壊れたスマホからの楽天Edy残高引継ぎ

およそ1週間前、メインで使用しているスマホが床に落下して再起不能に。

スマホ決済の大多数は楽天ペイを使用しているんですが、使用できない店では楽天Edyを使用することも。

なので、落下する9日前にチャージしたばかり。

さすがに、旧端末に残った残高をあきらめたくないので引継ぎ処理をしたんですが、その話を書いてみたいと思います。

基本的には移行元での手続きが必要

これまで、スマホを買い替えることはあっても、今回のように操作できなくなっての移行は初めてです。

機種変更の場合は、旧端末から楽天IDを使用してEdyの残高を「預け」、それを新端末で「受け取る」という手続きです。手続きといっても、手元で簡単に出来る操作ですね。

ところが、旧端末で「預ける」ことができないとなると、途端に手続きは面倒なものになります。

旧端末が操作できる場合旧端末で操作できない場合
旧端末で機種変更手続き利用停止申請
残高引き継ぎ先の楽天Edyを選択
本人確認書類の提出
新端末で初期設定引き継ぎ残高の受け取り

特に、本人確認書類の提出が最も面倒に感じる点ですね。セキュリティ上仕方がないことなのかとは思いますが。

残高引継ぎの対応内容

※以下、一部この記事に書いた内容と重複します。

利用停止申請

まず、楽天Edyのサイトから、「楽天Edyの故障/盗難/紛失について」のページへ。

トップ画面の上部にある「故障/盗難/紛失」から進むのが判りやすいでしょうか。

「楽天Edyの選択」で、「おサイフケータイ」なのか「Edyカード」なのかを選択。もちろん、「おサイフケータイ」を選びます。

処理フローが表示されますので、その中にある「利用停止する」を選びます。

https://edy.rakuten.co.jp/mypage/rescue/ よりキャプチャ

そこから「利用停止申請」へと進みます。

https://edy.rakuten.co.jp/mypage/rescue/ よりキャプチャ

利用停止させる端末として表示されるのは、Edy番号登録されているものになりますので、引継ぎも、旧端末がEdy番号登録されていることが前提となります。

おサイフケータイとしてEdyを使っている方は、万一に備えて登録しておいた方が良いですね。

この利用停止申請画面には、かつて所有していた(機種変更で既に使わなくなった)スマホの分なども一覧表示されるので、これまで停止手続きなどを行っていなければ、たくさんのEdy番号が表示されると思います。

この一覧は、スマホ(おサイフケータイ)かEdyカードかの違いは、左側のアイコンでわかるものの、スマホの機種などは判りません。識別に役立ちそうなのは、Edy番号と最終利用日。

普段の生活でEdy番号を意識することは無いと思いますので、最終利用日から判断するのがいいでしょうかね。チャージした際に届くメールには、Edy番号が載っていますので、そこから判断するのも良いかと思います。

Edy番号を念入りに確認して「利用を停止する」ボタンをクリックします。

再度、Edy番号を確認して、「申請する」をクリック。

状況として、旧端末が「利用停止申請中」となりました。

残高引き継ぎ先の楽天Edyを選択

「利用停止完了まで最大2日程度かかります。」とありますが、「【楽天Edy】おサイフケータイ利用停止完了のお知らせ」というタイトルのメールが届いたのは、申請から3日後のこと。

一部伏せながら、本文を引用すると、

いつも電子マネー「楽天Edy」をご利用いただきましてありがとうございます。
本メールは「おサイフケータイ端末故障/紛失時のお手続き」を行った方で、利用停止処理が完了したお客様に配信しております。

——-*
以下の楽天Edyの利用停止処理が完了しました。

<利用停止したEdy番号>
3001-4001-XXXX-XXXX

<利用停止申請日時>
2023/01/28 13:50

引き続き、楽天Edyマイページで残高引き継ぎ手続きを行ってください。

*——-

(以下、略)

【楽天Edy】おサイフケータイ利用停止完了のお知らせ

これを受けて、楽天Edyマイページを見ると、進捗状況が変わっていました。

引継ぎ先の楽天Edyを選択できるようになっています。

「選択する」をクリック。

引継ぎ先のEdy端末の選択は、絶対に間違えないように。他の端末に再移行したくても、一旦は受け取らないとダメですから、お手上げになると思います。

引継ぎ先となる新端末のEdyメイン画面の「詳細を見る」で、簡単にEdy番号を確認できますので、確認しながら進めると良いでしょう。

確認後、引継ぎ先のEdyを選択。

「決定する」を押すと、後戻りできません。

今回思ったのは、Edy番号の登録状況を整理しておいた方がいいな、ということ。サブで使用している端末はともかく、既に使っていない前の機種、SH-04Hのものまで残っていたりと、混乱のもとですからね。

「楽天Edyの選択」が完了しました。

本人確認書類の提出

Edy引継ぎ最大の難関(面倒くささで)が、これ。

上記キャプチャの「アップロード画面へ」というのが、それです。

まずは、「> 書類一覧はこちら」を確認してください。

本人確認書類として必要なのは、下記のいずれかの原本をカメラで撮影したもの。

  • 運転免許証
  • 運転経歴証明書
  • 個人番号カード(マイナンバーカード)
  • 身体障害者手帳
  • 精神障害者福祉手帳
  • 特別永住者証明書
  • 在留カード

もしくは、

  • 健康保険証+補助書類
  • 日本国パスポート+補助書類
  • 住民基本台帳カード+補助書類

ここで記載されている補助書類とは、

  • 公共料金の請求書・領収書(電気・都市ガス・水道いずれか)
  • 住民票
  • 届出避難場所証明書

それぞれに条件などがありますので、ご確認を。

たまたま、別の申請で撮影した運転免許証(両面)が、画像データとして保存してあったので、それを利用することに。

証明写真とかは「○ヶ月以内に撮影したもの」とかの制限があったりしますが、運転免許証は、交付後に写真が変わるわけでも、記載内容が変わるわけでもなく、大丈夫。もちろん、裏面に追記事項などがあれば最新のものを使用する必要がありますけどね。

運転免許証を選択。

この時点で、初めて裏面も必要なことを知りました。

前述の通り、「ファイルを選択」で、撮影してあった免許証の画像ファイルを選択します。

こんな感じで選択した画像が表示されますので、間違いは少なそうですね。

もちろん、表示される画像にモザイクはかかってません。

下の方にスクロールすると…。

添付した画像に対しての個人情報の取り扱いについて、プライバシーポリシーが記載されています。キャプチャは、同意するをチェックした後のものです。

同意した上で、「アップロードする」をクリック。

本当に受理されたのかな?

と思っても、

この状態から変わりません。

「アップロード画面へ」の枠内に「※アップロードが完了しても審査が完了するまで画面はこのままです」とありますからね。

最大1週間程度とありますので、待ちましょう。

引き継ぎ残高の受け取り

しばらくかかるんだろうなぁ、と思っていたら、わずか2日後(2月1日の夜にアップロードして、2月3日の午前中)、「【楽天Edy】残高引き継ぎ準備完了のお知らせ」というタイトルのメールが届きました。

一部を伏せて、本文を引用すると、

いつも電子マネー「楽天Edy」をご利用いただきましてありがとうございます。
本メールは「おサイフケータイ端末故障/紛失時のお手続き」を行った方で、残高引き継ぎの準備が完了したお客様に配信しております。

——-*
<残高引き継ぎ先Edy番号>
****-****-****-XXXX
※セキュリティのため下4桁のみ表示しています。

<引き継ぎ金額>
X,XXX円

<引き継ぎ可能期間>
2023/05/03 まで
※引き継ぎ可能期間内に、必ず残高のお受け取りを行ってください。期間を過ぎるとお受け取りいただけなくなります。

引き継ぎ方法(残高の受け取り方法)は以下をご確認ください。
>楽天Edyアプリでお受け取りの場合
>Edyカードでお受け取りの場合

【楽天Edy】残高引き継ぎ準備完了のお知らせ

とのこと。さっそく確認。

進捗状況が更新されていて、「残高受け取り」となってますね。

「お受け取り期間」が2月2日からですから、実質的にはアップロード翌日には審査が完了していた、ということなんでしょう。

楽天Edyのマイページには、まだ一度も使用していないので残高が表示されていませんが、「未受け取りのEdyが1件あります。」と表示されています。

ここからの操作は、スマホで行います。

といっても、Edyの受け取りは、これまで何度もやっていますので、何ら心配なし。

アプリの画面を確認します。

未受け取りのEdyが1件あることが、アイコンで表示されてますね。

そのアイコンをタッチ。

おサイフケータイの方に、1件と表示されていますので、そちらを選択。

「受け取る」をタッチ。

通信が始まって、しばし。

無事に受け取りが完了しました。

結局のところ、利用停止申請から6日目、1週間弱で残高引継ぎが完了しました。

本人確認書類用の画像データがあったことから、さほど「面倒な」思いをせずに移行が完了できたという印象です。

あまり経験のない(できれば避けたい)引継ぎでしたが、無事に完了したという報告でした。