QTSのバックアップツール HBS3 のアップデート

QNAPのNAS(TS-230)にログインすると、HBS3(Hybrid Backup Sync)のアップデートの通知がありました。

HBS3とは?

HBS 3 Hybrid Backup Sync が正式名なのですかね。Hybrid Backup Sync 3 が正式名で HBS3が略称かと思っていましたが、公式サイトでは、HBS 3 Hybrid Backup Sync として案内されています。

名前の通り、バックアップ用のソフトで、使用例等については、以前に記事に書きました。

2021/4/16 に、16.0.0415 へのアップデートがあったようです。

変更内容は?

大きく、

・セキュリティアップデート
・新機能
・機能強化
・バグフィックス

から、なっています。

前回の 15.1.0225 が 2021/3/5 リリースで、その前の 15.0.0128 が 2021/2/3 リリースです。その前は 2020/12/17 リリースの 14.0.1215 ですから、結構ハイペースでバージョンアップされてたんですね。

今回のポイントを公式サイトから抜粋して紹介したいと思います。

[New Features]
– Backup jobs now support data integrity checks, which analyze your backups and attempt to repair any corrupted data.
– Users can now back up and restore Qsync folders.
– Users can now choose whether to keep records of transferred files.

一つ目。バックアップを解析し、壊れたデータの修復を実施するデータ整合性チェックをサポートするようになるようです。(元のデータではなく)バックアップデータが破損していたら改修してもらえる?どういうロジックかはわかりませんが、信頼性は増しそうです。

二つ目。Qsyncフォルダをバックアップ・リストアできるようになるようです。Qsync。使ってないです。。
パソコンやスマホのフォルダ内のデータをNASのQsyncフォルダと同期する、Googleドライブみたいなもの、ですかね(違ってたらすみません)。そのNAS側のフォルダをバックアップできるようになる、と。できなかったの?という気がしなくもないですが。

三つ目。転送されたファイルの記録を保持するかどうか選択できるようになるようです。

[Enhancements]
– Users can now configure scheduled jobs to automatically eject an external drive after job completion.

機能強化としては、バックアップ等のジョブ終了後に、自動的に外付けドライブをイジェクト出来る、と。外付けドライブは、バックアップ目的だけで付けているケースもありますし、用が済んだら切り離してもらえると、(アクセスが無くなることでの)省電力が働くかもしれません。(未確認です)

でも、物理的にUSBコネクタがつながってますので、本体を起動させたまま、再度認識させるのは厄介だったような気がするんですが。。

バグフィックスについては、いくつかをピックアップ。

– Users could not successfully create a remote RTRR job if they selected a shared folder with spaces in the folder name.

共有フォルダに スペース を含む名前を付けているとリモートRTRRジョブを正常に作成できなかった問題への対応。そうなんですね、という感じです。自分で名前を付けるときは、あえて半角スペースを入れることはないんですが、もらった圧縮ファイルを解凍したりすると、気付かずに半角スペースがフォルダ名に入っていることはありますよね。

– RTRR/SMB/FTP backup and sync jobs would run for an unexpectedly long time.

RTRR / SMB / FTPバックアップ・同期ジョブの実行に、予想外に時間がかかることがあった問題への対応。
これは、わからなかったですね。時間がかかっていても「そういうもんか」と思ってましたし、実際にバックアップ処理が動かしているのは深夜でしたし。
改善されるのなら、結構なことです。

ほかにもいくつかのバグフィックスとセキュリティ向上の修正があります。

アップデートしておきましょう。