スマホ・床面ダイブ ~バックアップは忘れずに~(2)

メインで使用しているスマホ(DoCoMo SH-51A)を落下させて、再起不能になってしまったために、ドコモのケータイ補償サービスを受けた話の続きになります。

到着~箱を開封

午前中指定をしていましたので、10時前には端末が到着。

ヤマト運輸の宅急便で、貼付票のご依頼主欄は「株式会社NTTドコモ ケータイ補償サービスセンター」、住所は東京都江東区になっていました。よく、そんな短時間で…、と思ったんですが、送り状番号から検索すると、出発点は、ヤマト運輸の北大阪法人支店(大阪府の寝屋川市)。関西にもケータイ補償サービスの発送拠点がある、ということなんでしょう。

いずれにしても、スマホの床面ダイブで壊れてから、わずかに26時間を経ずに手元にリフレッシュ品が届いたわけですから、ありがたいことです。

到着した段ボール箱は、ケータイ補償サービスセンター専用のもの。

スマホにしては大きめの箱ですが、中にはスマホ本体と、ご利用の手引き、送付物明細書、それに返送用封筒が同梱されています。

「ケータイ補償サービスご利用の手引き」に、ざっと目を通してみたんですが、基本的には旧電話機からのデータ移行方法の説明の冊子なので、起動しない端末からの補償では、参考になるページはほぼゼロです。「旧電話機の返送方法について」と「今後のサービスのご利用について」くらいですかね。

SIMを入れ替えて起動

旧端末からSIMカードを取り出します。

購入時に付属していたSIM取り出しツールなんて、用意しなくて大丈夫(もちろん、すぐに用意できるならそれがベスト)。

ゼムクリップを伸ばすだけで、十分に代用できます。

取り出したmicroSIMカードを、新端末に装着。

壊れた旧端末(左)から、届いた新端末(右)にSIMを入れ替え

電源ON。

わずか26時間とはいえ、何度も何度も電源キーを押した身には、起動画面ですらありがたく感じます。

データ移行

起動後の画面は、完全に初期状態。

さっそく、移行を開始します。

旧端末から直接的にデータの移行は出来ないとはいえ、クラウド上のデータ移行はもちろん可能です。

まずは、Googleのデータ移行ですね。

Googleアカウントでログイン。

すると、楽天モバイルのSH-RM15(AQUOS sense4 lite)に、2段階認証のための通知が届きました。

同じアカウントに紐づけていると、何かと便利、ということでしょうか。

届いた新端末(左)へのログインで、同アカウント設定の別端末(右)に通知が届く

無かったら無かったで、PCで認証できるはずなので、特に困ることも無いんでしょうけど。

復元するバックアップを選択します。

Sense4からもバックアップできる、というのは何となく意外な気もしましたが、選択したのはもちろんSH-51A。

画面ロック解除の入力の後、復元対象の選択をして、復元。

Googleのデータ移行の後は、ドコモのデータ移行。

dアカウントは、電話番号に紐づいているので、IDの入力は不要です。

4桁のネットワーク暗証番号を入力した後、生体認証設定等を経て、ドコモサービスの設定を行います。

ロケーション履歴の設定

ロケーション履歴の設定は、忘れずにやっておきましょう。特に、Googleマップのタイムラインを利用している方は、必須ですね。

Googleアカウントを移行した同じ機種の端末とはいえ、個体が違うのは事実。

GPSのセンサーは別々なわけですから、どの端末の位置情報がロケーション履歴に反映されるのかの設定変更が必要です。

旧端末(一番下の SH-51A)にもチェックが付いていたので、外す

Androidのバージョンは出荷時に戻る

確か、SH-51AがAndroid12に対応したのは2022年5月のアップデートだと思うのですが、届いた端末は本当に出荷時の状態で、Android10でした。

古いバージョンで使い続けるつもりはないので、アップデートしたいのですが、一足飛びに12にする方法は無さそうですね。

まずは11に…、というか、アップデートチェックをすると、まずはAndoroid10内での最新版になって、そこからさらにアップデートのチェックをして11に上げる、という感じなんでしょうか。

地道な作業ですが、コツコツ上げていくしかなさそうです。

アプリの移行

LINE

まずは、LINE。

電話番号でログインを開始すると、SMSで届いた認証番号を入力して無事にログインできました。壊れる前にバックアップを取っていたわけでは無いので過去のトーク履歴は諦めています。

ログイン後、「Googleアカウントを選択」という画面になります。トーク履歴がバックアップされたGoogleアカウントを選択する、とのことですが、履歴をバックアップしたのは、2020年4月に、前の端末 SH-04H からの機種変更時に手動でやった記憶はあるものの、それ以降は無し。

なので履歴は完全に諦めていたんですが、「前回のバックアップ」として、2023.01.22 19:37 とありました。

これは嬉しい誤算ですね。

定期的なバックアップの設定になっていることは、完全に忘れていました。

というわけで、2023.01.22 19:37以降のやり取りは消えてしまっていますが、それ以前は復元できたわけで、非常に助かりました。

このバックアップ設定、大事ですね。

楽天ペイ

さすがはスマホ決済。オンライン大前提のアプリなので、楽天IDとパスワードで、簡単に復元です。

楽天Edy

楽天ペイとは違い、完全に端末依存の「おサイフケータイ」アプリですので、こちらは簡単には行きません。

通常は機種変更前に旧端末で移行手続きをする必要がありますから、今回のように旧端末で移行手続きが出来ない場合は、ネットから利用停止申請をする必要があります。

https://edy.rakuten.co.jp/mypage/rescue/ よりキャプチャ

Edy番号は普段意識しないものですから、最終利用日などから判断するしかないですね。

https://edy.rakuten.co.jp/mypage/rescue/ よりキャプチャ

チャージしたときの通知メールでの確認も有効かと思います。

電源も入らない状態なので、迷わず、「申請する」をクリック。

利用停止申請から利用停止完了まで最大2日程度かかるそうですが、その後で残高引継ぎが出来るようになるそうです。

スギ薬局アプリ・スギサポwalk

スギ薬局のIDとパスワードで、元のように使えるようになります。

が、スギサポwalkの日々の歩数データが消えてしまうのは残念です。とはいえ、スギポイントに交換できるスギサポマイルは維持されますので、その点は安心ですね。

その他

まだ、全てのアプリの移行を確認したわけではありませんが、クラウドでデータを保存しているアプリは、概ね、IDとパスワードの入力で、元の状態に戻りそうな感じです。

端末だけで完結している(IDやパスワードの入力が必要のない)アプリは、残念ながら設定などは消えてしまいますが、設定さえ元に戻せば、これまで通り動きそうです。

戻らなかった情報/データ

全てを網羅は出来ませんが、「あぁ、戻らないんだ」と思った情報/データが、
・通話履歴
・伝言メモ(留守番電話)
・LINEの最終バックアップ以降のトーク履歴
・緊急速報「エリアメール」の「緊急速報メールの履歴」
・バックアップを取っていなかった写真(画像データ)・ダウンロードデータ(PDF等)
・クラウド非対応の自作アプリのデータ(もちろん、アプリも)
など。(そもそも、移行できないものも含む)

逆に言えば、「そんなもん」です。

きちんと定期的にバックアップを取っていれば、失うものはほぼ無いと言ってもいいかもしれません。

というわけで、現状、ほぼクラッシュ前の状態に戻りました。

やっぱり、バックアップは大事ですね。

設定を見直してみたいと思います。

それと、旧端末の10日以内の返送を忘れずに。。