QNAPのOS QTS 5.1.4.2596 Build 20231128 リリース
Qfinder Pro を立ち上げると、稼働中のNASに、バージョン更新の通知が出ていました。
稼働中の3台が全て 5.1.2.2578 となっているのは、システムプロセスの安定性を向上させるための修正というのが気になって、自動アップデートではなく手動でアップデートしたためです。
とはいえ、システムが不安定だったわけではないので、これといって変化は感じてないんですけどね。
変更点は?
Web上の管理画面から、[コントロールパネル] > [システム] > [ファームウェア更新] と進み、「更新の確認」ボタンを押して表示されたのがこちら。
5.1.4.2596 Build 20231128 がリリースされているようです。
前回の 5.1.3 から 5.1.4 に変わってます。
後で触れますが、今回は機能強化も無いので、セキュリティアップデートとバグフィクスだけ。5.1.Xから、毎回、リリースごとに末尾のXが更新されているようですね。
それにしても、前回のリリースからわずかに2週間。なにやら、きな臭い感じがします。。
というわけで、さっそく公式のページをチェック。
セキュリティアップデートとバグフィクスという内容です。
セキュリティアップデート
- Applied multiple security updates to further enhance system security.
セキュリティアップデートはいつもの通り。特に具体的な内容はなく、複数のセキュリティ更新プログラムを適用した、という内容ですね。
解決された問題
前回までと比べて、大幅に少ない項目数で、わずかに7つです。前回リリースから2週間ちょっとですからね。
今回も個人的に興味/関心を持った項目だけをピックアップしたい…、と思ったんですが、特に気になる項目も無く。。
比較的多くのユーザーに影響しそうなのは、これでしょうか。
- Fixed a rare issue in File Station where a file upload task might become unresponsive shortly after it began.
File Station で、稀にファイル アップロード タスクが開始直後に応答しなくなる問題を修正した、とのこと。以前にも書きましたが、私自身はNASへのファイル格納は、もっぱらWindowsのエクスプローラーからネットワークドライブでアクセスしてますので、File Stationを使うことは、ほぼ無いです。
ローカルPCを経由しない、NAS間のファイル移動は、File Station のお世話になりますけどね。
他には、リソースモニターの修正や、QuLogセンターでのイベントログの修正、それに、ADドメインでの問題の修正なんかがありました。
TL-D800C 拡張ユニット上のディスクをストレージプールに使用できないという問題や、Cyber Protect Home Office というバックアップソフトを使用してNASへバックアップできないという問題、AMIZ Cloud Agent でNASを表示できない問題、といったような、特定の機種、ツール、用法で発生する不具合の改修が行われています。
前回から2週間ちょっとという緊急リリースに見えるアップデートだったのですが、使用方法にも依るのでしょうが、そこまで緊急性が感じられるものは無かったという印象です。
少なくとも、私の使用環境では、特に影響を受けなさそうなものばかり。
といっても、何らかのセキュリティアップデートは入っていますので、折を見てアップデートしておきたいと思います。