QNAPのOS QTS 5.2.9.3451 Build 20260327 リリース

少し前から、Qfinderに「↓New」のマークが出ているな、と気にはなっていたんですが。。

前回の5.2.7.3297から、3台のNASを手動で5.2.8.3359にアップデートしていたんですが、そのうちの1台、TS-228Aに、「↓New」のマークが付いています。

でも、よく見ると、TS-230が既に 5.2.9.3410 となってますね。最新に自動更新されていたようです。

前回の 5.2.8.3359 については、約3ヶ月前の1月半ばに書いています。

Build 20251225 となっていたので、ビルドからおよそ1ヶ月経ってからの記載だったのですが、今回はどうでしょうか。

QTSの更新履歴確認のために、このTS-228Aの管理画面に入ってみました。

ん? 5.2.9.3451 ??

自動更新された TS-230 は、5.2.9.3410 です。

確かこの末尾の4桁の差はビルド日付の日数差だったと思うので、3410から1ヶ月と10日ほどの後に 3451 が作製されているように見えます。また、最新を追えてなかったですね。すみません。

QTS 5.2.9.3410 build 20260214

というわけで、バージョンの履歴を確認してみます。

やはり、QTS 5.2.8.3359 build 20251225 の後に、QTS 5.2.9.3410 build 20260214 と QTS 5.2.9.3451 build 20260327 がリリースされているようです。リリース日は、5.2.9.3410が3月4日、5.2.9.3451が4月2日のようです。

ではまず QTS 5.2.9.3410 から。

セキュリティアップデートはいつもの通りで、特に具体的な記載はありません。

機能強化については、

Desktop & Login
  • Enhanced email security by adding SSL certificate validation for SMTP servers in “Desktop > Personal Settings > Email Account". Predefined providers now enforce validation automatically, while custom servers offer a configuration choice. If the certificate fails validation, the system blocks email delivery and displays an error message to prevent the use of untrusted certificates.

とあります。SMTPサーバーのSSL証明書検証機能を追加して、セキュリティを強化する、ということのようです。

QTS 5.2.8.3359 build 20251225 の 電子メールアカウント設定画面
QTS 5.2.9.3410 build 20260214 の 電子メールアカウント設定画面

確かに、変わってます。安全な接続のデフォルトが「SSL」に変わってますね。といっても、「なし」も選択可能で、「なし」にすると、SSL証明書を検証するのチェックボックスは設定不可のグレー表示となります。

続いては、「Fixed Issues」。バグフィクスです。

こちらは、なんと20項目が列挙されています。前回の 5.2.8.3359 が3項目でしたから、2ヶ月でかなりの改修が行われたようです。この中から、個人的に気になったものをいくつかピックアップします。

  • Fixed an issue for some users where the NAS could not finish initializing if it was not connected to the internet.

ちょっと気になる、というか面白い(というと不謹慎ですが)、と感じたのがこれ。

インターネットに接続されていないとNASの初期化が完了しないことがあるという問題があったそうです。NASの初期化については、以前に記事で書いたことがありますが、NASなんでネットワークにつないで行うもの、と疑ってませんでした。

ネットワークにつながる = インターネットにつながる、ではないですから、閉じたネットワークで使用するということも十分に考えられますね。

  • Fixed an issue where the NAS might unexpectedly restart under certain conditions.

これは個人的に影響があるのか無いのか判断が難しいですが、特定の条件下でNASが突然再起動することがあったそうです。特にその経験があったわけではないので、条件に当てはまっていたかどうかは判らないですが、アップデートしておきたい内容ではあります。

その他にもいろいろありますが、ドメインコントローラー関連、スナップショット関連、IRセンサー、macOSからの接続、等々、私個人には直接関係しないものがほとんどでしたが、気になる方は公式サイトをチェックしてみてください。

QTS 5.2.9.3451 build 20260327

続いては、QTS 5.2.9.3451 です。

こちらにも、セキュリティアップデートから機能強化、バグフィクスが大量に記載されていますが、内容は、ほぼ QTS 5.2.9.3410 と同じ。

バグフィクスの末尾に2項目追加されているだけのようです。QTS 5.2.9 までが同じなので、微修正ということなんでしょうね。

ちなみに、その2項目共にドメインコントローラー絡みの問題で、SMB 接続の遅延が発生する、というような致命的とは言えないのかな、という内容でした。

こちらも、気になる方はチェックしてみてください。

というわけで、個人的には、QTS 5.2.9.3410 build 20260214 で十分なんですが、あえて最新を避ける必要もないので、5.2.8 の2台は、最新にアップデートしておきたいと思います。