QNAPのOS QTS 5.0.1.2248 Build 20221215 リリース
2022年12月16日に、QNAPのOS QTS5.0.1.2248 Build 20221215 がリリースされました。
変更内容は?
前回のリリースは、QTS 5.0.1.2234 build 20221201。12月6日にリリースされています。
ん?
ビルド日基準で15日、リリース案内日基準だとわずか10日でのリリースです。
さては、前回リリースで何かやっちゃったか、と思ったんですが、リリースの内容を見ると、特にそんな感じも受けないんですね。
内容のひとつ目は、セキュリティアップデート。
Applied multiple security updates to further enhance system security.
ここ最近のリリースと同じく、特に何の対応とかは記載されていませんが、複数のセキュリティアップデートが盛り込まれているようです。
修正された問題の方は、6個の内容が挙げられています。
Fixed an issue where users could not open a share link if the password contained the € (Euro sign) character.
パスワードに € (ユーロ記号) 文字が含まれていると、共有リンクを開くことができなかった問題を修正したとのこと。
人によっては…、ですね。こればっかりは。
というか、ユーロ記号ってパスワードに使えるんですね。。
Fixed an issue where users could not join a NAS to an Active Directory domain if the password contained the # (number sign) or ! (exclamation mark) characters.
同じような問題ですね。パスワードに # か ! が含まれていると、Active Directory ドメインに参加できなかったそうです。
ユーロ記号よりは可能性は高そうな気がしますが、実際のところ、どれくらい複雑な(記号を使った)パスワードを設定されているものなんでしょうね。みなさん。
Resolved an issue where users could not join an ARM-based NAS to an Active Directory domain of Windows 11 22H2.
ARMベースのNASを、Windows 11 22H2 の Active Directory ドメインに参加させることができなかった、という訳でいいんですよね?
Active Directory ドメインそのもの(Windows Server のドメインコントローラー)は正常に動作していて、Windows 11 22H2 のユーザーは、ARMベースのNAS以外には正常にアクセスできる、Windows 11 22H2 以外のユーザーは、ARMベースのNASに正常にアクセスできる、というシチュエーションなんでしょうか。
誤認してましたらすみません。
ともかく、改善出来ているようです。。
Fixed an issue where users could not restore settings with a BIN file (binary file for backing up system settings) if the current firmware version was different from the firmware version in which the BIN file was generated.
システム設定のバックアップを取ったバージョンと異なったバージョンに、設定を書き戻せない(復元できない)、ということですね。
これは、よくあること(仕様)のような気もしますが、どの程度のバージョンの差で復元できなくなるか、次第ですかね。
5.0.1.2234 から QTS5.0.1.2248 程度で復元できなくなるなら、不具合だと思います。が、5.0.0から5.0.1なら仕方ないかなー、と。
気になるようなら、バージョンアップをしたらバックアップ(BINファイル)を取り直す、と。
いや、この問題が改善されたんですね。。
これら以外は、間違った警告が出る、とか、CPU使用率が間違っている、とか。
これら6つの不具合。致命的なのかというとそうでもないような気がします。なので、今回のリリースは、前回からのペースは速いですが、緊急対応というわけではないのかな、という感じです。
数日前にアップデートしたばかりですが、再度アップデートしておきたいと思います。