迷惑な迷惑メール
当たり前なタイトルですが、最近、毎日のように迷惑メールが届きます。
もっとも、迷惑メールフォルダに自動振り分けしてますから、さほど実害は無いんですが、うんざり感はありますね。
初めてのケース
9月に入って、初めて「TS CUBIC CARD」を名乗るアドレスからの詐欺メールが届きました。自動振り分けにもかかりませんでしたので、目を通しました。
タイトルが「TS3 TS CUBICCARDカード【重要:必ずお読みください】」というものです。
よく見ると、「CARD」と「カード」が被ってるじゃん、って判るんですが、メールのフォーマットはホンモノとよく似ています。
サイトのトップページでも「弊社発行カード(TS CUBIC CARD、ENEOS カード等)を名乗る不審なメールにご注意ください 」として注意喚起をされていますし、このPDFの更新日付が2021年3月なので半年以上前から横行していたようですね。
何がトリガとなって、私のところにも届くようになったのか、判りません。
本文は、下記のようなものです。
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★。.::TS CUBIC CARD会員個人情報変更。★。.::
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TS CUBIC CARD会員樣
このたびは、TS CUBIC CARDEメールサービスをご利用いただきありがとうございます。
当社はセキュリティシステムの大幅なアップグレードを実施しているため、個人情報の
再認証が完了するまで、TS CUBIC CARDメンバーのサービスはすべて停止されます。本日から、TS CUBIC CARDメンバーのユーザーが通常使用したい場合は、24時間以内に
以下の個人情報改善認証を行う必要があります承認後にのみ使用できますログイン認証:https://my-ts3card-com.tfkj9.cn?Login
このサービスは、TS CUBIC CARDメノバー専用の通知サービスです。このメールの内容
にご注意いただき、不必要な紛失を避けてください。
(以降、フッター部 省略)
さて、この本文の中に、いくつ間違いがあるでしょうか。
- 見出し部で体言止めのときは句点を置くのに違和感があります。
ホンモノは「~いたしました。★。.:*:」ですので、単純なコピーなんでしょう。 - 「会員樣」。現在の日本語では、この「樣」は使いません。
- 「CARDE」って何だ。
- 「必要があります承認後にのみ」句点が抜けてます。
- 「使用できます」こちらも句点が抜けてます。
- 「CARDメノバー」メノバーって…。
「当社は~」から始まる文章は違和感がありますね。
「当社は」が主語なので、「サービスをすべて停止いたします」が正しいと思います。
そもそも「セキュリティシステムの大幅なアップグレードを実施しているため」が違和感しかないです。
何より、一番の間違いは、
https://my-ts3card-com.tfkj9.cn?Login
ですね。
tgkj9.cn これ、チャイナですよね。
Domain Name: tfkj9.cn
ROID: 20201118s10001s32958346-cn
Domain Status: ok
Registrant: 杨若雨
Registrant Contact Email: ganaolian0439@163.com
Sponsoring Registrar: 北京新网数码信息技术有限公司
Name Server: shaz.ns.cloudflare.com
Name Server: pete.ns.cloudflare.com
Registration Time: 2020-11-18 11:31:27
Expiration Time: 2021-11-18 11:31:27
DNSSEC: unsigned
なにゆえ、トヨタファイナンスの情報更新のために、 北京新网数码信息技术有限公司 が管理するサイトにアクセスしないといけないのか、と。
すぐに詐欺メールと気付く内容ではありますが、お気を付けください。
感嘆符が好き!
連日、「Amazonプライム」系の詐欺メールが届きます。
Amazonはさほど利用しておらず、Amazonプライムには登録していません。毎月使用するならともかく、稀に購入する程度ですので、 Amazonプライムのための毎月の費用負担はバカになりません。Amazonで何か購入しようとすると、隙あらば「Amazonプライム」に登録させようとするので、応戦に必死です。以前、誤って無料体験に登録してしまっていたようで、2ヶ月ほど500円が引き落とされていたのに気づいてショックを受けたことを思い出します。ですので、
「Amazonプライムの自動更新設定を解除いたしました!番号:XXXXXXXXXXX」
のようなタイトルのメールを見ると、むしろありがたく感じるのですが(笑)、連日届くメールを見ていて感じるのが、タイトルの末尾に付けられた感嘆符「!」の存在です。
宣伝目的のメールなら感嘆符を多用したものもよく見かけますが、通知・通告の公式なメールで感嘆符を使うという神経を疑います。
このメールを発行した人たちが住む国と、日本の文化との違いなのかな、とも思ったりするんですが、英語圏でもビジネスメールでのエクスクラメーションマークの多用は御法度のようですね。日本と同じく、軽々しく見られるそうです。
日本では他社から届くビジネスメールに「おはようございます!」「こんにちは!」と書かれていると、「なんだ、こいつ」と思ってしまいますが、お隣の国では、ビジネスメールでもごく普通に「你好!」「上午好!」「下午好!」(いずれも、時間帯の違いによる「こんにちは」の意)と感嘆符を付けるそうで。
なるほどね。。