QNAPのOS QTS 4.5.3.1670 Build 20210515 リリース
2021年5月15日に、QNAPのOS QTS4.5.3.1670 Build 20210515 がリリースされました。
変更内容は?
GW前の4月28日に、QTS4.5.3.1652がリリースされたという記事を書きました。
メジャーバージョンは変わらないので、今回の変更は、セキュリティアップデートとバグフィックスになります。
今回も、リリースノートから気になる点をピックアップしたいと思います(重要事項を漏れなくピックアップしているわけではありませんので、気になる方は公式サイトをご確認ください)。
まずはバグフィックス。
・Control Panel would stop responding when users tried to disable the “admin" account.
「admin」アカウントを無効にしようとすると、コントロールパネルが停止する不具合の修正。adminを無効にするなんて…。と思ったんですが、admin相当の別名のアカウントを作成して、adminを無効にして運用すると、ログインされるリスクがさらに減りますから、そう考える方もいらっしゃるでしょうね。
・Download speeds via secure connection (HTTPS) were lower than expected on the ARM models.
ARMモデルでは、HTTPSでのダウンロード速度が遅かったそうです。画面表示のことでしょうかね。ファイルの取得はSMBプロトコルだと思いますし。TS-230、TS-228AともにARMモデルですが、気になったことはないですね。
その他にも、10個ほどのバグフィックスがあるようです。
セキュリティアップデートの方は、「セキュリティの問題を修正しました。」とあるだけで、細目の記載はありませんでした。
緊急性の高いものはないかもしれませんが、適用しておけば良いかなと思います。
気になる自動更新
前回のリリース(4.5.3.1652)以降、App Centerの更新は、自動で行われるようになりました。
ただ、ファームウェア自動更新は、まだ確認ができてません。
1台は 4.5.3.1652 にして、「推奨バージョン」での自動アップデートをかけるよう、設定していますが、ログイン時に「ファームウェア更新」の案内は出るものの、自動更新には至っていません。
もう少し、様子を見たいと思います。