Lubuntuを試してみる(1)

普段の作業はリビングのテーブルでノートPC(DELL)を使って行っているんですが、たまに、時間のかかる作業を別PCでしたくなることがあります。処理はそのPCに任せてノートPCは片付けられますから。

そんなときはHPのマシンにリモート接続して行うんですが、非力なPCでもいい作業だったら、VM上のPCでもいいのかな、と、作業用のLinuxマシンを作ってみることにしました。

Lubuntuとは

これまで、Linuxといえば、CentOSを主に触っていたんですが、仕事の都合でUbuntuを使うようになって、今回は、その派生であるLubuntuを導入してみることにしました。

「軽量で、リソース消費量が少なく、省エネ」なことを目指したプロジェクトとのことで、Wikipedia情報ですが、「通常インストールや一般的な使用状況ではXubuntuやUbuntuの半分のRAMしか使用しない」とのこと。

旧型PCでも使える、ということは、仮想マシンでも使いやすいんじゃないか、と今回試してみたわけです。

まずはダウンロード

Lubuntuのインストール用ISOイメージは、公式サイトから入手します。

2022.4.29現在の最新版は、22.04ですね。

この Desktop 64-bit ボタンをクリックすると、ダウンロードが始まります。

CentOS7とかと比べると小さいですね。

デスクトップ用途でありながら、ISOファイルは 2.42GB です。

ESXi7.0のデータストレージにアップロード

ローカルPC(作業用のDELLノート)にダウンロードされたISOファイルがありますので、これを ESXi7.0 にアップロードします。

ストレージから「データストアブラウザ」を開き、アップロードしたいフォルダ上で「アップロード」ボタンをクリックします。

datastore1はSSD、datastore2は外付けHDDです。インストールメディアはHDDに格納しておきます。

完了。

続いては、仮想マシンの構築(インストール)です。

仮想マシンの構築

「仮想マシン」から「仮想マシンの作成/登録」。

「新規仮想マシンの作成」を選んで「次へ」。

CentOS7のときは、用途に応じて複数のサーバを立てたかったので名前にもこだわったんですが、Lubuntuは、ひとまずこの1台だけなので、安直な名前にしました。

ゲストOSファミリはLinux。OSのバージョンはUbuntu Linux(64ビット)です。

設定が完了したら「次へ」。

仮想マシンの作成は、SSDの方(datasotre1)にしました。

サーバと違って、デスクトップ環境で操作をするので、レスポンス性を高めたいとサーバ用途よりも少しだけ贅沢な構成に。

CPUを2、メモリを2GBにしました。ハードディスクはちょっと多すぎかもしれないですが。。

CD/DVDドライブは、インストール用ISOを読み込ませる設定にしています。

「次へ」で表示される確認画面で、内容を確認して「完了」をクリックします。

仮想マシンが出来ました。

もちろん、「出来た」だけで、インストールはこれからです。

作成した仮想マシンの上で右クリックし、[コンソール] > [リモートコンソールを起動] とクリックします。

パワーオン。

あたふたして、起動時(インストール選択画面だったはず)のキャプチャを撮り逃してると、起動しちゃいました。

速すぎ…。

と思ったんですが、これは、ISOイメージから起動してるんですね。

なので、インストール作業が必要なようです。

インストール

左下のLubuntuのアイコンから、[System Tools] > [Install Lubunts 22.04 LTS]と進みます。

「日本語」になっているので、そのまま「次へ」。

地域は「Asia」ゾーンは「Tokyo」でのすので、「次へ」。

これも、デフォルトでいいと思います。何かあれば、変更しましょう。

一からの作成なので「ディスクの消去」を選んで、「次へ」。

ユーザー情報を入力します。

ひと通り入力して「次へ」。

内容を確認して、「インストール」をクリック。

ディスクを消去するので

警告が出ますが、もちろん「今すぐインストール」。

インストールが始まります。

しばらくすると、完了です。

「実行」をクリックして再起動させます。

再起動させると、こんな警告が。

再起動後も、ISOのメディアから起動しちゃうようですね。

CD/DVDドライブを、「データストアISOファイル」から「ホストデバイス」に変更して「保存」。

その後、リモートコンソール上で、ENTER入力します。

再起動すると、ログイン画面になりました。

無事に、日本語の画面で起動しましたね。

いろいろな設定が出来そう(必要そう)なので、今回はインストールまで、としたいと思います。