キーボード入力が出来なくなった話

2022年11月23日

メインのPCとして購入した DELL G7 17 7700。2021年5月の購入なので、1年3ヶ月になります。

まだまだ使い続ける気でいるんですが、先日来、突然、キーボードが受け付けなくなる事象が頻発しています。

キーボードが効かない?

ブラウザ(Google Chrome)でネットを閲覧していると、突然、検索で文字を入力しようとしたときに、反応が無くなりました。

一度こうなると、どのアプリでも、文字入力が出来なくなってしまうんです。

でも、マウスの操作は出来ます。

試しに、右クリックでフォルダを作ってみました。

作成直後はフォルダ名が変更できる状態にはなっていますが、キーは受け付けません。

が、不思議なことに、「全部のキー」が使えないのかと思ったら、「delete」キーは、生きているんです。

他にも、ファンクションキーやALTキーなんかも生きているようですね。

いわゆる、文字入力キーがことごとくダメなようで。

ところが、また不思議なことに、キー入力はOS(Windows)には、届いてそうなんですね。

というのも、「\」キーを押すと、

フォルダ名には全く変化がないのに、OSが発する吹き出しが出ます。

なので、キーボードのドライバから、Windows OSには各キーの入力が伝わっていそうです。

ただ、その入力が「文字入力」として反映されないだけで。

キーが壊れた?

前述の通り、キーボード自体が壊れたわけでは無さそうですが、文字入力できないことにはどうしようもないので、とりあえず、USB接続のキーボードで急場をしのごうと思ったんですが。。

ノートPCのキーと全く同じ状態です。

USBキーボードのファンクションキーやDeleteキーは効くんですが、文字入力ができません。

ちょっと致命的ですね。

マウス入力が出来るのが救いです。

IMEパッドで手書き入力できますし。って、面倒で仕方ないですけどね。現実的では無いです。

再起動で復活

冒頭で「先日来」と書いている通り、そこまで真剣に対処方法を考えていなかったのは、「再起動をすると復活する」から。

なので、とりあえず、問題が発生したら再起動でしのいでました。

ところが、昨日は、再起動後10分もしないうちに同じ症状になったこともあり、「これは、何とかしないと」と思うようになったわけです。

なので、DELLのサポートページへ。

ちょうど、「パソコンを使用中にキーボード入力ができなくなった場合の対処方法」というタイトルの記載があったので参考にしてみたんですが、ちょっと違うんですよね。

ブラウザやOfficeなど、特定のアプリだけで起こる話では無いですし。

セキュリティ対策ソフトが原因なのか

他のユーザーでログインしたときに発生するかどうかは試してないですが、発生したときに、稼働しているアプリを次々に終了させていって、何もなくなったときに(もちろん、解消せず)、ひょっとしてウイルス対策ソフト?と思ったんです。

現在、このPCに導入しているのは、「カスペルスキー セキュリティ」。ロシアを拠点としたソフト会社だけに、2月のウクライナ侵攻以降、使い続けて大丈夫なの?という声も聞かれるところです。政治的な話でもあるのでこのソフトの賛否については控えますが、ともかく、「キーボード入力が出来なくなる」問題についてを疑ってみたわけです。

なので、まずは、保護機能の一時停止。

タスクトレイのアイコンの上で右クリックし、「保護機能の一時停止」を選択。

ひとまず、5分だけ、停止させてみます。

承認の画面で「はい」を選択。

が、状況は変わらず。キーの反応はありません。

今度は、カスペルスキーセキュリティそのものを終了させてしまいます。

同じく、タスクトレイのアイコンの上で右クリックし、今度は「終了」。

承認画面で「はい」をクリック。

と同時に、Windows標準のセキュリティソフトが機能し始めます。

と同時に。

あれ?原因は、やっぱりカスペルスキー セキュリティだったの?

その後、何度かこの事象が発生し、そのたびにカスペルスキー セキュリティを終了させてますが、終了と同時にキー入力が復活することもあれば、再度カスペルスキー セキュリティを稼働させたときに復活することもあったりと、いろいろです。

とはいえ、この停止・再起動(PC再起動では無く、カスペルスキーセキュリティの再実行)が影響していると思わせるに十分な関連性を持っていると思われます。

まずは、カスペルスキーセキュリティの終了を

というわけで、同じような症状が発生したら、まずはこのカスペルスキーセキュリティを終了させてみてください。

もちろん、セキュリティ面で不安な状態になるのをそのまま放置するわけにはいかないですから、カスペルスキーセキュリティを再起動させても大丈夫。症状は治まってます。

対処方法が分かれば怖いものなし。若干、手間ではありますが、当面はこれでしのぎたいと思います。

最終的には、他のセキュリティ対策ソフトに乗り換えるんですかね。でも、3年版を買って、まだ1年以上残ってるし。。

アップデートで改善されることを願ってます。

2022/11/23 追記

カスペルスキーセキュリティを終了すると「同時に」入力が出来るようになった、と書きましたが、その後、「終了させて、しばらくしてから」入力できるようになることが多発。

よく観察してみると、タスクマネージャーで

カスペルスキーのCPU使用率が 18.4%

Kaspersky Anti-Virus Service を含む Kaspersky Lab launcher のCPU使用率が高い時は、まだキーボードの入力が出来ず、

カスペルスキーのCPU使用率が 0%

Kaspersky Lab launcher のCPU使用率が 0%になると同時に、キーボードの入力が出来るようになることが判りました。

要は、Kaspersky Anti-Virus Service が活性化している間は、ダメ。ということ。

カスペルスキーセキュリティを終了させても入力できない、という方は、しばらく待ってみると良いかと思います。