「サンライズエクスプレス」と国鉄色「やくも」
20系時代の寝台特急「出雲」、旧客編成の普通列車「山陰」と、山陰方面の列車をテーマとした話が続きましたが、今回も山陰地方。「サンライズエクスプレス」と「やくも」です。
とはいっても、最初のテーマは、「出雲」のEF65形500番台同様、山陰本線に入る前、伯備線にすら入る前の、「サンライズ瀬戸」を併結した14両運転での話となります。
併結運転のリアルさ、とは?
KATOの10-1564/10-1565「285系0番台/3000番台<サンライズエクスプレス> (パンタグラフ増設編成)7両セット」を再生産の販売と同時に購入したのが、2年前の2022年6月のこと。
それから2年。今年5月に再生産されるとの案内がありました。わずか2年での再生産は、ペースとしては早いんじゃないかな、と思います。
もちろん、同じものを購入するつもりはないんですが、気になったのが、これ。
ここに記載されている 28-268 285系「サンライズエクスプレス」 前面扉(開)パーツ(ホビーセンターカトー製品)です。
2編成の連結部。そういえば、あまり「見ないように」してました。模型では、実車とは違って明らかに非貫通ですからね。
この2年間に285系を撮影した写真を見てみても、連結部分を撮影したのはこれだけ。
いや、たまたま、「そこに連結部があった」という写真です。この写真も、トリミングしてこの構図にしましたけれど、元の写真は、手前の24系25形「出雲」が主のような写真でしたからね。
その他はというと、2年前の初走行の日、パーツ取り付けのときに、撮った写真くらい。
車両の連結部、というよりも密連形のカプラーの連結部に興味があって撮ったもので、それ以降、この画角を意識的に撮っていなかったのは、リアルさに欠ける、という思いがあったのかもしれません。
実際の車両は、というと、これがまた、手元に写真が全く無いんですよね。乗ってないので写真が無いのも無理は無いです。
唯一乗車したのが2008年9月。このときは、「瀬戸」編成に大阪から乗ったんですが、伯備線内の豪雨で遅れに遅れ、品川で運転打ち切り。予定が遅れていることに加え、乗車したのが13号車だったこともあって、5両先の連結部まで写真を撮りに行く余裕が無かったんですね。
なので、wikiから借用。
この写真は、貫通ホロが既に畳まれていますが、特徴的な前面扉は、開いた状態です。なので、ちょうどこの状態を再現したのが、285系「サンライズエクスプレス」 前面扉(開)パーツということでしょうかね。
28-268 285系「サンライズエクスプレス」 前面扉(開)パーツ
そこで、購入したのが、これ。
送料を考えるとちょっと割高ではあるんですが、やってみたい、という気持ちが勝ちました。
開封して並べると、こんな感じです。
パッケージを見ての通り、取扱説明書も組立図も何もありません。
とはいえ、間違えようは無いですね。
どのようにつなぐかは、裏を見れば一目瞭然。
ベースのパーツにある穴に、扉の突起を差し込むだけで、接着剤は不要です。
ベースの上下は、渡り板が刻まれている方を下にします(裏面の数字でも上下は判ります)。
車両(クハネ285)への取り付けは、両面テープで。同梱はされてませんので、手元にあるもので。
剥がすときにちょっと怖いので、SUNRIZE EXPRESSの印字部分は、避けておきました。
連結前に、この姿だけ見ると違和感しかないですが。。
実際に連結してみると、いい感じです。
横から見ても、隙間がほとんど見えません。
走行してみると…
走っているときに、貫通扉の有無を意識するかというと、かなり微妙ですね。。
停車しているときに見るのが一番いいです。というわけで、写真を。
両面テープで貼り付けているので仕方ないのかもしれないですが、ちょっと浮いたような感じには見えてしまいます。
とはいえ、7両の単独で走らせたいこともあるので、取り外しができるようにしておきたいですし、その辺は、妥協ですかね。
というか、先ほども書きましたが、走らせていると、ほぼ意識しませんけどね。。
国鉄色の「やくも」
二つ目のテーマは「やくも」。
273系の導入と、381系の引退で何かと話題になった特急「やくも」。
引退間近となる今年のゴールデンウイークに、実車に乗車してきました。
KATOからも、「381系<国鉄色リバイバルやくも>」として今年の春に製品化されましたが、今回走らせるのは、1997(平成9)年にグリーンとグレーの「やくも」色に塗り替えられる前の、国鉄色時代の「やくも」です。
ですので、使用するのはもちろん 10-1868「381系100番台「くろしお」6両基本セット」と 10-1869「381系100番台「くろしお」3両増結セット 」です。
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岡山 →
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
本来 | クハ381-100 | モハ380 | モハ381 | サロ381 | モハ380 | クモハ381 |
代用 | クハ381 -126 | モハ380 -65 | モハ381 -61(M) | サロ381 -22 | モハ380 -61 | クハ381 -125 |
3号車に、基本セットの6号車にあたるモハ381-61を持ってきています。動力車がこれですからね。
それよりも、大きな問題が、6号車。
JRに移管前の国鉄時代に、岡山寄りの6号車が、クモハ381に置き換えられています。クハ381を含む18両が、「くろしお」用に日根野へ転属となり、先頭車が不足することからモハ381を改造して造られたのがクモハ381です。個人的に見た目が「ちょっと…」と思っている車両です。岡山方に3両の増結を行うため、「やくも」の象徴的な車両ではあるんですけどね。
この解決方は、ただ一つ。「気にしない」。
なんだそりゃ、ですけど、正直なところ、そこまで「やくも」に思い入れがあるわけではないですし、わざわざ好きではないクモハ381を調達したくもない、というのが個人的な理由です。
なので、岡山方の先頭部分を見せないように、撮ってみました。
リバイバル車両と違って、JNRマークは無いですし、側面には大きなJRマークがありますが、民営化から10年ほどの姿とは近いんじゃないかと思います。クモハ381を除けば。
個人で楽しむなら、これくらいの「こだわりの無さ」があってもいいのかな、と思います。見たくないところは目をつぶる、と。
なので、これだけを一つの記事にするのには、さすがに抵抗があったので、サンライズエクスプレスと抱き合わせにしてみました(笑)