VMware Tools の導入
EPSONの小型デスクトップPC、ST150Eに VMware vSphere Hypervisor 7.0(ESXi7.0) の環境を構築して2ヶ月。Windows Server 2019 Essentials や CentOS 7に加え、別に保有していたWindwos 7 Pro のライセンスを利用してWindows 10 Proもクライアントとして稼働しています。
ESXi7.0のゲストOSの管理画面を見るたびに、「VMware Tools が仮想マシンに入ってないよ」と喚起されていましたので、インストールしてみました。
VMware Toolsとは
VMware Tools は、仮想マシンのゲスト オペレーティング システムのパフォーマンスを強化し、仮想マシンの管理を拡張するユーティリティ一式です。
https://docs.vmware.com/jp/VMware-Fusion/12/com.vmware.fusion.using.doc/GUID-82AEC35C-D3DC-42F4-A84B-542B1D501D2B.html
このページに記載されている内容を見ると、導入しておいた方がいいのかな、と思います。
もっとも、Windwos Server 2019 Essentials をインストールしたのは、ESXi7.0の導入直後でしたけど、VMware Tools はいまだにインストールしておらず、特に困ったことがなかったので、その流れで Windows 10 Proにもインストールしていませんでした。
・ホストとゲストのファイル システム間の共有フォルダ
このあたりは、一般的には無いと困るのかもしれませんが、NASを介してやってましたので特に不自由もなく、
・仮想マシンとホスト(クライアント デスクトップ)間のテキスト、グラフィック、ファイルのコピーと貼り付け
は、テレワークで自宅のPCから会社のPCにリモートアクセスしていたことから、これらの機能はセキュリティ的に制限されてまして、慣れてしまった、というのもあるのかもしれません。
でも、まぁ、
ゲスト OS は VMware Tools がなくても実行できますが、重要な機能を使用できなくなったり、不便になったりします。
ということですから、インストールしておいた方がいいのかな、と、やってみました。
VMware Tools のインストール
インストール喚起の画面の末尾にある歯車アイコンをクリックします。
[ゲストOS] > [VMware Tools のインストール]と辿ります。
そうすると、仮想マシン(Windows 10 Pro)側に、インストール用のメディアが挿入された状態となります。
上側画像の状態で、Dドライブをクリックすると、VMware Toolsのインストールが始まります。
特に選択項目もなく、インストールが出来ます。
「次へ」をクリック。
「標準」をクリック。
「インストール」をクリック。
インストールの完了を待ちます。
インストールの完了。
「はい」をクリックして、再起動します。
再起動後、仮想マシンのタスクバーには、vmのアイコンが出来ています。
とはいえ、何かを設定するようなものではなく、右クリックしても「VMware Toolsのバージョン情報」「アイコンの無効化」「終了」しかなく、仮想マシン側でどうこうする、というツールでは無いようです。
ESXi7.0のゲストOSの管理画面で、VMware Tools の稼働が確認できるようになりました。
何が変わったか
実は、まだ、これといったメリットを享受することを行っていません。
もう少し、いろいろ試してみて、追記できれば、と考えています。