BUFFALOルーターのログを見る

BUFFALOのルーター、WSR-3200AX4B-BK に買い換えて間もなく1年。

「無線引っ越し機能」で、以前に使用していたルーター(WSR-2533DHP)から設定を引き継いで使用していますが、特に問題なく(消極的ではなく、好意的に)使用していました。

なんか不調が…

…が。

いつからだったでしょうかね。普段使用しているノートPC(Wi-Fi接続)で、稀に、ブラウザの更新が出来なくなり、インターネットへの接続が出来なくなる事象が発生するようになりました。

あれれ? と思ってルーターの管理画面にアクセスしようと、 ブラウザからルーターに設定している IPアドレスでつなぎに行くと、画面が開かないんですよね。

こうなると The END。

管理画面からの「設定管理/再起動」画面に行きつくことができないですから、「再起動」ボタンもクリックできない、ということです。

すなわち、電源ケーブルを抜くしかない、と。

ただ、救いは、物理的にOFF/ONした後は、復活するということ。

電源OFFをすると…

ルーターとして復活するので、致命的では無いんですが、なぜこうなるのかは気になるところ。

何らか原因があるなら、それを取り除くことで再発は防止できるわけですからね。

ところがです。

前々から管理画面上に「ステータス」>「ログ」という項目があることは知っていて、平時にログを見たこともあるんですが、このログって、ルーター起動時からのものしか見れないんですね。

起動直後なのでシステム時間も初期化されている

DRAM上に保存してるってことでしょうか。

ということは、電源OFF/ONでしか復旧しない問題の「発生時のログ」は、見ることができない、ということです。

問題発生時のログを見る

なんか方法はないのか、と思って管理画面の方の「ログ」を見ると、「syslog設定」というものがあります。

「ログ情報転送機能」にチェックを入れて、「syslogサーバー」に、サーバーのIPアドレスを設定します。

ん? 誰のこと?

と思ってはいけません。QNAPのNASがいれば、十分に機能を担ってくれます。

QNAP NASでリアルタイムにログを保存する

自宅で稼働中のNAS(TS-230)のコントロールパネルから、「アプリケーション」>「Syslogサーバー」と進みます。

QTS 5.1.1.2491

Syslogサーバーが有効になっていないので、チェックを入れて有効にします。

TCPポート、UDOポートは 変更せず 514 のままで。

ルーターの方には、このNASのIPアドレスを設定しておきます。

これだけです。

ログは、NAS側の「サーバー設定」の下部にある

この項目に従い、リアルタイムでNAS上の指定フォルダ/ファイル名で保存されます。

保存されたファイルを見てもいいですし、見るだけなら「Syslogビューア」タブでも十分です。

こんな感じですね。

ログを確認する

上に挙げたのは、記事を書いているときの最新のログ。

現在、Syslogを受け入れているのはルーターからだけですので、「ホスト名」には、すべてルーターのIPアドレスが入っています。

平常時にも関わらず、ほぼ全てのログが「重要度:Error」で通知されているのは気になるところですが、全部がそうというわけではなく、

起動時の「BOOT:WSR-3200AX4B」は「Info」ですし、時刻設定系の「NTP:start ntpclient」は「Notice」レベルです。

DHCPに関するメッセージがことごとくErrorになってますね。設定の確認(見直し)が必要かもしれません。

それはともかく(置いといていい話かどうかは微妙ですが…)、ルーターがおかしくなる件です。

ネットワークへの接続がおかしくなる頃、このような「NAT」の「Operation not Permitted」というログが吐き出されることが判りました。

通常、約30分ごとに上位ネットワーク(接続プロバイダ)に、グローバルIPの更新に行っているようですが、7:18:43の次の30分のタイミング(7:48:43頃)に、NATでエラーが生じています。

NATなので、グローバルIPアドレスの変換に問題が生じている、ということでしょうね。

7:51:53 や、8:04:04 のは、恐らくWi-Fiに接続しているスマホから、接続しようとしたときのログだと思います。

8月下旬からSyslogを取り始めたんですが、ルーターをハードリセット(物理的に電源OFF/ON)したくなるとき、すなわち、ネットワークの不調を感じた時、決まって、この「NAT」の「Operation not Permitted」が直前に出ていることが判りました。

ただ、これは「結果」なんだろうと思います。

何か、問題が生じたからNATでの解決が出来なくなったんだろう、と。

とはいえ、ログを見ているだけでは、平時と異常発生時(直前)の違いが見えず、突然、このエラーが生じているように思えます。

結局、原因は?

結局のところ、ログからは原因を特定することはできませんでした。

根拠のない製品批判はしたくありませんが、ネット上では、WSR-3200AX4B は熱に弱いという評判もあります。確かに、風通しが良くない場所に設置していますし、ネットワークの異常を感じるようになったのが、暑くなり始めた6月以降だったように思います。

購入したのが昨年の晩秋ですから、暑い季節を迎えるのは今シーズンが初めてのこと。

もしも、これが理由なら、何らかの冷却対策をするか、10月以降に涼しくなるのを待つか、ですかね。

何か参考になることがあれば、記事を更新したいと思います。