14系15形「あかつき・彗星」走る

2021年9月に鉄道模型趣味を再開してはや8ヶ月。

気になる車両を買い足してきましたが、いわゆる「ブルートレイン」が無かったんですね。

中古品ならいくらでも手に入ったんですが、新品としては待たざるを得なかった、ということです。その最初のチャンスが「あかつき・彗星」でした。

JR 14系15形特急寝台客車(あかつき)セット・(彗星)セット+α

TOMIXの98753「JR 14系15形特急寝台客車(あかつき)セット」、98450「JR 14系15形特急寝台客車(彗星)セット」の発売が公表されたのは2021年8月のこと。まだ鉄道模型趣味再開の前です。

急行「きたぐに」や急行「だいせん」、コキ106+107(10連)、キハ58系などを購入(もしくは予約)していた頃、この「あかつき・彗星」が予約受付中であることに気付いたんです。

(当初は)2022年01月~2022年02月頃 発売予定とのことで、予約を入れておきました。

20系以降の寝台列車を「ブルートレイン」と定義するなら、保有している車両は、30年以上前に購入した「デラックスベーシックセット3」の24系25形が5両と、その後に買い足したオハネフ25の2両、合わせて7両。

それと、どうにも使い道のない、20系6両。

それに、2015年に購入した「トワイライトエクスプレス」。

トワイライトエクスプレスをブルートレインと呼ぶかどうかは賛否がありますから、14系以降で保有する純粋なブルートレインは、「カニ24 + オロネ25 + オハネフ25×3 + オハネ25 + オシ24」という寝台特急○○とは言えない縮小版のみ。しかも、カニ24、オハネフ25ともにテールライトはボディのプラスチックの一部ですから最後尾になっても点灯せず。

なので、20系同様、ほぼ休眠状態でした。

久々に走らせたときの動画です。熊本~西鹿児島間の「はやぶさ」と思えば、見えなくは無いですね。

なので、「あかつき・彗星」のフル編成を楽しみにしてました。

が、昨年末の12月28日。

予約していたお店からメールが届きました。

当初の発売予定日(時期):2022年1~2月

変更後の発売予定日(時期):2022年4~5月

延びても2ヶ月くらいかと思っていたんですが、まさかの3ヶ月延期。

それだけに、期待も高まってました。

「あかつき・彗星」届く

正式な発売日が4月27日に決まり、翌28日には手元に届きました。

あかつき編成

まずは「あかつき」。

上から

オハ14-300
オハネ14-300
オロネ14-300
スハネフ15
オハネ15
オハネ15
スハネフ15

の計7両です。上のオハ14が14号車、下のスハネフ15が7号車になります。

多客時は8号車に、もう1両オハネ15が連結されますので、ケースにも1両分のスペースが用意されています。

いずれの車両も車番は無し。転写シートでお好みの車番を振ることが出来ます。

車体番号を転写する

ちょっと見にくいですが、車体番号の転写シートです。

「あかつき」セット・「彗星」セットのどちらにも同じものが入っています。単品の9536「JR客車 オハネ15-0形(JR西日本仕様・銀帯・Hゴム黒色)」には入っていません。

車番の転写は、初めてのときは(急行「だいせん」では)勝手がわからず苦労しましたが、なんとなくコツを覚えてからは楽に出来るようになりました。

ただ、急行「だいせん」のときよりも車番の下にある横線が転写されやすくなっているような気がしてます(製品の質の違いでは無く、力の入れ加減だとは思いますが)。銀帯の車両はまだしも、金帯の2両に銀の線が付くのは避けたいので、念のため車両下部の金帯部分にマスキングテープを貼付。

まぁまぁ、きれいに仕上がりました。

ちなみに、車番は、これを参考にしました。

「彗星」最終日編成の「上り編成(9月30日南宮崎・長崎発)」です。

が、「あかつき」編成のスハネフ15が、最終日編成通りには転写できないんです。

洗面所窓の有無とは

Wikiに記載のスハネフ15は、7号車がスハネフ15-18、11号車がスハネフ15-12。11号車の方は問題ないんですが、7号車に18を転写するとNGになります。

というのも、「あかつき」セットのスハネフ15は洗面所窓が無い仕様です。

上が「彗星」スハネフ15(洗面所窓有)・下が「あかつき」スハネフ15(洗面所窓無)

で、7号車スハネフ15-18は、洗面所窓有の車体。同日下り編成の7号車、スハネフ15-14も洗面所窓有。なので、特に根拠は無いですが洗面所窓無の最若番16を転写しておきました。

8号車を追加して8両編成に

彗星編成

続いて「彗星」。

上から

スハネフ15
オハネ15
オハネ15-350
スハネフ15

の計4両です。上のスハネフ15が1号車、下のスハネフ15が6号車になります。多客時は2号車オハネ15-350と5号車オハネ15の間に、最大2両オハネ15が連結されます。

車両ケースは8両分ありますので、多客期増結の2両は問題なく収まります。

彗星のスハネフ15は2両とも、洗面所窓有ですので、最終日編成通りに転写することが出来ました。

3号車・4号車を追加して6両編成に

テールマークを確認

まずは「あかつき」。

オハ14の大きなトレインマークが目を引きます。この車両は標準でダミーカプラーが取り付けられていますので、長崎行き下り列車になります。交換用にアーノルドカプラー付き台車枠が付属品としてありますので、交換すれば上り列車を再現できます。が、面倒なのでしばらくはオハ14が最後尾ですかね。

ということで、スハネフ15の「あかつき」表示を見る機会は限りなく少なくなりそうです。

続いて「彗星」。

ED76に牽かせて日豊本線を走る「彗星」なら、このトレインマークも活きてきますね。

山陽本線を走る「あかつき・彗星」の、しかも下りなら(レガートシートのため、おそらくずっと下り)、機関車とあかつき編成の間に封じ込められて、表には出てこないですからね。

走行シーンを撮影する…前に

せっかくの14両フル編成。これを誰が牽くか、といえば、EF66しかないですよね。

しかし、手持ちのEF66は、30年選手(休止期間が長いですが…)。

しかもナンバープレートが外れていたり、疲れた音がしたりと、14両を牽引するのは酷かなと思ったんですが、「走ってくれるはず」と、新調せずに客車の到着を待ってました。

でも、ヘッドマークが無いんですよね。「あかつき/彗星」併記は2000年の運転開始からですから、それより10年以上前の商品に付属されるはずもなく。

というわけで、「ヘッドマーク(EF66用・A)」を購入。

EF66の尖ったフロント部に、平面のヘッドマークをどう付けるの?と思いながら両面テープで無理やり装着。横から覗き込まなければ何とか見れる状態になりました。

ナンバープレートも彗星最終日上りを牽引した53号機に貼り直しています。

走行シーンを撮影

駅の通過を二つ。

ホームの上から、通過する様子の撮影です。

続いては、ホームの外から、後姿を撮影してみました。

最後は、駅間を走行中の姿。

照明が無いので暗めですが、ブルートレインですしね。これくらいがいいのかも。

駅での撮影

「彗星」のオハネ15-350、1人用B個室寝台「ソロ」。

屋根まで湾曲したガラス窓に駅の照明が反射して、夜行列車らしい雰囲気になっています。

同じように、こちらは「あかつき」のオハネ14-300、2人用B寝台個室「ツイン」・「シングルツイン」。奥に見えるオロネ14-300、1人用A寝台個室「シングルデラックス」とともに金帯です。

24系25形のトワイライトエクスプレスと共に。シチュエーション的には通常あり得なかった構図ですから、模型ならではです。

同じく、トワイライトエクスプレスと。

「あかつき」のレガートシート車両が、側面はホームの照明に照らされていますが、妻面はテールライトとトレインマークだけが見えて、これぞ夜行列車、という感じです。

以上、待望のブルートレイン「あかつき・彗星」を購入し、走行させた話でした。

やっぱり、ブルートレインはいいですね。次はトワイライトエクスプレスではなく、ブルーの24系25形ですかね。なんて言いながら、予約を入れてたりするんですが。