さようなら Windows 10 Ver.1909
Windows 10 は、Windows 8 等の昔のOSと違って、いつまでも(そのまま)使い続けられる、と思っている方がいらっしゃるようです。
アップデートを拒否する人たち
ライセンス的には、その考えで良さそうですね、今のところ。
昔は、Windows XPのサポートが切れる → 有償で Windows 7 にアップデートする? → OSだけにお金を出すくらいならPCごと買い替えるか。みたいなサイクルもありましたが、Windows10になって、OSのアップデートを有償で実施する、という機会は減りました。(Windows95の発売日の騒ぎも、今は昔ですよね)
なくなったわけではないですけどね。アップデート、というと少し違いますが、Windows10 Home から Windows Pro へは無償とはなりません。
とはいえ、ひとたび Win 10 Home なり Win 10 Proなりをインストールしてしまえば、無償で最新版を手に入れることができます。
私は「新しいもの好き」な方なので、積極的にアップデートをするんですが、世の中には、極めて消極的な方もいらっしゃるようで。
Windows 10 の Ver.1909 から変えたくない、という話を聞いたことがあります。
聞けば、1909へのこだわり、というよりは、2004 や 20H2 などの「新しいものは使いたくない」という理由だったそうで。よほど Microsoft が信頼されていないんだな、と可哀そうに思ったものです。
とはいえ、そうも言ってられないですよね。
先日の2021年5月11日で、Windows 10 Ver.1909 のサポート期間が終了しました。以後、セキュリティアップデートも受けられなくなりますから、最低でも 2004 にアップデートすべきです。
WSUSでアップデート
会社でWSUSの運用に携わりだしてから、初の「サポート切れ」を迎えました。WSUSの運用を始めたころには、既に1903や1809のPCは無く、これまで大型アップデートを強要する必要はなかった、ということです。
さすがに社内ネットワークに接続するPCがサポート切れOSのままというわけにもいかず、20H2への強制的な配信を開始。もっと大騒ぎになるのかと思ってたんですが、意外にも淡々と1909が20H2へと置き換わっていくのをWSUSの管理画面で眺めてました。
既に、「Windows10 = たまに大きなアップデートがあるOS」、と認知されてるんでしょうね。
WSUS導入前、Microsoftのアップデートサーバに接続していた時代、サポート切れのバージョンからはアップデート出来ず、クリアインストールをし直した、という記憶があります(それ以来、こまめにアップデートする習慣がついたので、最近はどうなのか、はっきりわからないのですが)。
WSUSの場合は、Upgradesに属する機能更新プログラムを、「承認」のまま置いておけば、いつまでもサポート切れとなった旧バージョンからアップデートできるんじゃないのかな、と思ってるんですが、どうなんでしょうね。
社内に、訳ありで1909のまま置いているPCがありますので、そのうちに、確認してみたいと思います。
次のアップデートは?
1909のサポート切れから7ヶ月後の2021年12月、2004のサポートが切れます。こうしてみると、世代ごとのサイクルが短く感じますよね。無償だからこそ、だとは思います。
一方で新たに登場する方はというと、20H2 の次が、21H1。2021年の5月中には一般向けにリリースされるのでは?と言われています。
とはいえ、今回の 21H1 は、新たな機能追加はさほどなさそう、とも言われています。
なので、毎月のアップデートと同じような時間でアップデートできるのでは?という記事を見たこともあります。業務で使用するPCは、アップデートに要する時間が短いに越したことはありません。
この先、機能追加が無くなるの?というと、そいうことではなく、新たな機能追加は、さらに半年後の 21H2 に盛り込まれるようですね。
この先も、いかに互換性を保ちながら新機能を盛り込んでいくのか、また、楽しませてくれるのか、期待したいと思います。