰り、ちょっと見てきました。

この角度からだとサンタ帽が見えにくいですが、しっかりとかぶってます。

訪れる前から気になっていたのが、後ろの目。

こみゃくがデザインされた大きなサンタ袋に隠れて見えなくなってました。

ミャクミャクが見つめる、向かいに建つ歴史のありそうな建物は、「日本銀行大阪支店旧館」。1903(明治36)年に建てられたものだそうです。

この両者に挟まれた道路が御堂筋。現在、梅田から難波にかけて、イルミネーションが行われていますので、ミャクミャクと合わせて、お楽しみください。

ちなみに、現地を訪れて初めて知ったんですが、大阪市役所の建物自体にも、5フロアにまたがる巨大なイルミネーションが施されていました。

なお、このミャクミャクが見られるのは12月26日までだそうです。

新大阪駅構内

新幹線で大阪・関西万博へと訪れた方にとっては玄関口となった新大阪駅。

ここにも2025大阪・関西万博 オフィシャルストアがあります。「JR新大阪駅 エキマルシェ店」です。

営業時間は9:00~21:30とのことですが、連日、開店待ちの列が出来ているようです。

平日の8:10頃に撮影

大阪・関西万博に関するお土産物は、このオフィシャルストアだけでなく、同じく駅構内にある「アントレマルシェ」でも扱われています。

そこで目にしたのが…。

結構な大きさのあるミャクミャク。

ずっと前からいたわけではなく、最近になってから見かけるようになった気がします。お店の、別の場所にいてたのかもしれないですけどね。

こちらは、いつまでいるか、判りません。。

まだ体験できる「カラダ測定ポッド」

大阪ヘルスケアパビリオンで話題となった、自身の健康状態をチェックするリボーン体験を行うことのできる「カラダ測定ポッド」。事前予約が必要だったので、結局、万博会場では体験することが出来なかったのですが、今でも、健康データを測定するサービスを体験することが出来ます(25年後の「未来のじぶんアバター」を見られる、というのは出来ません)。

現在でも使用できる「カラダ測定ポッド」が設置されているのは、
 ⼤阪駅:中央コンコース「DotHealth OSAKA」、うめきた地下⼝(改札内)
 新⼤阪駅:在来線コンコース(改札内)
 天王寺駅:阪和線こ線橋 1、2 番線階段付近 (改札内)
 岸辺駅:改札口外
の4駅。

今年の12月26日までは、無料で利用できる、ということで、行ってきました。

後日、利用開始時間終了後に撮影

訪れたのは、大阪駅うめきた地下口、改札内です。改札口を背にすると正面に、映像が映し出されている巨大なスクリーンがありますが、その左手あたりです。

平日、仕事帰りに(大阪市役所へ行った日とは別の日です)、寄ってみました。

利用時間は19時30分までですが、訪れたのは19時頃。少し前だったでしょうか。

どちらのブースも使用中で、前で並んでいる人が2名ほど。1回の測定で7~8分ほど、と聞いていたので、2名待ちなら、大丈夫ですね。

事前準備が必須

但し、ここで並ぶまでに事前準備は必要です。それが、このサービスの「WEB会員登録をしておくこと」。

「カラダ測定ポッド」などの言葉で検索して、DotHealthのサイトへ。

そのページにある「カラダ測定アプリとカラダ測定ポッドのご利用についてはこちら」のリンクを辿ると、説明を見ることが出来ます。

ここから、万博の大阪ヘルスケアパビリオンでのカラダ測定結果のデータを引き継げるようですが、実施していないのでそこは無視して、その下にある「WEB会員登録はこちら」へと進みます。

ここから先は、キャプチャを撮れていなかったのですが、JR西日本のWESTERのIDとパスワードでログインする画面(EX予約やe5489でログインするときに目にするログイン画面)でログインし、必要なデータの入力を行います。

一通り入力が終わったら、「カラダ測定ポッドへ」みたいな画面になったかと思います。なので、事前準備は万端だと思っていたんですが。。

アプリって何だ!?

話は、うめきたのカラダ測定ポッドに戻ります。

ブースの片側が空き、前に並んでいた若い女性がブース内へ。

…が、数分後に、「えー、全然わからへん」、と言いながら出てきました。測定までに至ってないようですね。で、もう一人の女性(二人連れだったようです)と共に、出てきたブースに入っていきます。

…が、またもや数分後、二人して「どうしたらいいん?」「また、今度にしよう」と言いながらブースから遠ざかっていきました。

並んで待っている間に、ブースに貼ってあった説明を見ていて、「??」と思ったのが、

①WESTERに会員登録してIDを取得する。すでにWESTERのIDをお持ちの方は①は不要です。

ふむふむ。これは大丈夫。

②カラダ測定アプリにWESTERのIDでログインする。

③カラダ測定アプリで「体験用QRコード」を表示する。

…!?、カラダ測定アプリってなんだ??

GoogleのPlayストアで調べてみても、それらしいアプリは無く(待っていたのはQRコードが読み取れる距離の場所じゃなかったので…)、なんなんだ?と思っているところで時間切れ。二人が出てきました。

なので、不安を感じながらブースに入ると(以降、テンパってて写真も動画もありません(笑))、ブース内の画面に説明が流れます。で、先ほどの③です。

カラダ測定アプリで「体験用QRコード」を表示させて、読み取り機で読み込んで欲しい、と。

あたふたしながらスマホを触り続けること数分(後ろに並ぶ方、すみません…)。

もう一度、冷静に「一からやり直してみよう」、とばかりに「WEB会員登録はこちら」のリンクから進むと、登録済みなので新たな登録にはならず、画面の最下段に「体験QRコード」のボタンが。

え?これ?

すっかり「アプリ」という言葉に惑わされてました。WEB上のアプリだったんですね。

これでQRコードを表示させて読み込ませると、無事に測定開始。ひと安心です。

髪の状態や、肌の状態、歯の状態は備え付けのカメラでの撮影画像から診断され、血管年齢は脈拍から算出されるようです。脳の健康度は、いろいろなテストがありますがこれはやってみてのお楽しみですね。

測定結果は…

一通りの測定が終わると、最後に測定結果が表示されます。

自動的に切り替わる画面の速さに、「え?結果が流れて(消えて)いく…」と、若干焦ったんですが、安心してください。いつでもスマホで確認できます。

開始までの動揺がスコアに出たのかどうかはわからないですが、悪くはなかったですね。

スマホから、同じく「WEB会員登録はこちら」からWESTER IDでログインすると、結果を見ることが出来ます。

「この日の詳しい測定結果をみる」からは、各項目の詳細結果を見ることが出来ます。

ブース内の床が体重計になっていたようで、体重も出ています(人によって着ているものが違うでしょうから、それなりに誤差はあるようです)。それを基にBMIも出ている、ということは、直接、結果の数値には出ていないですが、身長も計測されていた、ってことですね。

美歯年齢が実際の年齢よりかなり若かったものの、体内年齢や肌年齢、カラダ測定年齢は、実年齢よりもわずかに低い程度だったので、まぁ、それなりに歳を重ねてる、ってことでしょうかね。

実年齢よりも高い項目が無かったことには、安心しました。

複数回測定すると、項目ごとに、グラフとして推移を見ることも出来るようです。

という感じで、十分に楽しめる「カラダ測定ポッド」ですが、無料で体験できるのは今年の12月26日まで。(12月27日~2026年1月4日は年末年始休み)

2026年1~3月は、この3ヶ月間に何度でも測定できるサービスが税別1,200円で提供されるようです。

2026年4月以降のサービス内容や価格体系については検討中、とのことです。

利用者の健康データは、個人が特定されない形式で活用される、とのことですから、利用者としては安く利用できる、ということなのかと思います。

月平均として400円のサブスクが安いと見るか高いと見るかは人それぞれでしょうが、試してみる価値はあるんじゃないでしょうか。

個人的には、頻繁に計測したいわけではないですが、長期的に推移を見てみたい、というのもありますので、月に1回程度と利用回数を絞ったプランなんかも検討してもらえるとありがたいかな、と思います。

というわけで、万博開催期間中には体験できなかったカラダ測定ポッドが今なら体験できる、という話と、まだまだミャクミャクに会える、という話でした。