白くまくんのチカラ
今年の6月に、リビングのエアコンを日立の「白くまくん」に買い替え。
その理由の一つに、
当時と今の製品の省エネ性能を鑑みて
https://try-widely.com/hitachi-air-con-1/
というのがありました。
14年前の製品との比較
メーカーも型番も違うので、厳密な比較にはなりませんが、14年前の2007年にリビングに設置したエアコンとの比較をしてみます。
項目 | 旧機種 | 白くまくん(RAS-X40L2) |
---|---|---|
電源 | 単相200V | 単相200V |
冷房・能力 | 5.0kW | 4.0kW |
冷房・消費電力 | 1395W | 880W |
冷房・運転電流 | 7.40A | 5.2A |
通年エネルギー消費効率<APF> | 5.10 | 7.5 |
もちろん、旧機種の方が冷房の目安面積も大きいのでパワーがあるのは判るのですが、冷やす部屋は同じですので、同じ室温にするなら消費電力が小さい方がありがたいです。
ちなみに、なぜ暖房のことを記載しないのかというと、暖房にはエアコンを使用しないから、です。なので、我が家では冬季のエアコンが電気使用量に影響を与えることは無い、と。それだけのことです。
電気使用量の変化
というわけで、電気使用量の変化を見てみます。
この数年間に生活の変化もありましたし、エアコン以外の家電も買い替えていますので、純粋な比較にはならないのですが、参考程度に。
数字は、関西電力から通知される「電気使用量」をベースにしています。
検針日が毎月同じではありませんので、前月検針日からの日数で割っています。
2020年の4月から今年2021年の3月まで、週に3日のテレワークが続いていましたので、去年の電気使用量とを比較するのはフェアじゃありませんから、その前の3年間の平均とも比べてみたいと思います。
月 | 2017~19年平均 | 2019~20年 | 2020~21年 |
---|---|---|---|
1月 | 1.24 | 1.15 | 1.44 |
2月 | 1.17 | 1.07 | 1.58 |
3月 | 1.15 | 1.03 | 1.59 |
4月 | 1.06 | 1.12 | 1.20 |
5月 | 1.00 | 1.15 | 1.14 |
6月 | 1.06 | 1.26 | 1.18 |
7月 | 1.44 | 1.53 | 1.45 |
8月 | 2.33 | 2.47 | 1.85 |
9月 | 1.75 | 2.19 | 1.55 |
10月 | 1.21 | 1.30 | |
11月 | 1.04 | 1.14 | |
12月 | 1.05 | 1.23 |
値は2017~19年の3年平均で最も電気使用量が少なかった5月の使用量を"1″とした比率で表しています。
数字だと、ちょっとわかりにくいですね。
ですので、グラフにしてみました。
注目は、7月、8月、9月。
緑色の今年は、去年(赤色)と比べて大幅に減っていますが、在宅時間が減ったからでしょうね。
それまでの3年間平均と比べて、2020年4月から増え始めているのは、確実にテレワークの影響でしょう。その傾向が今年4月まで続いていて、それ以降はテレワークが終了したので去年よりも減っています。
ちなみに、今年1月から3月の電気使用量が高いのは今年から使い始めたデロンギのヒーターが原因かと思います。結構なパワーが必要な暖房器具です。今年3月の検針日が3月19日で、それからも数日はヒーターを使用していますので、4月分増加の一因になっていそうです。
…ではなく、今回着目したいのが、8月、9月。2017~19年の3年平均よりも、今年の値がかなり減っています。在宅時間はほぼほぼ同じだと思いますので、他の月よりも使用量の多い機器(=エアコン)の影響が大きいと思います。
最近のエアコンの省エネ効果。14年前のエアコンと比べると結構ありますね。
エアコンを買い替える費用が浮く、とまでは行きませんが、8月とかは数千円単位で減っていますので、壊れるまで使うよりも、ちょっと早めに買い替え、というのも間違ってなかったのかな、と思います。