トレインパーク白山とW7系

3月16日に金沢-敦賀間で延伸開業した北陸新幹線。

さっそく乗りに、ではなく、「見に」行ってきました。

といっても、敦賀駅や新規開業した駅ではなく、新線区間を駆け抜ける姿を見に、やって来たのは、こちらも3月13日にオープンしたばかりの「トレインパーク白山」です。

トレインパーク白山とは

北陸新幹線の車両基地である白山総合車両所に隣接する、白山市が運営するビジターセンターです。

詳細や各種料金などはこちらの公式サイトをご覧ください。

北陸新幹線の技術や車両基地を紹介する施設であり、白山市とその近隣の能美市、野々市市、川北町の広域的な観光振興をも狙った施設のようですね。正式名称は「白山市立高速鉄道ビジターセンター」で、愛称が「トレインパーク白山」です。

大きく、「新幹線 学びと体感エリア」「こども あそびエリア」「屋上 展望室エリア」から成り、このうち、「新幹線 学びと体感エリア」「こども あそびエリア」が有料エリアです(新幹線 見学エリアは後程触れます)。

「新幹線 学びと体感エリア」は、

新幹線 学びと体感エリアでは、北陸新幹線に使われているさまざまな部品を実物展示。最新の新幹線技術に触れられる大型運転シミュレータも設置されており、北陸新幹線の魅力を存分に味わうことができます。

公式サイト フロアマップ https://train-park.com/floor-map/

「こども あそびエリア」は、

霊峰白山をモチーフとした大型立体遊具を設置。床に配した線路を巡り、絵本の世界を旅するような体験と壁面に泳ぎ回る海の生き物の映像が人の動きによって変化するデジタルアトラクションが設けられています。

同上

このように紹介されています。

そのトレインパーク白山の存在を知ったのは2月下旬のこと。もともと富山県内の温泉宿にドライブで出かける計画を立てていたので(もちろん、「北陸応援割」「とやま応援キャンペーン」の始まる前に予約してます)、その行程に組み込んでみたわけです。

施設のサイトを見ると、入館には1時間当たり120名の入場者数制限が設けられているようですので、最悪の場合「訪れても入れない」可能性もあると。

なので、予約(事前購入)をしておくのが安心です。事前に購入したからといって安くなるわけではないですし、予約した1時間の時間枠の前に到着したら待ちぼうけ、後に到着したら無効になるというリスクはありますが、入りたいのに指を咥える状況よりはいいですよね。

(本当に無効になって、当日券を買い直すことになるのかどうかはわからないですが。。)

そんなわけで、旅行の行程に合わせて12時から13時の時間枠で事前購入をして迎えた訪問当日。

少々覚悟はしてましたが、施設の駐車場は満車でした。

オープンから1週間ですからね。逆に、この人気なので事前購入をしておいてよかったな、と思います。

で、車の方はというと、施設から北西に600mほど離れた場所にある金城大学の駐車場が、トレインパーク白山の臨時駐車場として開放されています。7~8分ほど歩くことになりますが、北陸新幹線の高架も見えますし、運が良ければIRいしかわ鉄道の通過にも出会えます。

最寄り駅 加賀笠間駅から800mほど金沢寄りの踏切(踏切の標識にはJR西日本の文字)
外装には北陸新幹線W7系のデザイン、空色と銅色(カッパー)のラインが入ってます。
建物入り口の銘鈑

建物の全景写真を撮ったらすぐに中へ。

当日券を買い求める人を横目に「新幹線 学びと体感エリア」の入口へと直行です。

新幹線 学びと体感エリア

展示施設入口とゲート

ここで、事前購入した際に届くメールに添付されているチケットのQRコードをスマホで表示させ、リーダーに読み込ませます。スマホは必ずしも1人1台用意する必要はなく、1つのスマホで、1つのコードを表示させて1人入館、を繰り返すことで複数人入館できます。もちろん、人数分の事前購入が必要ですよ。

「新幹線 学びと体感エリア」は、「ここでしか見られない、体験できない」をコンセプトにしているそうで、普段は目にすることができないような物も展示されています。

パネルも多く展示されていますが、さすがに「E7系」の文字はほとんど見なかったような。。

ゆっくりと見たいところですが、12時45分には「展望エリア」へと行きたいこともあり、30分ほどの滞在となります。

オープン当初で混んでいることもあるので、30分ではやや物足りないかな、とは思いましたが、一通りの見学は出来ました。

上げ下げが出来るパンタグラフ(動画は割愛)

一番時間がかかったのが、グランクラスのシートへの着座体験。並びました(笑)

グランクラス座席の着座体験

固定されているので住居のソファーと比べてしまうかもしれませんが、移動時間中、この座り心地を味わえるのはいいですね。

…って、本営業のグランクラスには、まだ乗ったことがありません。グリーン車までです。。

フットレストを上げ下げしたり、リクライニングを確かめたり。

座席の操作盤

もっとも、順番待ちの人達が真正面にいるので長居する気にはなれないですね。上手い並び配置だと思います。

他に、普段、何も無ければ押したくても押せないSOSボタンが押せたり、パンタグラフの上げ下げが出来たり。グランクラスのシートもそうですが、見るだけではないので楽しめます。

SOSボタンを押すと、右横にあるモニターに説明映像が流れます。

個人的に感動したのは、台車の展示。

1つの台車あたり100箇所以上あると言われるボルトの全てに、緩まないよう(最悪、抜け落ちないよう)施された、針金での縛りを見ることが出来ます。


先日、NHKの番組「探険ファクトリー」で紹介されていただけに、現場で働く技術者の皆さんの苦労を伺い知ることができます。

他にも ネコぐるま のシートに座ることが出来ますので、番組を見た方は、何倍も楽しめるんじゃないでしょうか。

床下検修車(通称:ネコ車)

ちなみに、同エリアにある一番人気の運転シミュレーターは別のチケット購入が必要です。こちらは入館よりも競争率が高いので事前購入がないと厳しいかと思います。

予約はしてないですので、体験はしてません。

「新幹線 学びと体感エリア」を出て、エレベーターで5階の「屋上 展望室エリア」へ。

屋上 展望室エリア

ここから、高速で駆け抜ける北陸新幹線を見ることが出来ます。

ガラス越しで良ければ室内からも見れますが、天気が良ければ屋外がお勧めですね。

新幹線を間近に「感じる」ことができます。

なぜ、「新幹線 学びと体感エリア」を30分で切り上げてまで12:45に「屋上 展望室エリア」にやってきたかというと、12:50から13:00がゴールデンタイムだから。

東海道新幹線とは違って、金沢~敦賀間は1時間あたり上下で臨時列車を含めて6本ほどと少な目ですが、そのうち3本が、この10分間に目の前を走るんです。

屋外は、金沢方面が建物(屋内の展示室)で見えにくいですが、福井方面はしばらく見えます。

まずは、東京行きの「はくたか564号」。続いて金沢行の「つるぎ18号」。最後に敦賀行の「かがやき509号」。かがやきが何らかの事情で数分遅れたら、目の前で2列車のすれ違いが見れるかも、というタイミングです。

定時運行率を誇る新幹線に遅れは期待したくはないですが。。

3列車続けてどうぞ。

風の音が激しいですが、そばを新幹線が走り抜けるのは見ていて気持ちいいです。

展望室からの眺め

ゴールデンタイムを楽しんだ後は、4階の「新幹線 見学エリア」へ。こちらは、「新幹線 学びと体感エリア」か「こども あそびエリア」のチケット(QRコード)があれば、入場できます。

新幹線 見学エリア

4階と言っても、実際にはそこから連絡通路を歩いて、「白山総合車両所」の見学になります。

おまけと言うには贅沢すぎるオプションですね。

「新幹線 学びと体感エリア」に展示のパネルより

5線ある仕業交番検査庫には、3本のW7系が入っています。従業員の顔が写らなければ公開OKのようですので、写真を何枚か。

ガラス越しとは言え、間近で見られるのは良いですね。

写真を撮っていると場内に警告音が。新たな車輌の入場のようです。

5線中4線に並ぶW7系。いいですね。

ビジターセンターへの通路から金沢方面へと走る「つるぎ20号」を見送ります。

ゲートを出て階段で下へ。3階の「こども あそびエリア」は、子供のための遊び場です。もちろん、入りません。

最後は、1階の「観光情報おみやげエリア」でお土産の購入。地元のお土産はもちろん、新幹線関連グッズもたくさんありますので、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

というわけで、新幹線の見学やお土産購入を含めて、トレインパーク白山での滞在時間は1時間半ほど。

十分に楽しめました。何度も訪れたいか、というと難しいかもしれませんが、間近に高速で走る北陸新幹線が眺められるので(展望エリアだけなら無料ですし)、北陸旅行に立ち寄ってみるのもいいかもしれないですね。