QNAPのOS QTS 5.0.0.1870 Build 20211201 リリース

2021年12月1日に、QNAPのOS QTS5.0.0.1870 Build 20211201 がリリースされました。

変更内容は?

11月27日に、QNAPのOS QTS5.0.0.1858がリリースされたという記事を書きました。

記事を書いたのは11月27日ですが、リリースは11月22日。なので、10日余りでのリリースですね。ここのところ、これくらいのペースでのリリースが続いています。

10月1日のQTS5.0正式リリースから、2ヶ月で6回目のリリースになります。デグレードが無い、と信じるならば、こまめにアップデートしてもらえるのはありがたいことです。

もっとも、ありがたがっているのは私のように個人ユースの場合だけかもしれないですけどね。企業等で複数人で使用するならば、アップデート中にNASが停止することの了承を得たり、通知を出したりと、何かと大変でしょうから。

同じ止めるなら、みんなが納得できる改善が図られて欲しいもの。

さて、今回の変更はどんなものでしょうか。

合わせて8件ほどの不具合修正のようですね。

今回もいつものように、いくつかをピックアップしたいと思います。

– Users could still install third-party applications without valid digital signatures even when they did not allow such an installation in the App Center settings.

このことですね。

App Center の設定に、次のような設定項目があります。

ここにチェックを入れていなくても、有効なデジタル署名なしでサードパーティのアプリケーションをインストールできてしまっていた、と。勝手にインストールされるわけではないでしょうから、インストール時には気を付けましょう、ということですかね。今回の対応で修正されるようです。

– Audio alerts could not function normally after users removed Multimedia Console from App Center.

AppCenterからマルチメディアコンソールを削除すると、音声アラートが正常に機能しなかった、ということです。マルチメディアと警報音。関係なさそうで、関係ありそうで。まぁ、あっても不思議ではない不具合ですね。

– Hybrid Backup Sync could not complete a one-way RTRR sync job if the source NAS had a large number of subfolders in the same folder path.

Hybrid BackupSyncで、ソース側NASのフォルダーパスに多数のサブフォルダーがある場合、一方向のRTRR同期ジョブを完了できなかったそうです。「多数の」というのが、常識的な範囲なのか、普通じゃ考えられないくらいの数なのかによって、問題の影響範囲が変わって来そうですね。とはいえこれも、今回の修正で改善しているそうです。

以上、気になる問題をピックアップしてみました。すべては書き出していませんので、気になる方は公式サイトをご確認ください。