EXPO 2025 大阪・関西万博へ

5月24日(土)、ようやく「EXPO 2025 大阪・関西万博」の会場を訪れました。

これまで、何度か万博に関連した記事を書いてきましたが、現地を訪れるのはもちろん初めてです。

当日まで

万博ID登録

そもそも、二の足を踏んでいた理由の一つが「(チケット購入までが)なんか面倒くさそう」というもの。

いや、「そう」ではなく、実際、面倒です。

予約の時点で「ワクワク感」が無ければ、もうやめた、って人がいるかもしれません。私は辛うじて楽しみが勝っていたので、メールアドレスでの仮登録から、そのアドレス宛に届いたメールのURLでの本登録(氏名やパスワード等の情報入力)を終えて、本登録で送られてくるメールのURLで初回ログイン。本人確認の方法の設定などを、一気に行いました。

普段からメインで使用しているスマホの生体認証(指紋認証)で登録をしたのですが、スマホ複数台持ちや、PCからもアクセスしたい場合は、さらに面倒です。

が、これは、私が、公式の万博ID登録マニュアル(PDF)にある「2つ以上のスマホやPCでログインする方」向けの設定を行っていなかったから、でしょうね。

マニュアルはよく読みましょう。

来場日時予約

漠然と「(いつかは)行きたい」と思っていたものの、上記の万博ID登録など、具体的に動き始めたのは開幕の直前。前売りのチケットが購入できる期限が終わる直前のことでした。

面倒に感じる手続きを終えてチケット購入の手続きを始めると、訪問予定日の5月24日は、東ゲート側の9時の枠がすでにいっぱいとなっていましたので、10時入場としました。JR派なのに大阪メトロ夢洲駅側の東ゲートとしたのは、やっぱり便利だから、ですね。自宅は、大阪メトロの中では中央線の駅が最も近いという場所に位置するため、乗り換えなしでゲート直結の夢洲駅に行ける、というのは大きなメリットです。

2か月前抽選

入場予約の次は、パビリオン・イベントの予約。

なんですが、2か月前抽選は、名前の通り「来場日時予約をした日の3か月前から2か月前の前日まで」の受付ですので、受付期間が終了しています。

というわけで、こちらです。

7日前抽選

7日前抽選は、「来場日時予約をした日の1か月前から8日前まで」受け付ける、パビリオンやイベント観覧の抽選申し込みとなります。

今回は夫婦二人での訪問となりますが、私のIDで2枚購入してますので特に問題は無かったんですが、各自でチケットを購入していたら、抽選申し込みの際に「他の方がお持ちのチケットもまとめて申し込む」というひと手間が必要となります。

その後も予約・抽選申し込みは何度となく実行しますので、家計を同じくする方のチケットは、まとめて購入しちゃった方がいいのでは?と思います。(「まとめて」が、一度登録した後は、自分の保有チケットと同じように、手間なく出来るものかどうかは、経験がないのでわかりません。再表示・再ログイン時に、別IDのチケットと、自IDのものが同じように扱えるなら、購入は別々でも問題ないと思います)

まとめて購入の場合、会場への入場や各パビリオンでのIDは私のスマホで表示させることになりますが、(訪れての)結果としては、各自のスマホで表示させて入場することに比べて、特に面倒を感じることもありませんでした。

ちなみに、結果は、7日前の夜に届きました。メールの抜粋です。

お申込みいただいた7日前抽選に当選されましたので、お知らせします。

【当選内容】
■当選したパビリオン・イベントなど
関西パビリオン

■予約日時
13:45-14:00

予約・抽選の状況は、以下のURLからご確認いただくことができます。
( https://ticket.expo2025.or.jp/myticket/ )

抽選申し込みは、5つまで希望を選ぶことが出来ますが、「関西パビリオン」は第3希望。7日前抽選で当選するのは難しいという話も聞きますし、運が良かったんでしょうかね。関西パビリオンは、受け入れ人数が多いというのもあるかもしれません(推測ですが)。

空き枠先着申し込み

これは、情熱の高い人しか無理でしょう。

3日前(24日の訪問なので、21日)のAM0時から先着での申し込み受付が始まりますが、その時点で「ログインできている」ことが大前提です。

30分前の20日23時29分にログインしようとすると、ログイン待ちの人の数が、6万人を超えていて、待ち時間の目安も1時間を超えています。

結局、ログインできたのは0時53分のこと。

この時点で残っているものなど、当然のことながら何もありません(厳密には、空き枠が1人だけのものが少数と、車いすなどの方向けの枠が空いているだけでした)。

前日の早めにログインして、0時までログイン状態を維持し続ける覚悟があればどうぞ、って感じですかね。

恐らくは、0時になったら有名どころは秒を待たずに埋まると思います。というか、そもそも「空き枠」など無いのかも。

いよいよ当日

入場まで

というわけで、24日。訪問日です。

確実なのは関西パビリオンひとつだけで心もとないですが、楽しめますように。

と思っていたのに、当日は雨の予報。前日は晴、翌日は曇り(未明まで雨)なのに、当日は終日雨模様、という予報です。雨の方が訪問者数が少ない(雨だったGW最終日は7万人台だったそう)…のかな?なんて期待をしつつの訪問です。

10時の予約なので、あまりに早く着き過ぎても待たされるだけなのが目に見えているので、9時40分くらいを目安に夢洲駅へと到着する列車に乗り込みます。

森ノ宮、谷町四丁目、堺筋本町、本町と徐々に乗客を増やしながら夢洲駅へと走る列車に期待が膨らむものの、これだけの人が訪れるのか、という恐怖も。

ところが、2駅手前の大阪港で半分近くの乗客が下車(私が乗っていた車両での話です)。まさに、「え?」です。

インバウンドの客が激減しました。万博より海遊館なの??

というわけで、ほどほどの立ち客を乗せた大阪メトロの電車は定刻に夢洲駅に到着。まぁ、8時台・9時台は概ね2~3分間隔で運転されているわけですし、6両編成にぎゅうぎゅう詰めなら、あっというまに駅もパンクですからね。これくらいで良いのかも。

それでも、駅構内から地上に出る階段はこんな感じ。

9:45 撮影

雨ですからね。

人と人の間隔も、晴・曇りの日よりも開いていると思います。その分、列が長くなる、ということですよね。

万国旗も雨に濡れてますが、万博会場に来たことを感じさせます。

結局、9時50分くらいに並び始めて、手荷物検査を経て、スマホで表示させたチケット(QRコード)を端末にかざしたのが10時40分くらいだったでしょうか。

10時の予約の場合に、何時に到着するのがベストなのかは判りませんでしたが、まぁ、こんなものかな、と思います。

というわけで、まずはここ。

ミャクミャクのお出迎えです。

マップ購入と当日登録

まずは、公式マップを購入。

一時は、マップ購入に長蛇の列、というニュースもありましたが、東ゲートそばにある案内所では、待たずに購入できました。折り畳み式の地図で、1部200円。支払いは、楽天ペイで。会場内では現金を一切使用できない、という徹底ぶりですが、クレジットカードくらいはお持ちの方も多いでしょうから、特に不便は無いんじゃないでしょうか。

ゲートでQRコードをかざした「10分後」から、当日登録が可能となります。当日登録とは、「会場に入場して10分後から受け付ける、パビリオンやイベント観覧の予約」とのことですが、10分後の10時50分になっても、一向に当日登録が可能となりません。

これって、ゲートを通ったと認識できていないということ?

理由はどうであれ、スマホから登録できないので「エンパワーリングゾーン」にある「パビリオン・イベント当日登録センター」を目指します。

胸部分に付けたアクションカメラ(HDR-AS300)での撮影動画をキャプチャ

エンパワーリングゾーンは大屋根リングの内側にあるので、大屋根リングを横切ります。

噂には聞いてましたが、実物を間近に見るとインパクトがありますね。これを見るだけでも「大阪・関西万博に来た」という実感が湧きます。

15分ほどかけて訪れた「当日登録センター」では男性係員が呼びかけてました。

「恐れ入ります。当日登録センターは一時休止させて頂いておりまーす。朝9時からご用意しました当日登録枠、基本的にはほぼ今すべて埋まっておりまーす。」

と。それでも待っている人がたくさんいるので、再開しても予約するのは難しいでしょうね。

予約なしでも楽しむ

そんなわけで、関西パビリオン以外の予定が全く見えない状態となったので、若干の焦りも感じつつ、「万博に来たのに何も見ずに帰るのは…」と、目の前にあった「国際機関館」へ。

何も知らずに入ったんですが(すみません)、次世代エネルギー開発に携わる5つの国際機関(アフリカ連合委員会・イーター国際核融合エネルギー機構・国際科学技術センター・太陽に関する国際的な同盟・東南アジア諸国連合事務局)の共同出展だそうです。

ITER トカマク

なんだこれ?と思ったんですが、ここでは核融合エネルギー関連の展示が行われているとのこと。イーター国際核融合エネルギーのブースですね。

他にも「核融合 太陽と星のエネルギー」だとかの展示もあって、科学技術的に面白い展示でした。

まずは、ひとつ、パビリオンに入ったことから気持ちも落ち着いてきたので、雨が強くなる前に、大屋根リングに上ってみること。

大屋根リングには、何ヶ所か、このようなエスカレーターが設置してあります。

上がってみると、その大屋根リングの大きさに圧倒されます。上がったのが「進歩の広場」からですので、すぐ東にはウォータープラザがあり、海の上にリングが迫り出している部分になります。

写真は人通りが途絶えたタイミングを狙って撮影したのでがらんとしてますが、雨でも結構な数の人がリング上を歩いてました。

ここから時計回りに(環状線的には外回りに)歩きます。

ほどなく西ゲートが近付いてきて、見えてきました。

「GUNDAM NEXT FUTUER PAVILION」です。

大屋根リングを半周ほど歩くと、入場した東ゲートが見えてきます。

お昼の12時に近くなっていますが、まだ、続々と入場者の数が増えているようです。

さらに歩みを進めてウォータープラザに戻り、上ってきた進歩の広場のエスカレーターに乗ったのが40分後くらいだったでしょうか。雨の中、写真を撮りながら、しかも狭い場所では前の人を待っての移動だったので時間がかかりましたが、1周2kmの大屋根リング。歩いてみると万博会場の全体像が見えてきますし、入場後、早めに一周してみて良かったな、と思います。

大屋根リングから下り、雨も若干強くなってきたので、屋内に入るべく、コモンズ-C館へ。

複数の国が出展している共同館で、日本語での50音順に、イスラエル・ウクライナ・ウルグアイ・ガボン・グアテマラ・クロアチア・サンマリノ・スロバキア・スロベニア・パナマ・モンテネグロの10か国です。

ウクライナの展示は、ぜひ見たいと思っていたところです。

パナマの文化に触れたり、イスラエルの「願い」に考えさせられたりした後、スロバキアの美しい風景を、包み込まれるような巨大スクリーンで楽しみます。

次いで、いよいよウクライナの展示。20分ほど通路で待って通されたのが、こちら。

黄色の壁や陳列棚に並べられた、青い商品の数々。これらは「NOT FOR SALE」。

入場時に手渡されるバーコードリーダーで、商品のタグ(バーコード)を読み取ると、

その商品にまつわる動画が再生されます。

もちろん、ほぼ全てが戦争に関わる動画で、ウクライナの置かれた現状を考えさせられるに十分な時間が出来ました。

普段、気にかけつつも、日本で生活しているとこのような時間を取ることは現実的には難しいですので、いい機会になったと思います。

好戦的なイスラエルと、ロシアに攻められるウクライナが同じパビリオンでの出展というのが、世界情勢の皮肉かもしれませんが、いろいろと考えさせられるパビリオンでした。

コモンズ-C館を後にして、多くの人が行き交う大屋根リングの下を歩きます。

壁があるわけでは無いので、風を伴う雨はそこそこ吹き込んできますが、真ん中を歩けば傘はいらないので、雨の日は特に行き交う人が多くなるんでしょうね。

予約したパビリオンとサプライズ

大屋根リングをアナログ時計に見立てると、コモンズ-Cのある10時くらいの位置から12時を越えて、2時くらいのところまで歩いたでしょうか。予約時間の13時45分の10分ほど前に、関西パビリオンに到着です。

写真撮影は出た後の16時過ぎ

関西パビリオンは、関西広域連合(独自でパビリオンを出展する大阪府を除く)として出展するもので、建物の中にそれぞれの府県のブースが作られています。時間を区切った予約制とはいえ、大勢の人が入館しているので、各ブースで実施されるイベントは順番待ちの状態です。全部を訪れるのは時間的にも難しいので、まずは比較的空いていた和歌山県から。新宮にある神倉神社の御燈祭りで使用される松明の展示があり、スタッフの方から説明を聞いたり、実際にその松明を持って重さを体験したり。

京都府のブースでは府内各エリアの歴史や文化などを展示物と共にコンパクトに紹介されていて、見応えがあります。と、ちょうどブースの一番奥まで進んだところで、これから「宮津おどり」の実演があるという案内があったので見物していくことに。

踊りの衣装を身に付けたベテランの女性方(という表現で年齢を想像して頂ければ…)にブース奥のスペースで宮津おどりを披露して頂きます。1つの踊りの中で2回も曲調が変わるという面白いものです。ベテラン勢の踊りの後は、観客の中から有志が飛び入りで踊りの指導を受けて一緒に踊るという、参加型のイベントに。西洋系の女性(もちろん洋服のままです)も楽しまれていたようです。

兵庫県のブースでは映像での淡路エリアの紹介があったり、徳島県のブースでは、こちらも阿波踊りの体験が出来たりとそれぞれに趣向を凝らしているんですが、滋賀県・福井県・鳥取県は1回あたりの観覧(参加)者数に限りがあるので待ちが発生しています。

が、館内のスペースの関係から「列を作って待たないで」との呼びかけが。これは、難易度が高いです。館内を移動しつつもちょうど観覧(参加)者交代のタイミングにそのブースの前にいる必要があるので、椅子取りゲームみたいな状態なんですが、何回目かのトライでようやく鳥取県のブースに入ることが出来ました。

この「鳥取無限砂丘」は、訪れたかったところなんです。実際の鳥取砂丘の砂が運び込まれたブース内で、宝探しのイベントや幻想的な映像に包み込まれる雰囲気など、短い時間でしたが楽しめました。

全ての壁面が鏡なのでどこまでも続く「無限砂丘」

関西パビリオンを出て、次にどうしようかと左を振り向くと「灘五郷 酒まつり」の文字が。

兵庫県のいわゆる灘五郷の銘酒を揃えた有料試飲イベントです。ここしばらく日程の都合で菊正宗の蔵開きにも参加できていないので二人で顔を見合わせて即決。スマホで楽天ペイの画面を開いてました。

試飲に使用する升(持ち帰り用)と、2種類の試飲、それにおつまみ1袋のセットで1,000円。いろいろ万博内の飲食物の値段を見てきたので、かなりの格安感があります。

まだ15時半なんですが、人気があってお酒が尽きかけているのか、我々から5人ほどが後ろに並んだ時点で「本日は終了」との声。滋賀県とか福井県のブースを待ってたら辿り着けなかったので運が良かった、ということでしょうね。

このイベントは昨日23日と今日24日の限定だったそうで、いろいろツイてました。

会場内は立ち飲み用の小さな丸テーブルがいくつも並んでいて、雰囲気的には蔵開きを思い起こさせます。

2名分なので、4種の銘柄のお酒を頂いたんですが、それぞれに味わいが違って楽しめました。

朝から水分は摂っているものの食事はしていないので、ナッツと小魚のおつまみを食べているとはいえ、空腹に日本酒が来ます。

終盤には希望者参加のクイズ大会があって賞品として特製のエコバックを頂いたり、行政の広報誌の撮影依頼を受けたり、なによりもまだ陽が高いうちにほろ酔いのいい気分になってテンションが上がってます。

そのノリのまま大屋根リングの下を歩き、比較的入りやすそうだった「ロボット&モビリティステーション」へ。入場はスムーズでしたがVRを着用してのシミュレータ等は長い待ちが必要そうなので、技術的な展示を見るにとどめました。視覚障害者向けの、目的地を設定すると誘導してくれる「AIスーツケース」など興味深いものでした。

食事とお土産

この後は、夕食へ。

万博なので世界各国の料理を楽しむ、というのもひとつですが、どの海外パビリオンのレストランも混んでますので、折衷案。「大阪のれんめぐり ~食と祭 EXPO~」という大阪の美味しいもののエリアで、大阪市内で店舗を構える有名な本格タイ料理の店「クンテープ 道頓堀本店」で「パッタイ」と「ガパオライス」を頂きます。

楽天ペイのチャージが不足するので、その場でチャージ。チャージは出来たのに、電波の問題かサーバ側の問題か、決済用のQRコードが表示されず(お店の方は、「ここ、ちょっと電波が悪いんで…」とおっしゃってましたが)、諦めてクレジットカードで支払い。現金はダメでも何とでもなります。

たまたま店舗ブース前のカウンター席に空きが出来たので、着席して頂くことができました。そういえば、朝、夢洲駅に到着した大阪メトロのシートを立ち上がってからは、椅子に座るのは初めてです(関西パビリオンの京都府ブースで、宮津踊りの見物は最前列だったのでしゃがんでましたが)。

料理の方ですが、価格は万博ならではでしょうが、見た目以上にボリュームがあったので満足です。

パッタイ(1,580円) と ガパオライス(1,880円)

その後は、土産物を買うためにオフィシャルストアへ。東ゲートのやや南側にある「2025大阪・関西万博 会場内オフィシャルストア 東ゲート店 MARUZEN JUNKUDO」です。

ここでも入場に列が出来ていて店内もごった返してますが、商品棚には、限定品はともかく十分な品揃えがあって安心です。夕方を過ぎると何もなくなってるんじゃないか、という不安もありましたからね。

レジの方も案外とスムーズで、20年前に訪れた愛・地球博でのレジ待ちの長蛇の列と比べると雲泥の差。キャッシュレスで精算時間も短縮してるということなんでしょうかね。

当日登録の実際

19時を過ぎて、念のために当日登録の確認。

本来、入場時にゲートを通過してから10分後には当日登録が可能となるんですが、待てども出来ず、昼過ぎくらいにようやく当日登録のページへとつながりました。が、結果としては、「無理」です。

昼からは定期的にチェックをしていたのですが、パビリオン・イベントの一覧は、いつ見てもほぼ"×"。

たまに"△"があっても、確認の画面に進むと、既に埋まっている状態。

わずか数人の枠を、数万人が狙うわけですからね。会場内の設置端末からとモバイル端末からの制御優先順位はわかりませんが、結局、ひとつも登録できませんでした。

空いている枠が全くゼロというわけではないものの、空き枠が一人だけだったり、車いすの方向けだったりで、利用できるものが無かった、ということですね。

もっとアクセス時間帯を研究すべきなのか、通信性能と即応性の良いスマホに買い替えるべきなのか。

というわけで、最後に予約なしで入れるパビリオンを覗いてみようと、アメリカへ。

人が減り始める夜、しかも雨なので、実は少しばかり期待してたんですが、待ちの列の最後尾でかけられた声が、「アメリカ、2時間待ちでーす」。

って、入れるの、21時過ぎやん。。

この一声で、本日の万博訪問はおしまいにしました。

10月の万博閉会までに再訪の予定もありますし、今日はこれくらいで、という感じですね。

東ゲートを出て、駅に向かいます。19時台でも夢洲駅は適度な混雑という程度で、入場規制がかかるほどではありません。

なんせ、16~21時台は各時間帯共に24本の本町方面行の電車が発車してますから、2分に1本が出ているような状態です。1面2線のホームには、どちらかに電車がドアを開けて停車しているということでしょうね。始発駅ですので、ちょっと待てば確実に座れますし、我々も、先発ではなく次発の電車で座って帰宅しました。

振り返り

予約できていたのが関西パビリオン一つだけでしたが、十分に楽しめました。

事前予約制のおかげで愛・地球博のときに見られた日本企業のパビリオンが480分待ち、等という異常な光景はありませんでしたが、反面、予約が無ければ行っても意味がないのでは?という不安を感じていらっしゃる方も多いかと思います。

でも、大屋根リングを歩いて、数分~数十分程度待てば入れるパビリオンをいくつか訪れた後、値段は高めですが美味しいものを食べて、この人混みを目の当たりにすれば、2025年に大阪・関西万博を訪れた、という思い出は残ると思います。

それでも不安なら、公式ショップで、ミャクミャクのぬいぐるみを買って帰る、と。記憶にも形にも残って完璧じゃないですかね。

というわけで万博の初回訪問記でした。次回はまだ先ですが、面白いことがあれば記事にしたいと思います。