QNAPのOS QTS 5.2.9.3499 Build 20260514 リリース
最近、QTSのアップデートを忘れがちになるのは、Qfinderを見る機会が減ってしまったから、というのは言い訳ですが、最近、TS-230とTS-233の搭載HDDの容量を増やしてから、2台のNASだけで賄えるようになったんです。なので、Qfinderを使っての、3機目・4機目の電源ONの機会が減ってしまった、ということなんですね。

まぁ、やっぱり言い訳なんですが。
2台ともに「↓New」のマークが付いています。
前回、QTS 5.2.9.3451 へのアップデートの話は、2ヶ月ほど前に書いているので、まぁ、時期的には妥当ですよね。
で、そのアップデートの内容を確認しようと、Web上の管理画面へ。

5.2.9.3499 Build 20260514 というのがリリースされているようですね。5.2.9. ということは、新機能搭載、という感じではなさそうです。でも、ビルドが 20260514ですから、リリース後1ヶ月は経ってそうで…。
というわけで、QNAPの公式サイトを見てみると、なんと、QTS 5.2.9.3499 build 20260514 の前に、 QTS 5.2.9.3492 build 20260507 がリリースされてたんですね…。
QTS 5.2.9.3492 build 20260507
というわけで、内容を確認してみたいと思います。
セキュリティアップデートはいつもの通りで、特に具体的な記載はありません。
その他は、想像通り、新機能や機能強化はなく、Fixed Issues(修正済みの問題 = バグフィクス)となります。
前回の 5.2.9.3451 にあったバグフィクスが22件、今回の 5.2.9.3492 が31件なので、末尾の9件が追加かと思ったんですが、全て新作?のようです。こういうときに新作というのはブラックかもしれませんが、新たにこれだけの対応をして頂いた、ということですよね。
では、いつものように、ARM64系のNASを使用する私が個人的に気になった項目を中心に見ていきたいと思います。
- Fixed an issue that would cause the symbolic link of an external USB drive to disappear.
意外と、「え?」と思ったのがこれ。外付けUSBドライブのシンボリックリンクが消えてしまう問題があったそうで。どのレベルで見えなくなっていたのかは判りませんが、目に見えやすい問題ではあります。発生条件が特殊だったんでしょうね。
- Fixed an issue where the Dashboard would incorrectly display a volume as “Full” when the volume was set to read-only.
読み取り専用のボリュームが「FULL」で表示される、と。確かに、書き込めない = 満杯 みたいな感じではありますが。
- Fixed an issue that would cause system instability during large file transfers from an external HDD to the NAS.
これも発生条件に依るんでしょうが、外付けHDDからNASへの大容量ファイル転送時にシステムが不安定になる問題があったようです。HBS 3 Hybrid Backup Syncでの転送もこれに含まれるのかどうかは判りませんが、つい最近、大容量のファイルのやり取りをしているので、ちょっと気になるところではあります。システムが不安定になったことは無いんですけどね。
- Fixed an issue where notification messages in Notification Center would occasionally stay stuck in queue.
通知センターの通知メッセージがキューに滞留してしまうことがあったそうです。通知が滞留ということは遅延するってことなんでしょうね。紛失ではなく。
- Fixed an issue where users sometimes could not play back MKV videos on the fly in File Station on NAS models with ARM processors.
久々にARMに特化した内容ですね。ARMプロセッサを搭載したNASモデルの File StationでMKVビデオをリアルタイムで再生できない場合があったのだそうです。File Station 上での動画再生。しないですね。。
- Fixed an issue where new users could still log in via SMB without changing their password even though “Change password on first login” was enabled.
「初回ログイン時にパスワードを変更する」が有効になっている場合でも、新規ユーザーがパスワードを変更せずにSMB経由でログインできてしまう問題を修正したとのこと。これは、システム運用をしている人にはちょっと困った話だったかもしれませんね。個人運用の私には関係ないですが、って個人の場合、運用中、新規ユーザーを作る行為自体がほぼ無いですから。
こんなところでしょうか。
あくまでも、気になったところを挙げただけですので、個人ユーザーには縁遠いドメイングループ関連の話などには触れていません(重要度順に挙げたわけではない、ということです)。
ですので、気になる方は、ぜひ公式サイトをご確認ください。
QTS 5.2.9.3499 build 20260514
次に QTS 5.2.9.3499 build 20260514 ですが、QTS 5.2.9.3492 build 20260507 のリリースからわずかに1週間後何ですよね。そういう場合は大概…。
セキュリティアップデートにも触れられていますが、いつもの定型文です。
バグフィクスの方は、23項目。
で、 5.2.9.3492 と 5.2.9.3499 を比較してみると、5.2.9.3499 の方が減っている項目があるものの、他の項目はすべて同じ。
一体、何が変わったの?というのが全く判りません。
どうも、「いつもの定型文」と素通りしたセキュリティアップデートの方が重要だった可能性があります。
で、複数の脆弱性に対しての修正版(対策版)バージョンが、5.2.9.3499 と記載されています。
なので、機能上の不具合ではなく、セキュリティ上の問題への対策となりますので、5.2.9.3492だけでなく、最新版にアップデートしておいた方が良さそうですね。
1週間後のリリースなので、てっきり 5.2.9.3492 リリース時のデグレード対策かと勘繰ってしまいました。すみません。。













