QTSのバックアップツール HBS3 のアップデート(18.0.1125)

QNAPのNAS(QTS 5.0に最近アップデートしたTS-228A)で、AppCenterから、HBS3(Hybrid Backup Sync)のアップデートの通知がありました。

変更内容は?

前回のバージョンは、18.0.1104でした。

このリリース案内が11月9日で、今回のは12月2日ですから1ヶ月未満ですね。と大仰に書こうとしたんですが、これまでも1ヶ月未満でのリリースというのは結構ありましたね。

というわけで、今回の変更内容。

Addressed an issue where running a sync job would falsely trigger a “Failed to copy all attributes" warning if the source NAS was running QTS 5.0 and the destination was using the exFAT file system. (Note: QTS 5.0 supports exFAT free of charge.)

QTS 5.0のNASがソース側、宛先がexFATファイルシステムの同期ジョブが、「すべての属性のコピーに失敗した」旨の警告が表示される、と。

あれ? exFATドライバーライセンスを購入していなければ、それが正常じゃないの? と思ったんですが、カッコ内の注意書きを見て納得。

QTS 5.0は、exFATを無料でサポートしている、とのこと。なので、QTS 5.0 だと、失敗しちゃダメ、ということなんですね。

関係なかった…

なるほど。QTS 5.0にアップデートすると、exFATが無料でサポートされるわけですね。

ちょっと試してみましょう。

外付けHDDをつないでますので…。

って、NTFSフォーマットで、exFATじゃないので恩恵にはあずかれなかったですね(笑)

残念ながら…

しかも、QTS 5.0 のリリース案内を改めて読み返してみると。

x86ベースNASに対するexFAT無料対応

exFATは、最大16EBのファイルに対応するファイルシステムで、フラッシュストレージ (SDカードやUSBデバイスなど)を対象に最適化されており – 大型メディアファイルの転送および共有の高速化を支援します。

https://www.qnap.com/ja-jp/news/2021/qnap-%E3%81%AF%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%89%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%83%AB%E5%90%91%E4%B8%8A%E3%81%97%E3%81%9F%E3%82%BB%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%AA%E3%83%86%E3%82%A3wireguard-vpnexfat-%E7%84%A1%E6%96%99%E5%AF%BE%E5%BF%9C%E3%81%9D%E3%81%AE%E4%BB%96%E3%82%92%E5%82%99%E3%81%88%E3%81%9F-qts-5-0-%E3%82%92%E5%85%AC%E5%BC%8F%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B9

あら。

x86ベースのNAS限定だったんですね。

TS-228AのCPUは、64ビットARMなので、QTS5.0にアップデートしても、exFATに対応していない、と。

確かに、先ほどの「ストレージ&スナップショット」の画面の下には、

と、exFATドライバーライセンスをライセンスセンターで購入する必要がある、ということのようです。

ということは、所有している環境では、残念ながら今回のバグフィックスはアップデートしてもしなくてもどっちでもいい、という感じですね。。