Lubuntuを試してみる(2)
ESXi7.0に、仮想マシンとしてLubuntuを構築してみました。
今回は、その設定等をしてみたいと思います。まずは、リモートデスクトップ接続から。
リモートデスクトップ接続
インストールまではVMwareのコンソール画面で行っていましたが、毎回このコンソールを開くのは面倒なので、Windows上のリモートデスクトップから開けるようにしてみたいと思います。
固定IPアドレス化
というわけで、まずは、仮想マシンのIPアドレスを固定IPに替えておきたいと思います。
画面右下のネットワークアイコンを右クリックして、[Edit connections…]を選びます。
有線LAN(仮想マシン上ではありますが)なので、Wired connection 1 をダブルクリック。
[IPv4 Settings]タブを選び、Medhodは[Manual]に。
Addressを設定します。DNS serversの設定も忘れずに。
最後に「Save」で終了。
仮想マシンの再起動後に有効になるようですね。
XRDPの導入
Windowsのリモートデスクトップから使いたいので、RDPプロトコルでリモートデスクトップサーバーの機能を実現させるXRDPを導入します。
[システムツール] > [QTerminal]を開きます。
$ sudo apt update
$ sudo apt install xrdp
で、リポジトリ情報の更新と、XRDPのインストールを実施します。
インストールをしても起動させなければいけませんので、
$ systemctl start xrdp
それと、再起動時にも有効にするため、
$ systemctl enable xrdp
としておきます。
ここまで出来たら、WindowsPCから、リモートデスクトップ接続を行ってみます。
「接続」を実施。
リモートデスクトップ接続画面に、このようなダイアログが表示されます。
ここに、Lubuntuのユーザー名とパスワードを入力して「OK」をクリックすると、Lubuntuに接続されます。
のはずだったんですが…。
アップデートを知らせるダイアログは見えるものの、肝心の画面は真っ黒。
どうやら、VMwareのリモートコンソールで開いているので、同時には開けないようですね。
リモートコンソールを閉じます。
その後、リモートデスクトップ接続も再接続してみると、
WindowsPCの解像度で、Lubuntuの画面が開きました。
リモートの悩み
これでOKと思ったのですが、リモートオーディオが使用できないんですね。
オーディオが「Dummy Output」となっており、出力できないようです。
ネット上にはいろいろと対策が記載されているんですが、ESXi7.0上の仮想マシンとしてのLubuntu、しかも、動かしているサーバが非力なコンパクトPCという(これは関係ないか…)状況なので、いくつかを試してみても改善せず。
ひとまずはオーディオを必要とする使いかたはしないので、すぐに問題とはならないんですが、解決が出来ましたら報告させて頂きたいと思います。