住友生命「Vitality」でウォーキングを楽しむ

歩くだけでお得になる、という話を以前に書きましたが、その中で、住友生命保険のVitalityというプランについて、少しだけ触れていました。

その頃は、「そのようなものが存在する」という程度の理解だったんですが、自身が契約している保険(住友生命分)の見直しの折、Vitalityのプランに切り替えました。

コロナ禍で外交員の方との直接の面談は(こちらから)控えていましたので、情報を得られていなかったというのが正しいのですが、数年後に毎月の掛け金が3倍に跳ね上がるという契約(契約期間途中で見直すことを前提とした契約でした)を何とかしたいと思ってたのも事実で、直接話をする機会を、今年2月に作ったんです。

外交員の方は私の職業がソフト開発ということも当然ご存じだったんですが、逆にそれがVitalityの提案を積極的にされなかった理由っぽいんですね。

どうやら、デスクワークなのであまり歩かないだろう、と思われていたようです。

なので、「平日は帰宅時に歩くので1日1万歩前後は歩いてますよ」、との話から一気に進み、2回目の打ち合わせで契約です。

住友生命「Vitality」とは

詳細は、公式サイトを見て頂くのが間違いないと思います。

保険料が割引に

一番のメリットが、1日に8,000歩以上歩くだけでポイントが獲得でき、2年目以降の保険料が、ポイントに応じたステータスで変化する、というもの。

ステータスブルーブロンズシルバーゴールド
必要ポイント0pt~12,000pt~20,000pt~24,000pt~
保険料割引+2%割増変動なし+1%割引+2%割引

割引・割増に「+」とある通り、シルバーやゴールドの割引は、3年目以降は上積みされますので、ずっとブロンズなら保険料に増減なし(1年目の15%割引を維持)ですが、ずっとシルバーを続けていれば、2年目は16%割引、3年目は17%割引、と、最大30%割引にすることもできます。

このポイントは、歩くだけではなく、簡単な質問に答えるオンラインチェックを実施したり、会社などで年1回行われる健康診断の結果を入力したりすることでも加算されます。

なので、実は定期的に健康診断を受けていて、かつ健康体なら(BMIや血圧、血糖、コレステロール、尿蛋白が住友生命が健康と判定する値を満たしていれば)、特に意識して歩かなくても、保険の割引率を維持するブロンズステータスを十分に維持できますので、損は無いと思います。

でも、この「Vitality」は、歩いてこそ、ですよね。

例えば、です。

上に書いた通り、オンラインチェックで得られる3,000ptと、健康診断で全項目基準を満たすことでの10,000ptがあれば、それだけで13,000ptとブロンズのステータスになります。

歩くとどうなるか、ですが、試算に間違いがあるといけませんので公式サイトの例をそのまま使用させて頂きますが、2日に1日のペースで10,000歩歩いたとすると、2日に1回、40ptが加算されます。1年間で182日になりますから、運動することで得られるポイントが7,280pt。

合計で20,280ptとなり、シルバーのステータスに達する、ということです。

週に3,4日、1万歩を歩くだけなら、いけそうだ、という方も多いんじゃないでしょうか。

アクティブチャレンジでご褒美

保険料の支払いが安くなる、というメリットは大きいんですが、なんせ保険料の更新は年に1回のこと。そのため、普段の「歩くモチベーション」を高めてくれるのが、アクティブチャレンジという仕組みです。

月曜日から日曜日までの1週間で、目標のポイントが設定され、そのポイントに達すると、アプリ上でルーレットを回すことができ、スターバックスコーヒーのドリンクチケットや、ローソンのグリーンスムージー、ローソンオリジナルPET飲料各種、ファミリーマートのファミマルペットボトルお茶各種 等々に引き換えられるチケットを手にすることが出来ます。何を手にできるかはルーレット次第。でも、嬉しいことにルーレットにハズレはありません。

目標を達成さえすれば、何らかのチケットが手に入るのは、比較して申し訳ないですが第一生命のアプリ「健康第一」とは違うところ。ここ最近、当たることが極めて稀になってきてます。有料サービスと無料サービスの違いは大きいですね。

そのほかにも、体を動かすことにつながるウェアラブルデバイスやスポーツ用品の割引を受けられたり、フィットネスジムの優遇があったりと、いろいろな特典があります。

デメリットは?

なんか、いいことづくめのような書き方ですが、デメリット、というか「あ、そうなの?」と思うところもあります。

それは、これらのサービス(「Vitality健康プログラム」と言います)を受けるためには、保険料とは別に月額880円(税込)が必要、ということ。

これを高いと見るか、安いと見るか。880円に12を掛けてしまうと、年額10,560円と、まぁまぁな額になります。

ですが、毎月支払う保険料の一部と思えば、さほど高いわけでもなく、仮に2万円ほどの保険料を支払う契約だとしたら、月額880円を支払うことで初年度が15%(3,000円)割引になるわけですから、悪くはないですよね。それに、アクティブチャレンジで、実際に毎月数百円のチケットが獲得できそうですし(この実績については後述)。

というわけで、デメリットらしいデメリットも見いだせず、契約することにしました。

ちなみに、夫婦揃ってVitalityに契約を変更したので、どちらかは「Vitality健康プログラム」の家族プランにすることができ、月額が880円ではなく、半額の440円となります。

いつから歩く?

契約をしたのが2月下旬で、契約としては翌3月1日から新プランの適用にはなるんですが、「Vitality健康プログラム」の開始は健康状態などの審査待ちということでした。

年度末に近いからなのか、人気があるからなのか、通常よりも審査に時間がかかるとのこと。なので、開始まで2~3週間待って欲しい、ということでした。

契約が3月1日からなら、1日から歩きたい(ウォーキングでのポイントをもらいたい)ですよね。

ここで知っておいて頂きたいのが、Vitalityアプリへのログインが運動ポイント獲得の開始ではなかった、ということです。

私も、てっきりVitalityアプリで会員登録した日以降の歩行が対象になるものだと思ってました。

「住友生命『Vitality』へようこそ!」というタイトルのメールが届いたのが3月15日のこと。契約開始から2週間が経ってしまってます。

早くアクティブチャレンジを試したい、と思いつつですが、それまで日々歩いていなかったかというとそうではなく、ここ数年の日課として、毎日1万歩前後は歩いてます。

しかも、たまたまではあるんですが、Vitalityアプリをインストールする予定のスマホに、既に別の用途で「Google Fit」をインストールしてたんですね。

それを使って、日々、これまでと同じように歩いてました。

3月4日から、Fitでも位置情報を使用するように変更しています。そうすると、どのあたりを歩いたかの概略図を一覧で見ることが出来ます。面白いんですが、さすがに、会社の場所が判ってしまうのもどうかと、モザイクをかけました。。

上記の通り、3月1日(契約開始日)が12,114歩、3月4日が13,817歩ですね。

これは、12,000歩ってどんな感じなんだろう、と思ってVitalityインストール後のシミュレーション的に歩いてみた結果です。なんか、普段歩く歩数とそれほど違わないので、意外と12,000歩を達成するのに、生活スタイルを大きく変えなくていいかも、と思ったものです。

で、住友生命からのメールの通り、翌16日の土曜日にVitalityアプリをダウンロードして初回会員登録を実施。

アクティブチャレンジは毎週月曜日始まりですので、週明けから頑張ろう、と思っていたんですね。

で、しばらくして(見たのは翌日だったと思います)、Vitalityアプリのトップに表示される「現在のポイント合計」が0ではなく、想定外に高い数字だったので「メニュー」から「ポイント」を見ると…。

キャプチャは5月に取得

Vitalityの保険契約が開始となったのが3月1日。その3月1日と、4日、12,000歩以上を歩くことで得られる60ポイントが、日を遡る形で加算されていました。

3月5日から3月15日のアプリインストール前も、歩数に応じて20~60ポイントが付いていたんです。

これ、ご存じない方も多いんじゃないでしょうか。

Vitalityアプリの開始前(保険契約期間開始の前)に、Google Fitだけでもインストールしておきましょう。普段からよく歩く方なら、なおさらです。

事前にFitをインストールしていなければ、Vitalityインストール時にFitを併せてインストールすることになりますから、事前に何もしていなければ、月初めの1日から、インストールの日までに歩いた分はノーカウントとなります。ちょっともったいないですよね。

ちなみに、個人的な数値ですが、インストールする前日(15日)までのポイントとして580ポイントが計上されていました。

約2ヶ月使用してみて

現在の獲得ポイント

3月16日から本格的にアプリの使用を開始して、オンラインチェックを実施したり、昨年10月に実施した健康診断の結果を入力したりして、5月11日時点のポイントが16,140。

この中には、オンラインチェックの3,000pt、昨年、健康診断(胸部レントゲン検査=肺がん検診、胃部レントゲン検査=胃がん健診)を受けたことによる「予防」の2,000pt、健康診断の結果による8,500ptが含まれます。残念ながら、一部範囲外の項目がありましたので、10,000ptではなく、8,500ptになってます。

ですので、ウォーキングによるポイントは差し引き2,640ptですね。この2,640ptのうち、580ptが、アプリインストール前のGoogle Fitによるポイントです。

3月1日から5月10日まで71日ですから、超単純に2,640を71で割って365を掛けると13,571になります。1年365日、このペースで歩き続けると13,571ptが得られるという計算です。運動ポイントはどんなに頑張っても年間14,000ptが上限となりますので、無駄なくほぼ上限までポイントを積み上げることができそうです。

オンラインチェック、予防、健診結果の13,500ptとを足すと27,000pt強。このペースを維持できれば、ゴールドになりそうですね。頑張ります。

ちなみに、2年目の保険料判定は、前6ヶ月のポイントで判定されますので、3月1日契約開始なら8月末時点のポイントで、2025年3月から1年間の保険料が計算されることになります。

さすがにゴールドは無理ですが、シルバーなら頑張り次第では達成可能かも、というところですね。

アクティブチャレンジでの獲得成果

ところで、アクティブチャレンジの方ですが、最初は週間の目標が100ptから始まります。

画面からは消えてますが、3月18日から3月24日までも目標は100ポイントで、達成してます。

最初の4週が目標が100ポイントで、楽勝、楽勝と思ってたら、1ヶ月経った4月8日から、何と4週連続で20ポイントずつ増えてます。

週間運動ポイント目標は、公式サイトに

目標の達成状況に応じて週間運動ポイント目標は毎週見直しされます。

とあります。確かに達成し続ければ、目標が上がっていくんだろうなぁ、とは思うものの、ゴールデンウイークは怠惰な生活を送ったので、達成せず。どころか、ゼロです。

なので、5月6日からの週は目標が下がるんじゃないか、と期待してたんですが、下がるどころか20ポイント上がってます。

180ポイントというと、12,000歩を週に3日歩くか、10,000歩を4日と8,000歩を1日歩かないと達成しません。

これは、近いうちに「ちょっとやそっと頑張っても達成しない」日が来る、ということでしょうか。

達成しない週が続くと目標は下がるようですが、どんなペースで上がっていくのか、気になるところ。今のところは、怠惰な1週間を除いて、スタバのドリンクチケット(500円分)が3回、ローソンオリジナルPET飲料が3回、ローソンのグリーンスムージーが1回、ローソンののむヨーグルトを1回と、毎週のようにチケットを頂いてますから、達成しない週が続くとモチベーションも下がりそうですからね。

それはそれとして、歩くことに楽しみが与えられた生命保険の「Vitality」。これからも頑張って歩いてみたいと思います。