「JR西日本どこでもきっぷ」で旅に出たい…

2021年4月27日

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、旅行客はもとより、テレワーク推奨などで鉄道利用者そのものが大幅に減少しています。

今年は(今年も)、ゴールデンウイーク期間中の旅行自粛が呼びかけられています。私が住む大阪は、まん延防止等重点措置が適用されていますし、東京も対象となります。ですので、実質的に全国的に「旅行はNG」という雰囲気です。

JR西日本どこでもきっぷとは

そんな中、一人でも多くのお客さんに鉄道を利用してもらおうと、JR西日本が販売を開始するのが「JR西日本どこでもきっぷ」です。

追記

現在、本ページに記載のきっぷは、発売を見合わせています。ご注意ください。

JR西日本の全線+智頭急行線の全線が自由席なら新幹線を含む特急も乗り放題。普通車指定席も6回まで利用できる3日間乗り放題のきっぷです。

3日間でおとな1名 22,000円ですので、格安です。

しかも、「ゴールデンウイーク期間中も制限なし」で、「おとな1名から利用」できます。

ここまで使いやすいきっぷは、さすがに無かったと思います。乗り放題などの自由度の高い切符は春・夏・冬休みとゴールデンウイークは使用できなかったり、おとな2名から販売だったりですからね。

ビジネス的に考えてもその制限は妥当なので、ここまでの決断が必要なほど、鉄道利用客が激減している、ということです。

実際に、サイバーステーションで4月10日時点の指定席予約状況を見てみると、こんな状況です。

新大阪から博多まで、山陽新幹線の下り、新大阪駅発時刻で始発から7時台までという、例年なら1ヶ月前の指定券発売初日に、ずらりと×が並ぶ時間帯にも関わらず、指定席で△になっている列車すらありません。

そういう状況なんです。

どれくらいお得か

もう、計算するまでもないですよね。久々に手で計算しましたので、間違ってましたらすみません。

新大阪(大阪市内)~博多(福岡市内)

通常、のぞみで運賃 9,790円 + 指定席特急券(繁忙期) 6,010円 = 計 15,800円

往復だと、往復乗車券 17,620円 + 指定席特急券(繁忙期) 12,020円 = 計 29,640円

日帰りで、博多にラーメンを食べに行くだけで、元が取れます。

新大阪(大阪市内)~広島(広島市内)

通常、のぞみで運賃 5,720円 + 指定席特急券(繁忙期) 5,110円 = 計 10,830円

往復だと、この2倍で 計 21,660円。

少し足を延ばして大阪市内~宮島口が片道、運賃 6,050円、宮島航路が 180円ですので、のぞみでの往復が 計 22,680円。

エクスプレス予約で、もう少し安くはなりますが、だいたい、こんな感じです。

大阪(大阪市内)~金沢~上越妙高

乗り放題エリアの東の端、上越妙高ではどうでしょうか?

サンダーバードで金沢へ、そこから北陸新幹線はくたかに乗り継いで、

運賃 7,150円
サンダーバード指定席特急券(繁忙期):乗継割引適用 1,570円
はくたか指定席特急券(繁忙期):3,370円

計 12,090円 ですので、往復で 24,180円ですね。

こんなこともできます

1日目
大阪 6:30(サンダーバード1号)9:13 金沢 9:22(はくたか558号)10:26 上越妙高 10:33(しらゆき3号)10:38 高田[高田城観光]12:19(しらゆき4号)12:25 上越妙高 12:34(はくたか559号)13:38 金沢(昼食休憩)14:20(サンダーバード28号)16:37 京都 16:56(スーパーはくと11号)19:59 鳥取

2日目
鳥取[砂丘観光] 9:29(スーパーおき3号)11:23 出雲市 11:50(一畑電車特急)12:06 出雲大社前[出雲大社観光] 14:35(一畑電車特急)14:51 出雲市 15:04(スーパーおき5号)18:35 新山口 18:55(のぞみ41号)19:30 博多 19:50(859A)19:58 博多南 20:26(876A)20:34 博多

3日目
博多 6:39(のぞみ4号)9:07 新大阪 9:32(くろしお5号) 13:53 新宮[速玉大社参拝] 15:51(普通2336M)16:50 紀伊姫 [橋杭岩観光] 串本 18:38(くろしお36号)22:06 新大阪

オレンジ色部分は、えちごトキめき鉄道ですので別料金です。(乗車券 250円+特急券 280円の往復 計1,060円)
ただの乗りつぶしならともかく、上越妙高に行く理由として、高田駅から徒歩20分ほどの高田城観光をセットにしました。

鳥取砂丘の路線バスは考慮してませんので、タクシーになるかも。

水色の出雲市から大社までは一畑電車の直通特急があって、川跡駅での乗り換えなしで結んでいます。往復1,000円が別料金です(運賃のみ・特急料金は不要)。

3日目はやや強引ですが、新宮では駅から徒歩15分ほどの熊野速玉大社に参拝。めはり寿しの美味しいお店で昼食です。紀伊姫から串本の観光スポット橋杭岩までは、徒歩15分ほど。そこから串本駅までは徒歩20分ほどですから、許容範囲でしょう。

新幹線に4本(北陸2本、山陽2本)、特急に9本(うち博多南線が2本)乗車して、22,000円です。

指定席は、サンダーバード1号(大阪-金沢間)・サンダーバード28号(金沢-京都間)・スーパーおき3号(鳥取-出雲市間)・スーパーおき5号(出雲市-新山口間)・くろしお5号(新大阪-新宮間)・くろしお36号(串本-新大阪間)くらいを押さえておくのがお薦めでしょうか。

これで、通常価格が○○円になります、と言いたかったんですが、まぁ、推して知るべしというところで、計算は省きます。(上越妙高から北陸新幹線~山陽線のJR線と、上郡-智頭の智頭急行線を挟んで、智頭から鳥取・新山口経由で福岡市内までのJR線とで通過連絡運輸が適用されるのかどうか、判らなかったから、というのもあります)

とはいえ、机上のお遊びですね。この計画は。

エリアを絞った「関西版」も

北は敦賀、東は米原・柘植、南は新宮、西は鳥取・津山・岡山(総社・倉敷)、のエリアに限定した「JR西日本関西どこでもきっぷ」も同時に発売されます。

これは、2日間でおとな1名10,000円。エリア以外の条件は全域版と同じで、特急の自由席には乗り放題、指定席も6回まで利用できます。気軽に近場の旅行にはいいかもしれないですね。

とはいえ、こちらも旅行自粛を要請されていることもあり、使う方は、本当に感染対策には気を配ってご使用ください、としか言えないですね。

いずれも利用できる期間は6月30日まで。それまでに、「普通に」旅行が出来る状態になっていることを願っています。