ED76と寝台特急「なは」

2025年5月にTOMIXから発売された 98858「JR 24系25形特急寝台客車(なは)基本セット」と98859「JR 24系25形特急寝台客車(なは)増結セット」。
22年前の2004(平成16)年10月に寝台特急「なは」に乗車した時の思い出と共に、鉄道模型を走らせたことを書いたのが、こちらになります。
この(2)の話の最後に、
でも、完結編では無いです。
ED76で九州内を走らせたいですからね。
と書いていました。しかも、次の行には、
また、近いうちに。
と。
あれから9ヶ月。ようやくの続編です。
なんか、つい最近も、同じようなことを書いた気がするんですが。。
いろいろと、やりたいことが山積みでしたからね…。
ED76と寝台特急「なは」
その、9ヶ月前に書いたときは、「なは」の基本編成+付属編成の計10両を、EF65-1000で牽引しました。KATOの 3061-8「EF65 1000 後期形(JR仕様)」です。
大阪に住む者からすると、寝台特急「なは」といえば、大阪を出る時も大阪に戻ってくるときもEF65の牽引ですから、EF65での牽引で十分ではあるんですが、九州内で、赤い電機に牽かれた姿も魅力的です。

22年前の旅行では、最後尾に近い車両に乗車していたので、結局ED76は見られず、でしたが、門司から熊本までの間、2時間半ほどED76に牽引されていたのは間違いありません。
「なは」では見られませんでしたが、その翌年に乗車した「あかつき」や、その後に乗車した「はやぶさ」では写真にも納めています。

「なは」は8号車に乗車していたんですが、熊本到着後すぐに最後尾車両(9号車)のオハネフ25に引き上げ用のDE10が連結されたので、先頭側へ行こう、という気があまりなかったんでしょうね。
乗り継ぎとなる特急「リレーつばめ31号」の発車まで、さほど時間が無かったですし、何より「(ブルートレイン自体が)すぐに無くなるものではない」と思っていたからかもしれないです。
22年前は、そんな感じでした。
そのED76。1965(昭和40)年から製造が開始された交流形電気機関車で、1976(昭和51)年までの間に94両の基本番台車(いわゆる0番台車)が製造されています。
いずれも、九州内で使用のための車両となります。
1970年に54号機までが製造され、それ以降は1000番台として、20系客車などの最高速度100km/h牽引への対応としてブレーキ設備等の強化が行われていますが、外見上の特徴としては、運転台下の通風口が、それまでの左右2ヶ所から1ヶ所になった、というのが大きいでしょうか。
すぐ上の写真を見て、あれ?と思われた方も多いかと思いますが、1000番台として1979年までに23両が製造された後、基本番台の製造が4年ぶりに再開されるんですが、1000番台に近い変更が行われているんですね。
その一つに運転席下の通風口の変更がありますので、これが「基本(0)番台・後期型」と言われる形なんでしょう。
55号機以降が後期型にあたります。
81号機からは、さらに仕様が変更となりますが、機器の難燃化や変圧器の非PCB化等ですので、外見上は同じと思われます。
ED76には、基本番台、1000番台の他に、500番台というものがあります。
これは、北海道向けの仕様なんですが、九州の60Hzに対して50Hzと電源周波数が違いますし、九州向けには必要が無い耐寒・耐雪対策も施されていますので、搭載している装備も違います。
何より、見た目にも貫通扉があることから、まるで別物です。ED75に似たスタイルですね。といっても、貫通扉横にあるタイフォンがまた雰囲気を変えています。
急行「大雪」や「利尻」の札幌-旭川間を牽引していたのがED76-500番台です(ED76-500が牽引していた、という話に触れただけで、購入はしていません)。
番台区分としては他に550番台というものが存在しますが、青函トンネルを走行する旅客列車の増発のためED79形の増備として、ED76-500番台を改造して誕生した区分だそうです。なので、装備はED79に準じたものとなっているんですが、結局、ED76-514号機がED76-551号機に改造されただけで、550番台はこの1両だけだったそうです。
と、並べて書いたものの、やっぱり、九州のED76と北海道のED76は別物ですね。全長も重量も違いますし、主電動機も違います。同じなのは、B-2-Bの車軸配置だけ?というくらい、違いを挙げればいろいろと出てきます。
というわけで、九州を駆けたED76 基本番台後期型。これを模型でも走らせたいと思います。
TOMIX 7190「JR ED76-0形電気機関車(後期型・JR九州仕様)」

「なは」の編成と同時に購入していましたので、9ヶ月目にしての開封です。
実は、ED76-0番台後期型は、これが3両目の購入になります。2021年秋に鉄道模型の趣味を再開して、九州ブルトレの編成を購入した後も、手に入らなかったのがこのED76-0番台後期型です。欲しい欲しいと思っていてもなかなか手に入らなかったので旧型番のユーズドを購入したのが、こちら。
TOMIXの 2173「JR ED76形 電気機関車 (後期型・JR九州仕様)」ですね。
JR九州仕様、というだけあって、側面に大きくオレンジ色のJRロゴがあるので、国鉄時代の急行「かいもん」「日南」を牽引するために購入したのが、これ。
KATOの 3013-4「ED76 0 後期形」です。
こちらは、国鉄時代の車両ですから、側面のJRロゴはありません。
今回購入した7190は、M-13モーター採用ということで、安定した走行を楽しめそうです。といっても、2173が悪かったという印象も無いんですけどね。
付属品

付属品は上記の通りです。
写真左上から、メーカーズプレート、ヘッドマーク(お椀型の「あかつき」・「彗星」・「なは」と山型の「富士」)、列車無線アンテナ取付用治具、下に行ってナンバープレート(側面用)、ナンバープレート(前面用)、列車無線アンテナ・ホイッスル・信号炎管のランナー、前面手すり、自連形TNカプラー、自連形ダミーカプラーとダミーカプラー台座が各2つ。
2173はナンバープレート、メーカーズプレートの予備がありませんでしたが、こちらにはそれぞれ一つずつ予備があります。逆に、ホイッスルと信号炎管の予備が激減してます(というか、2173には2個ずつしか使用しないのに8個ずつあったのが、多過ぎな感はありましたが)。

ナンバープレートは、側面用が平らなのに対して、前面用は前に飛び出る山型となっています。

飛び出るといえば、ヘッドマークもJR九州スタイルのお椀形ですね。
そういえば、2173のときは、両側にランナーが付いていましたが、7190では裏側。切り落とし時のバリが目立たなくなるのでありがたいですね。直線の「富士」はともかく、円形だと切り落とし感が残ってしまいます。

ナンバーを選ぶ
7190 で選択できるナンバーは、次の通り。
・ED76 66 三菱
・ED76 69 日立
・ED76 90 東芝
・ED76 91 東芝
いつもの通り、思い入れのあるナンバーを…と考えたんですが、困ったことに、66と69しか、直接見たり、牽引列車に乗ったりしてないんですよね。
TOMIX 2173には ED76 69 を、KATO 3013-4は ED76 66 を付けています。
旧型番の2173を引退させるなら ED76 69を襲名(?)してもいいんですが、JRロゴありの同時代の列車を同時に走らせるなら、むしろ、同時には走らせられない国鉄時代のKATO 3013-4 と同番の方がいいんじゃないか、と、今回は 66 に決定です。
なので、メーカーズプレートは「三菱」を取り付けました。
奇跡のホイッスルと信号炎管
ここ最近、TOMIXの機関車での信号炎管取付成功率が上がってきているんですが(紛失阻止率というんでしょうか…)、久々に苦戦しました。
というのも、ランナーについている「信号炎管用取り付け治具」が全然使えなかったんです。
個体差なのか何なのかはわかりませんが、取り付け治具に信号炎管の頭部を載せても全く安定せず、ほんの少し傾けるだけで、ポロッと落ちる始末。ED76を逆向けに持って、信号炎管を近付けても、ボディに触れるだけで落ちる、ということを何度か繰り返して、これはダメだと、頭部が丸い信号炎管では使いにくいはずのツールピッカーを持ち出しました。
ツールピッカーで、信号炎管を吊り下げるような感じでボディの取付穴に運んでいき、ほんの少し穴に入ったところで、後は治具を使って押し込む、と。これで、すんなり取り付けが完了。
と行きたかったんですが、何度か落としている中で、一つ紛失してしまったんですね。予備が1つの状態なので2個目を使って取り付け。もう片側を最後の1個で…と思った瞬間に、自分のズボンに信号炎管が落ちているのが目に入りました。なので、予備を使うことなく両側とも取付完了。
ホイッスルの方は信号炎管よりも大きいので紛失は無かろう、と思ったら油断大敵。手元が滑って失くしました。。
ところが、これも予備を使って取り付けようかと思ったときに、床に落ちているのを見つけたんです。なので、奇跡的に予備を使用せずに済んだ、と。大袈裟な見出しですみません。
ちなみに、ホイッスルはランナーに付いている「ホイッスル用取り付け治具」が使いやすいので、こちらはお薦めです。なら落とすな、という話ではありますが…。
前面手すりは特に問題なく取り付けできるかと思います。個人的には、先が弓なり(つる首)になっているピンセットを使って取り付けるのがボディと持ち手の角度的にも楽だと感じています。

密自連形TNカプラーに交換
続いて、カプラーを標準のアーノルドカプラーから付属のTNカプラーに取り替えます。
これについては、全く同じですので、こちらをご覧ください。
唯一の違いは、動力ユニット部からスカート部を取り外すのが、やたらと軽かったことです。スカート部の腕を軽く外側に開くと、簡単に外すことが出来ました。
カプラー交換の話ではありませんが、ボディを外したついでに。
動力ユニット部の上部両側に、ヘッドライトのON/OFFスイッチがあります。

重連運用を基本とするなら、重連の連結側をOFFにしておくと、前後どちらに走っても、次位のヘッドライトは消灯となります。
ヘッドマークはもちろん「なは」
ラムネでも薬でもありません。

ヘッドマークの裏側です。
ランナーが裏側に付いている、とはいえ、削りすぎると円が欠けそうですし、難しいところですね。
ED76の前面には、ヘッドマーク取り付け用の突起が出ているので、それに合わせるようにヘッドマーク裏の溝を当てます。突起は上下にあるので位置と取り付け角度は安定すると思います。
2173には取り付け用の両面テープが同梱されていましたが、7190は
向きに注意しながら市販の両面テープを介して取り付けてください。
とのこと。
ヘッドマークは軽いので、紙用の薄い両面テープで十分だと思います。厚みのあるテープだと、せっかくの溝が活かせないですからね。
というわけで、牽引機関車 ED76 の準備が完了です。

熊本行 寝台特急「なは」
あえて2004(平成16)年3月に、九州新幹線の開通に伴って熊本止まりとなった後の表現を使いますが、自身が乗車したのが2004年10月ですからね。熊本行の方が思い入れが強くあります。
M-13モーターで、走りは非常にスムーズですね。一部、突っかかり感のあるところ(カーブ終盤から直線に差しかかる箇所)がありますが、レール側の問題です。
見た目的には、個室寝台の独特の窓割もインパクトがありますが、光を反射する銀帯の中に、1両だけ白帯のレガートシートが入るのも目立ちますね。
ここに室内灯を取り付ければ、さらに個性的になるでしょうし、いずれやってみたいと思います(近いうちに、とは言いません…)。
最後に、写真をいくつか。

今回のテーマ、ED76をメインに。
続いては、角度を変えて。

後方から、ED76に焦点を当てて撮ってみました。

最後は、9号車のオハネフ25をメインに。

そういえば、長大編成好きとして、これまで付属編成の2両を連結した電源車込み10両編成で走らせてましたので、B個室デュエットのオハネフ25-2100を最後尾としては、走らせてなかったんですね。
車掌室側の妻面の違いも作り込まれてますので、その姿でも見てみたいと思います。
結局、宿題が残ってしまいましたね。
また、いずれ、レガートシートへの室内灯装備とともに、走らせてみたいと思います。





















