思い出の急行「だいせん」を走らせる

1990年代の後半、一人旅で乗車した急行「だいせん」。

14系(15形)寝台車に12系座席車を連ねた今はなき客車急行です。全区間DD51形ディーゼル機関車が牽引していたこともあって、今でも思い出に残る列車です。

1990年代後半の編成を再現

昨日の1月15日、予約していたTOMIX 98449「JR 12-3000系・14系15形客車(だいせん・ちくま)セット」が手元に届きました。

昨年9月から鉄道模型のマイブームが復活して、最初に予約した製品です。タイミングよく思い出の列車が新規作成で発売される、ということで予約を入れていました。販売開始が1ヶ月ほど遅れましたが、TOMIX、KATOともによくあること。待ち遠しさが増していた中で、無事に到着です。

セットは、[スハネフ15]+[オハネ15]+[オハネ15]+[オハ12]+[スハフ12]の5両セット。

ケースの下部には3両分のスペースが用意されています。

ケース下部には3両を収納できるようになっている

急行「だいせん」は、平常(というと寂しいですが)、この5両編成で走っていましたが、多客期には最大3両のオハ12を増結して客車8両で走行していたとのことです(ネット上には9両で走っていた映像も見られますが…)。

初のTOMIX車両セット

実は、TOMIXの車両セットを購入するのは初めてです。30年以上前に購入した「デラックスベーシックセット3」に24系25形の車両セットは入っていたものの、それ以降はTOMIXの車両はというと、ここ最近に単品で貨車を購入したくらいです。

線路はTOMIXで統一していますし、TOMIXが嫌いなわけではなく、たまたまです。どちらが良いとか悪いとかは、まだ言えません。もちろん、それぞれに一長一短はあるんでしょうけどね。

今回手にしたTOMXIの車両セット。KATOの車両セットとの大きな違いは車両に「車体番号」の記載が無い、ということでしょうか。

オハ12-3000番台・車内にリクライニングシートが見えるが車番表記は無い

車体番号は、転写シートが付属していて自分で選べるようになっています。

白ベースのカッティングシートの上に置いたので見えにくいですが…。

TOMIXの車両セットが初めて = 車体番号を貼り付けるのも初めて、というわけで、初チャレンジです。

まずは、寝台車ではなくオハ12から。最悪、どんなに失敗して傷つけても単品で購入できますから(笑)。いや、そこまで失敗する心配はいらないんですけどね。

転写シートで車体番号を貼り付け

転写する位置は、セットの説明書に詳しく記載されています。

初めてなので緊張しますね。

写真は2両目に実施したスハフ12への転写時のもの

他の車番を誤って転写してしまわないために、必要な箇所だけを切り取って転写することを薦める方もいらっしゃいますが、まずは切り取らずにやってみました。というのも、転写シートにある車番下のラインを12系(14系)のボディ下のラインに合わせるのが、車番を水平に転写するのに必要だと思うのですが、短く切ってしまうと調整が難しくなりそうですので。

位置を決めたら転写シートが動かないようにして、爪楊枝でこすりつけます。バーニシャーを買った方がいいのかなぁ、なんて思ってたんですが、結果的には爪楊枝で十分でした。

力を入れ過ぎて楊枝の先端が折れてますが、これくらいの表面積があった方がやりやすいです。

写真は3両目に実施したオハネ15への転写時のもの

最初、車番文字の部分だけをこすっていたんですが、左右多めにこすっておく必要があります。そうしないと、転写シートを持ち上げたときに、シートと一緒に剥がれてしまう恐れがあります。

写真のように、左右20~30%くらいのところまで密着している色に変わりますので、そのあたりまでこすっておけば大丈夫でしょう。

転写シートを持ち上げたときに、転写できておらずに一緒に持ち上がってしまっても、もう一度位置合わせをしてこすってあげれば問題なし。案外、神経を使わなくても大丈夫かな、と思うようになりました。始める前は「一発勝負、一発アウト」かと思ってましたので。

転写が終わったら、保護台紙を当ててこすります。これで定着します。

浮いたように見えていた車番が、しっかりと付いて見えます。

やっぱり、青い車体に白い車体番号が入ると、引き立ちますね。

実際のところ、他の車番の下側のラインがボディを押さえていた左手の圧力で転写してしまったところがあったんですが、セロハンテープで簡単に取れますので、安心です。(ただ、これから転写しようとしている必要な車番を誤って転写しないようには、注意が必要です)

あれ?結局増結用の3両も購入?(笑)

というわけで、多客期の8両編成を再現できる環境が整いました。

こうしてみると、単品で追加購入したオハ12が各車両共に異なる車体番号が割り振られているわけですから、不評もある転写シートでの対応もいいものですね。

ちなみに、単品の「JR客車 オハ12-3000形(品番 9535)」には転写シートが入っていませんから、セットを購入することが大前提。まぁ、3000番台は「だいせん」「ちくま」以外に使用されていないわけですから、当然と言えば当然かもしれませんけどね。

というわけで、今回は初めて転写シートでの車番を付けたところまで。実際に走らせたところは、別記事にしましたので、こちらをご覧ください。