EF81-400と寝台特急「彗星」
昨年末から、国鉄時代の24系25形、14系14形車両を立て続けに購入したことから、JR14系15形を走らせる機会が減ってしまってました。
それでも「あかつき」は、JR移行直後と阪神淡路大震災直後の「あかつき」を再現したりと、数回は走らせていましたけどね。
が、「彗星」は…「あかつき」編成に車両を貸し出してましたので、「彗星」としては、ですね。
「彗星」としては、久しく走らせていないなぁ、と。
「あかつき・彗星」ではなく「彗星」
そもそも、大阪に住んでいることもあってか、「彗星」を走らせる=EF66牽引の「あかつき・彗星」を走らせる、になってしまうんですよね。
長編成好き、というのもありますが、それより何より、「彗星を単独で走らせる機関車を持っていない」という致命的な問題があったんです。
ちょうど1年前、TOMIXの「彗星」編成を購入した直後くらいに、「彗星」を単独で走らせる話を書いていました。
が、牽いていた機関車は、ED76-1000。
国鉄時代ならともかく、JR九州には移管されなかった車両(1000番台はすべてJR貨物に)ですので、ED76-1000でJR「彗星」を牽引するのは、ちょっと違和感があったわけです。模型と割り切って楽しんでました。
なので、583系「きたぐに」や14系「さくら」などの大型商品購入ラッシュの最中ではありますが、買ってしまいました。
TOMIX 7145「JR EF81 400形電気機関車(JR九州仕様)」
それが、TOMIX 7145「JR EF81 400形電気機関車(JR九州仕様)」です。
汎用性、という意味ではED76の基本番台があれば嬉しいんですが、既に新品で購入できるところもなく、かといって中古市場でもなかなかお目にかかれないので、「彗星」牽引機と割り切って買っちゃいました。
JRロゴが赤い車両、JR九州の車両を購入するのは、これが初めてですね。
では、さっそく、運転前の整備を行っていきたいと思います。
車番を決める
同梱されているナンバープレートは、
- EF81 409
- EF81 410
- EF81 412
- EF81 414
いずれも、大分鉄道事業部大分車両センターに属している車両で、特に思い入れもないですので、410に決めました。
2005年に「あかつき(・彗星)」に乗車したときの「彗星」牽引機を充てれば良さそうなもんですが、なんせ、彗星を切り離す頃は、寝てましたから。。
ナンバープレートのパーツは、最近のTOMIX製機関車に多い、目立たない裏側でフレームから切り離すタイプではなく、昔からある横面を切断するタイプ。
ナンバーの左列は凹凸のない車両側面用、右列は中央部がやや盛り上がった前面用です。
左端のメーカーズプレート(印刷無し)は使用しません。
いつものように取り付けると、これまで感じたことのない違和感。
ゆるい…。
最近購入した機関車は、プレートの足を機関車のボディに押さえ付けると簡単に抜けることは無かったんですが、これは、取り付けた後、指で押さえ付けるだけで、指にプレートが付いてきます。
こりゃダメだ、と、久々に接着剤を使用しました。側面、前面とも、です。
その他の付属品
付属品は、ナンバープレート以外に、前面手すり、ホイッスル、信号炎管、ヘッドマーク(はやぶさ・みずほ・あさかぜ・富士、いずれも両面テープで装着するタイプ)、TNカプラー、ダミーカプラーです。
やっぱり鬼門の信号炎管。今回も、予備2本を飛ばしてしまいました。
どうするのが安全確実なのか、いまだに判りません。。
ちなみに、信号炎管、ホイッスルとも、ナンバープレートと同様、ゆるゆるでした。接着剤が必須です。
個体差があるのかもしれませんが、信号炎管、ホイッスルで接着剤が必要だったのは初めてですね。
なんとか、所定の位置に収まりました。
TNカプラーに交換
こちらは、特に問題なし。
ボディを外し、スカート部を外します。
スカートからモーター側に伸びる部分を、外側に広げると簡単に外れます。
カプラーは、スカート部の上面に突き抜けた2ヶ所のツメで固定されていますので、内側に押し込むようにして外します。
アーノルドカプラーをTNカプラーに取り換えて、あとは元に戻すだけ、です。
というわけで、こんな感じになりました。
前回に引き続き、『RM MODELS 6月号(No.333)』の特別付録「映える撮影用背景紙」を使用させて頂いています。
「彗星」に仕上げる
付属品の写真にもある通り、「彗星」のヘッドマークは付いていません。
なので、KATOの 11-352「ヘッドマークセット ED76用(国鉄)」を用意してみました。
「あさかぜ」、「みずほ」は被りますが、緑背景の「さくら」とか、初めて手にするものもありますので、いろいろ楽しめそうです。もっとも、ED76が手に入れば、の話ですが。。
このヘッドマークはマグネット仕様ですが、TOMIXのEF81-400は対応していませんので、両面テープでの装着です。
丸みを帯びたヘッドマーク。なかなかいい感じじゃないでしょうか。
走行の様子
まずは、駅からの発車のシーン。
非常に滑らかでスムーズな出発ですね。
スハネフ15のトレインマークが、どうもチラつくんですが、今のところ原因は判らずです。
続いては、クロッシングレールとポイントの通過。
模型なので音が軽いのは仕方がないですが、クロッシングレールやポイントは、独特の走行音が楽しめます。
機関車+客車6両というのは、先日走らせた寝台特急「紀伊」などの14系14形の付属編成に並ぶ短さです。といっても、こちらの「彗星」は多客期の増結分込みですから、通常期はオハネ15が2両減って客車4両になるんですよね。
もはや鉄道模型の入門セット並みです。
では、最後に写真をいくつか。
ED76の赤もいいですが、EF81のローズピンクもいいですね。
これは、大阪に住んでいると交流機に馴染みが無いから、というだけの理由かも知れませんが。。
赤い機関車に青い客車。いい組み合わせです。
ラストの写真は、オハネ15-350も写り、「彗星」らしい写真になったと思います。
EF81-400が「彗星」を牽いていたのは、下り限定で九州内の大分まで。上りは南宮崎から門司までED76で、EF81-400ではありませんでしたから、牽引する列車も編成の向きも制約が多いんですが、これからも、「彗星」として、走らせてやりたいと思います。