QTSのバックアップツール HBS3 のアップデート(17.0.0512)
QNAPのNAS(TS-230)で、HBS3(Hybrid Backup Sync)のアップデートがありました。
QTS 4.5.3.1652 Build 20210428 で、App Center の必要な更新を自動でインストールする機能が追加されていますから、放っておいても更新されていました。
更新した旨のメール通知が無ければ、気づいていなかったかもしれません。
変更内容は?
今回は、機能強化とバグフィックスがあるようです。
[Enhancements]
– Improved the Time Machine user interface.
まず、機能強化。
TimeMachineのユーザーインターフェイス改善、だそうです。
Macのバックアップに使用する場合の話ですね。Macは持っておらず使用できないので、ノーコメント、ということで。
[Fixed Issues]
– QuDedup-enabled backup jobs to an external drive would take an unexpectedly long time to complete.
QuDedupは、バックアップファイルを縮小させる技術で、バックアップの容量削減と、バックアップ時間の削減が売りなんですが、外部ドライブへのバックアップが想定よりも長くかかっていたようです。
QuDedupは、使えると便利なのかもしれないですが、ARM搭載NASでは使えないようですね。ソース側ファイルの重複削除処理を行うので、かなりのCPUパワーが必要なのかもしれません。
– One-way sync jobs using the FTP protocol would fail if the source included any file names disallowed by the FTP server, rather than keep running and skipping the disallowed files.
FTPプロトコルを使用した一方向同期ジョブは、FTPサーバーで許可されていないファイルを含んだ処理を、スキップしてくれずに失敗となっていたようです。
フォルダとしては許可されているけれど、その中に読み書き権限のないファイルが含まれていると、エラーで止まってしまう、ということでしょうかね(未確認です)。
他にも、いくつかのバグフィックスが含まれています。