2024年春ダイヤ改正日のあれこれ
これまで、何度か2024年春のダイヤ改正、特にJR西日本の大阪近辺での変更について記載してきました。
昨年2023年春のダイヤ改正は、大阪駅(うめきたエリア地下ホーム)開業ということで、「見ること」を目的に大阪駅へと訪れましたが、今年はそこまで惹きつけるものもなかったので静観しようと思っていたんですが、梅田に訪れる用事がありましたので、「ついで」に、いろいろと見てきました。
直通快速 城北公園通駅停車
まずは、学研都市線とおおさか東線の乗換駅、放出から大阪方面へと直通快速に乗車。
放出駅を9時6分に出る快速「F直通快速73号」です。平日は51~57号、土休日は71~77号の各下り4本ですね。この改正から土休日の奈良発大阪行直通快速にも、「快速うれしート」が設定されるようになりました。乗車したのは先頭車両なので、どの程度、うれしートの利用があったのかは判りません。
73号は、1時間前を走る71号に次いで、2本目の直通快速ですから、城北公園通駅に停車した直通快速の2本目ということになります。
1本目なら、もうちょっとマニア的な人がいたのかもしれませんが、2本目のこの列車には、城北公園通駅への直通快速停車を一目見ようと、いわゆる運転席かぶりつきに数名の方がいらっしゃいましたね。私?席が空いていたので座ってました(笑)
城北公園通駅に停車。
これまで、乗車目標が無かった新大阪寄りのホーム端にも、新たに「 △ 1 △ 」の乗車目標が設置されていました。
上の写真ではちょっとわかりにくいですね。
城北公園通駅に直通快速が停車する、という内容なのに、乗り降りなしです。しかもドアまで移動せず、座席からの写真で済ませます(笑)
207/321系での放出-新大阪間ノンストップだった時代から比べると特別感がだんだんと薄らいで来ていますが、おおさか東線の全線で追い越し設備が無いので、これからも停車駅は増えていく方向なんでしょうね。
それでも、唯一8両編成だったり、片方向ですが指定席があったりで、やっぱり優等列車ではあります。
特急「くろしお」の車両変更
9時19分、定刻に新大阪駅に到着。
梅田に用事があるんですが、一旦下車。
特急「くろしお5号」の発車を見届けようと思っています。
9時28分新大阪発の新宮行「くろしお5号」は、利用客の多い週末を中心に運転する臨時列車です。この改正までは287系で運転されていましたが、改正以降は283系「オーシャンアロー車両」での運転となります。
その前の白浜行「くろしお3号」(毎日運転)が283系から287系へと置き換わり、この両者で入れ替わった感じですね。他にも、改正後に283系で運転となる「くろしお」は、ことごとく287系からの置き換えとなっています。逆もしかり、です。
283系登場からの経年で、走行距離を抑えるために臨時運用が増えたのかというとそうとも言えず、新宮-新大阪間の長距離を走る定期「くろしお36号」が287系から283系に置き換わったりしていますね。
その「くろしお5号」。新宮まで4時間半かけて走る列車なので、始発駅入線は早めなのかと思ったんですが、発車4分ほど前のこと。
パノラマグリーン車を見ようと先頭側で待っていると。。
あれ? クハ282-501です。付属のHB632編成ですね。
4分ほどの停車の間に、最後尾車両まで歩いてみようかとも考えたんですが、発車したら目の前を通りますし、何よりラストランじゃないので、今日はいいか、と。
京都寄り3両は、最後尾がクロ283-1の付属編成、HB631でした。
というわけで、発車を見送って、JR京都線の快速で大阪駅(梅田)へと向かいます。
大阪駅 敦賀行サンダーバード
梅田にある百貨店に用事があったので、10時の開店まで、大阪駅構内を散策。
まずは、11番のりばが見える9・10番のホームへ。
停車中の列車は、9時41分発の「サンダーバード13号」。神戸寄りの付属3両は681系0番台、旧塗装のV12編成でした。
というか、今日着目するのは、そっちじゃなくて、こっちですよね。
敦賀行、です。
この「サンダーバード13号」は、敦賀に11時2分に到着して、11時17分の金沢行速達「つるぎ14号」に接続するようです。
大阪駅 うめきたエリア地下ホーム
10時までは、まだ時間があるので地下ホームへ。
巨大スクリーンが目を引きます。
その脇、23、24番のりばへと降りる階段のそばに路線案内があります。
直通快速の停車駅に、城北公園通が加わっていますね。
でも、よく見ると、
城北公園通の直通快速(左側)の●は、上からシール状のものを貼られているようです。って、JR淡路駅も同じですね。なるほど、JR淡路に直通快速が停車する前からのものをそのまま…。
ん? このコンコース、できたのがJR淡路に停車するのと同じ2023年春なのに。。
と思って、昨年の開通当日に撮った写真を見てみると、
あれ?違う。確かに、よく見ると、直通快速停車駅であってもJRの他線接続が無い高井田中央やJR河内永和は●●だけでしたから、JR淡路の大丸囲みは、イレギュラーというか間違いだったのかも、ですね。(注目してなかったので、この改正以前に修正されていたかもしれません)
ホーム上の案内も、
同じようにJR淡路も上から貼られていました。こっちは2023年の写真が無いので確かなことは言えませんが、少なくとも現状は高井田中央やJR河内永和と同じ表記になっています。
そうこうしている間に奈良行の臨時特急「まほろば」が到着。
新大阪方面の24番のりばではなく、直通快速と同じ22番のりばです。
側面の列車表示と行先表示のLEDは、ともにこんな状態。
まさか、こんな寂しい表示で発車を迎えるのかと思ったんですが、さすがにそれはなかったですね。
発車3分前くらいに、表示されました。
残念ながら「まほろば」の名前は無いんですね。これって、「らくラクやまと」と共通?
(後日、ニュース記事などを見ると、らくラクシリーズ共通のRの字をあしらった専用の愛称表示が出ていたようです。どうした「まほろば」。まぁ、「臨時」よりはマシですが。。)
せっかくなので、発車の様子も。
大阪駅発車の時点では結構空席が目立ってましたが、おおさか東線全線を走行する唯一の特急ですから、末永く走り続けて欲しいと思います。
というわけで、2024年春のダイヤ改正当日の変化を、つまみ食いしてみました。
早いうちに、特急「サンダーバード」+北陸新幹線「つるぎ」で北陸方面へと旅に出てみたいですね。