QTSのバックアップツール HBS3 のアップデート(18.0.1012)
QNAPのNAS(TS-228A)で、AppCenterから、HBS3(Hybrid Backup Sync)のアップデートの通知がありました。
変更内容は?
リリース履歴は10月15日に更新されているようですが、バージョン名からは10月12日にアップデートされたものかと思います。
前回のバージョンは、17.2.0726でしたから、
メジャーアップデートにあたるのでしょうか。いや、HBS3なので、メジャーではないのか。。
ともかく、変更内容ですね。
[Security Updates]
– Fixed security issues (CVE-2021-3711, CVE-2021-3712).
まずは、セキュリティアップデート。
OpenSSL ProjectからOpenSSLの脆弱性(CVE-2021-3711、CVE-2021-3712)に関する情報が公開されていました。
それに対するHBS3としての脆弱性対応になるようです。
次に、新機能。
[New Features]
– Added support for OVHcloud and IONOS cloud storage services.
– Added support for Amazon S3 Object Lock.
– Added support for a new region on Oracle Cloud.
「OVHcloud および IONOS クラウドストレージサービス」、「Amazon S3 ObjectLock」と「OracleCloud」の各クラウドサービスへのサポートの追加、とのこと。
私の環境では、ローカルネットワーク内でしか運用していないので(正確には、WebサーバのバックアップをHBS3で取得しているので、それに関してだけは外部とやりとりしていますが、いわゆるクラウドサービスではないですね)、クラウドへのバックアップなどは行っていません。
ただ、こうしてサポートするクラウドサービスの種類が増えているというのは、確実に利用者が増えている、ということなんでしょうね。
データはどこにバックを取るのが最も安全なのか。データサイズが増えるにしたがって、悩みも増えていきます。適切にバックアップを取り、「あっ、しまった」が無いようにしたいものです。