梅雨明けとセミの声

いつものようにJR新大阪駅で下車して会社へ向かおうと新幹線乗換口のそばを通ると、普段は見られない人の群れがありました。

感染が収まっていないのに、出張・観光の急激な増加?と思ったのですが、どうやら山陽新幹線が大雨のため、全線にわたって運転見合わせとのこと。

自宅を出るときのニュースでは三原~東広島間の運転見合わせとなっていたんですが、雨のエリアが広がったのか、車両・ダイヤの都合か、全線が運転見合わせになったようですね。

新大阪駅から西に走る新幹線が全て運休なら、この混雑も納得です。

この大雨。いわゆる梅雨末期の豪雨で、ここ数年、この時期の被害が各地で報告されています。梅雨が明けるのは嬉しいですが、この豪雨は歓迎したくはないですね。

梅雨明けとセミの初鳴き時期

昨日、今日と、朝から雨が降っているのであまり目立たなかったのですが、数日前から(先週中頃だったでしょうか)朝にセミの声が聞こえるようになってきました。

例年、「梅雨が明けると同時にセミが鳴きだす」という印象が強いんですが、今年は梅雨明けを待たず(特に梅雨の中休みという感じでもないんですが)、セミが羽化して広い範囲で鳴き声が聞かれます。

セミは梅雨明けを知っているのか

梅雨明けを察知する力を持っているのか、ただの偶然か。ソメイヨシノなど、植物は寒い時期に準備をしだして、一定の暖かさになると開花を始めると聞きますが、セミはどうなんでしょう。ちょっと気になって、データを調べてみました。

参考にしたのはいずれも気象庁のサイトから入手できる、過去の関西の梅雨明け時期と大阪でのアブラゼミ・クマゼミの初鳴き時期の記録です。

数字だけでは分かりにくいので、グラフにしてみました。

クマゼミは、梅雨明けよりも早めですね。アブラゼミは梅雨明けと同じような時期になるでしょうか。

1985~1990年とか、2004~2007年とかを見ると、山の形はそれぞれに似通っています。

とはいえ、リンクしているのか、というと微妙ですね。。

最高気温、最低気温、湿度などを加えると、何か見えてくるかもしれませんね。いずれにしても、ほどなく梅雨は明けると思います。カラッとした夏の朝のセミの大合唱が、間もなくやってきます。

ところで、この味のある気象庁の調査。一部の植物の観測を除いて令和2年で終了となりました。長く続いていただけに、個人的には続けてもらいたかったですけれど、これも時代の流れですね。