EPSON Endeavor ST150E をカスタマイズ
EPSONのデスクトップPC「Endeavor」シリーズ。
そのうち、型番に「ST」を冠するシリーズが、小型デスクトップPCです。
幅・奥行ともに20cmに満たない小型PCで、高さも8cmほどですので、見た目にも非常にコンパクトです。NASに並べても大きさを感じない、家庭に入り込みやすいサイズのPCです。
この大きさに魅力を感じ、既に4台を購入しています(すべて中古品ですが)。
そこに、もう1台、ある目的をもって追加購入しました。
購入時のスペック
購入したのは ST150E。2010年10月に発売されたシリーズで、前年2009年10月発売のST125Eの後継になります。

ST150Eのスペックを、EPSONのサイトから一部抜粋させて頂きます。CPU等はカスタマイズできる商品ですので、購入した機種のものを記載します。選択できる全てのスペックは公式サイトをご覧ください。
プロセッサー | インテル Core i5-480M プロセッサー (2.66GHz) / 3次キャッシュ:3MB ソケット:Socket G |
チップセット | モバイル インテル HM55 Express チップセット |
メモリー | 4GB (2GB×2) (SODIMM NonECC×2 204ピン) 1066MHz DDR3 SDRAM(PC3-8500) (同容量2枚1組で使用の場合、デュアルチャネルで動作) 17.0GB/s(デュアルチャネル動作時) 8.5GB/s(シングルチャネル動作時) 搭載可能容量(最大): Windows 7 64bit版:8GB |
ビデオ | ビデオコントローラー : インテル HD グラフィックス |
HDD | 2.5型HDD:250GB(シリアルATA 300MB/s対応 7200rpm) |
光ディスクドライブ | スロットインスーパーマルチドライブ シリアルATA |
ネットワーク | RJ45(1000Base-T/100Base-TX/10Base-T対応、インテル製 82577LC コントローラー) |
ドライブベイ (空き数) | 光ディスクドライブ×1(無し)、2.5型HDD専用×1(無し) |
USB | USB2.0準拠×6(前面×2、背面×4) 供給電圧5V Dual |
本体サイズ | 幅195×奥行185×高さ75mm(突起部を除く) |
重量 | 約1.8kg(基本構成時) |
何を替えるか
今回は、内蔵ドライブのSSD化と、メモリーの増設を行いますが、ひとまずは、新たには購入せず、手元にあるもので賄います。CFDの960GB SSDと4GBのSODIMMです。
メモリもSSDもDVDドライブを外さないと交換できませんので、まずはそれを外すところから。
最初に、本体背面のネジを2ヶ所はずして、天板兼側板のカバーを後方にずらすように外します。

ホコリを掃除機で吸い取りつつ、DVDを支えるマウンタを留めている3ヶ所のネジを外します。

DVDドライブの載るマウンタごと後方に浮かせるようにずらすのですが、DVDドライブとHDDのそれぞれについているシリアルATAケーブルが適度に硬くて、やや力が要ります。ケーブルを背面のフレームから持ち上げてしまうか、ケーブルを背面に押し当てるように力を加えてDVDドライブを強引に前面パネルの上に引き上げるか、どちらかやりやすい方で。

DVDドライブを、ケーブルが付いたまま(もちろん外しても構いません)、ケーブル側を支点に反転させると、HDDが姿を現します。

HDDのケーブル2本を外して、HDD側面のネジ4ヶ所を外すとHDDは外れます。

SSDを付けて、ネジとコネクタを元に戻します。

このときに、メモリの増設も行いましょう。(最初、SSDへの換装だけを行い、メモリの増設は「必要があれば」と考えていたので、結果的に二度手間になりました)
完了したら、天板のカバーを戻します。

天板を戻すとき、こんな隙間を作らないように。これでも背面のネジ止めが出来てしまいます。正しくは、

です。
交換を確認する
ST150EのBIOS起動は、
コンピューターを起動して画面に「EPSON」の文字が表示されたら、「Delete」キーを「トン、トン、トン・・・」と連続的に押します。
エプソンダイレクトサポート FAQ番号: 021245
とありますが、

読み込み可のドライブがない状態のため、すぐにこの警告が出ましたので(Deleteを押すタイミングが遅かったのかもしれませんが)、[F11]キーの押下で、ブートデバイス選択画面を出し、そこから[Enter Setup]でBIOS画面に入りました。

BIOSでドライブとメモリの状態を確認してください。(肝心の画面の写真を撮り忘れてました)
以上で、HDDからSSDへの換装とメモリの増設が完了です。
何をインストールしたかは、また後日に。