QNAPのOS QTS 5.2.0.2860 Build 20240817 リリース

前回、QTS 5.2.0.2851 へのアップデートで警告が出てしまい、「改善を期待」というところで終わりました。

実は、この記事を公開して、割とすぐに、新たなアップデートが提供されていたようです。

Qfinder Pro を立ち上げると、通知が出ていました。

上から2つ目のTS-228Aが、前回 QTS 5.2.0.2851 にアップデートしたNAS。「↓New」が付いてます。

これは、期待が持てます。

というわけで、さっそくWeb上の管理画面へ。

ファームウェア更新画面で現れたのは。。

随分とデザインが変わりましたね。

5.1.8.2823 では、これでしたから。

というわけで、さっそく更新。

QTS SSL Vertificate の更新が求められますので、更新しておきましょう。

で、肝心の SMB Service は、警告のマークがなくなっています。正常に稼働しているようですね。

良かったです。

さすがに、警告の問題は、緊急リリースの理由になったってことでしょうね。

改善ポイント

SMB Service がアプリになった(のかな?)というのが、変更点の一つ。

Windows PCからファイルは正常に見えています。が、これが旧来のSMBなのか、新アプリなのか、正直なところ、判りません。

コントロールパネルの「Microsoft ネットワーキング(SMB)」の設定項目もこれまでと特に変わったようには見えないですから。

とはいえ、問題なくアクセスできていますし、なにより警告が出なくなったので、安心して使用できそうです。

もう一つ、気になっていた終了/起動時の速度改善。

こちらの方は、微妙ですかね。

再起動で、アプリ終了後にこの画面が表示されるまでの時間は、確かに数十秒という単位で早くなっているようですが、「ログイン画面」「デスクトップ画面」表示までをそれぞれ計測すると、終了時の時間短縮分がそのまま早くなったかな、という感じです。

アプリの起動完了(管理画面から「アプリケーションを起動しています」が消える)までを見ても、同じような感じですかね。

環境によっても変わるかと思いますので、あくまでも私の環境での(たった)数回の起動での確認ということを付け加えておきます。

変更点は?

公式サイトでの案内はこちら。

ビルドが8月17日、リリースが8月18日のようですね。前回の記事を書いた翌日だったようです。

ただ、こちらを見ても、QTS 5.2.0.2851 と「ほぼ」同じ。

違いはというと…。

Important Notes

  • After updating QTS to 5.2.0, important updates are required for certain apps due to OpenSSL updates, such as Malware Remover and Multimedia Console. To ensure their functionality, you can go to the App Center and manually update these apps to their latest versions. (All applications dependent on Multimedia Console will also resume their normal functionality after Multimedia Console updates.)

このブロックが、QTS 5.2.0.2860 に追加されています。

といっても、特にSMBに言及する記載はなく、OpenSSLのアップデートに伴う、各アプリの更新を手動で行ってください、というものと、Surveillance Station というサービスが終了となるので QVR Elite に移行しておいてください、というもの。

いずれにしても、QTS 5.2.0 が正常に稼働できたようなので、他の2台も、更新しておきたいと思います。