QNAPのOS QTS 5.0.0.1858 Build 20211119 リリース
2021年11月22日に、QNAPのOS QTS5.0.0.1858 Build 20211119 がリリースされました。
変更内容は?
11月21日に、QNAPのOS QTS5.0.0.1853がリリースされたという記事を書きました。
また、同じことをやってしまいました。
記載した翌日にリリースされていたんですね。。
いまだに5.0.0を導入しているNASが手元にないので、リリース案内が QTS5.0.0.1853から QTS5.0.0.1858 に変わっていることに気付けていませんでした。
で、この 1858。1853からわずかに5日後のリリースなので、やっぱり大きな問題のバグフィックスなのか、と確認してみました。
「Fixed Issues」には、4つの項目が記載されています。
– The configuration interface of SSD cache could not function normally after users updated QTS to 5.0.0.1850.
QTSを5.0.0.1850に更新した後、SSDキャッシュの構成インターフェイスが正常に機能しなかった、と。1853でのデグレードではなく、1850での、ですね。数日単位で新たなバージョンをリリースしていますので、そういうこともありますよね。(容認しちゃダメなんでしょうが…)
– Users could not access folders via File Station URLs if folder paths contained Chinese characters.
フォルダパスに漢字が含まれている場合、ファイルステーションのURLを介してフォルダにアクセスできなかったそうです。
というか、URLでファイルステーションのフォルダを直接開けるんですね。
– Storage & Snapshots would still display successful test results for Snapshot Replica jobs even if 2-step verification was enabled on the destination NAS. (Note: Snapshot Replica does not support 2-step verification).
「ストレージ&スナップショット」の不具合、でしょうか。2段階認証に絡む問題ですね。カッコ内に「スナップショットレプリカは2段階認証をサポートしていません」と書いてあるのは、「不具合じゃないよ、仕様だよ」ということですかね? それなら、これは不具合と言えないような気もしますが…。不具合の原因を書いた補足記事なら、不具合ですけどね。
– QTS could not correctly display NFS directories in the terminal.
ターミナルにNFSディレクトリを正しく表示できなかった、と。SSHでの接続で表示できないことがあったのでしょうが、QNAPのNASを使用しているシステム管理者の方って、ターミナルを使う機会は多いんでしょうか。ブラウザでは制御できなくなったとき、とかなんでしょうかね。まだ、お世話になったことはありません。
ブラウザの管理画面ではできない「特別なこと」が出来るなら、試してみたい気もしますが、その「特別なこと」が何かわからないので、手を付けてません。。
というわけで、前回のリリースから5日後のリリースですが、そこまで致命的なものでは無いような気もしますが、こうして短期間でリリースを繰り返し、ブラッシュアップしてもらえるなら、ありがたいですね。
でも、デグレにはくれぐれもお気を付けください…。
ようやく更新!
さすがに、5.0.0の記事を書いているのに「触ったことがない」というのを繰り返したくはないので、ようやく、3台のうちの1台を5.0.0 にアップグレードしてみました。
更新は、通常のアップデートと同じような時間で完了します。
で、再起動。
ログイン画面が違いますね。
背景だけですが。
ログインして、いよいよメイン画面。
こちらは、すっかり変わりましたね。
それぞれのアプリケーションは、同じような感じでしょうか。
最低限、PCからファイルが参照できることは確認できました。
他、バックアップなどが正常に動くかどうか、追って確認していきたいと思います。