時が止まった新大阪駅
1月24日から26日にかけて、10年に一度程度の低い気温になると言われていました。
24日の夜には大阪市内でも雪が舞い、ところによっては大雪となって、JR西日本の近畿圏の運行も大きく乱れました。
山科~高槻間で15本の列車が駅間停車となったことはニュース等でも話題になりましたが、その件について、JR西日本から概況と原因の発表がありました。
各方面の評論家の方々がいろいろとおっしゃってますが結果だけを見れば何とでも言えるわけで、その異常事態の要因発生タイミングで適切な処置が何だったのかを、不確実な未来予測をもとに、判断(決断)するのはやっぱり難しいことだと思います。
25日の様子
そんな状況ですから、大雪でもないのに25日は近畿圏の多くの路線で始発から運転見合わせ。
安全第一ですね。
もっとも、雪はさほどでもないので、ビジネスマンとしては会社に行きたいところ。
幸い、大阪市内に住んでいると、JR以外での通勤手段も選択肢としていくつかあります。
とはいえ、同じ出社するなら「振替輸送」を利用したいところです。が、25日朝の時点では振り替え輸送の対象線区は、JR京都線、奈良線、大和路線のみ。
他の線はどうなのか、これから対象になるのか否か、よくわかりません。
なので、直接駅に行って聞いてみよう、と駅に行ってみると、案の定、運転見合わせで混雑しています。
駅員に問い合わせるための列も出来ていて、その後ろについていると、駅構内に予想外の放送が。電車が動く、と。
途中で停車して動かなくなる「毒まんじゅう」の可能性もあるんですが、せっかくなので乗車。
JR公式サイトで運転見合わせの案内の中なので、駅に向かった方も少なかったのでしょうね。ロングシートに3~4人の状態でした。
新大阪駅近くで信号待ち(というよりも、到着番線の変更手続き)のために10分近く停車したものの、無事に到着。
他の経路で迂回するよりも、よっぽど早く、会社最寄りの新大阪駅に到着しました。
JR京都線は止まってますが、大阪メトロ御堂筋線や新幹線は動いてますから、ひと気が無いわけでもなく、さりとて普段の活気も無く、妙な雰囲気の駅構内。
そこで目にした1・2番のりばの発車案内に、目が点になりました。
前日24日の「はるか52号」が、「まだ来ていないけど、発車するよ」って見えてしまいます。
※JR西日本 列車運行情報によると、24日22時37分更新の情報で、はるか52号・56号・58号は関西空港駅~京都駅間で運転取りやめとなっていたようです。
新幹線乗り換え口での在来線側の案内板は、「運転見合わせ中」が並んでいます。おおさか東線は発車時刻が掲示されていますが、写真を撮った8時5分の時点でこの表示ですから、動いてないってことですね。
とはいえ、さすがに日中には運転再開するだろう(退社時には問題なくJRで帰宅できるだろう)と思っていたんですが、運転再開のお知らせがあったのは、16時45分のこと。しかも、運転本数を大幅に減らして運転、とのこと。
18時30分の更新では、JR京都線は約50%の運転本数。定刻で来る見込みも少ないでしょうし、結局は大阪メトロの振り替え輸送を利用させてもらいました。
それにしても、おおさか東線の「約30%」って、25%を10%単位の表記に切り上げなんでしょうね。つまりは、通常の15分に1本が、60分に1本と。
帰宅後、そのおおさか東線の状況が気になって「列車走行位置」を見てみると…。
なんだこれは。
直通快速が大和路線カラーになっている。。
(ちなみに、普段はおおさか東線のブルーグレーです)
奈良行の直通快速。
以前は、ブルーグレーだったような気がするんですが、平時でも大和路線カラーだったんですね。
いや、新大阪行と混同してる?もとから大和路線カラーだったかも。。
混乱の続く一日でした。