QNAP NAS(TS-228A)でのUSBハブ経由の外付けHDD接続
自宅で稼働している3台のQNAP NASの1台、TS-228Aには、外付けのHDDが接続されていません。そこに、2台のHDDを接続したい、と考えています。
もちろん、何ら難しい話ではなく、TS-228Aには、前面にUSB3.0のポートが1つ、背面にUSB2.0のポートが2つ備わっています。
外付けHDDを接続するのは、もう1台のTS-228Aでも、TS-230でも実運用していて、全く問題なく動いているのですが、今回接続しようと考えているのは、2台ともUSB3.0のHDDなんです。
USB3.0のHDDを2台接続するには
ということで考えたのは、USB3.0に対応したUSBハブを介して2台を接続できないか、ということ。
手元にはUSBハブが無く、とはいえ、購入してダメだった場合にショックが大きいのでどうしようかと考えていたときに、目に入ったのが、ノートPC用クーラーのSX-CL24LBK。
上の記事では触れてませんが、USB3.0のハブとしての機能も併せ持っています。
なので、ちょっと試してみました。
TS-228AにUSBハブ経由でHDDを接続すると
ログインし、「コントロールパネル」→「システム」→「ストレージ&スナップショット」から、左側のメニューで「外部ストレージ」を選択します。
TS-228Aの前面にあるUSB3.0ポートにハブを接続。TS-228Aとしての名称は「USB3.0ワンタッチコピーポート」ですが、普通にUSB3.0ポートとして使用できるのは確認済みです。
デバイスは何も接続していませんので、「外部ストレージデバイスは検出されませんでした」となります。
そこに、USB3.0のハードディスクを接続します。ハードディスク自体にもACアダプターを接続していますが、ハブにもACアダプターを接続し、セルフパワーUSBハブとして接続します。
USBのLEDが点滅し、意外とすんなり上記のように認識されました。
が、喜んでいると、
Dev1Partition1と付いていた名前が消え、容量が0MBに。
上段の「接続された外部デバイス」を確認しても、名前こそ残っていますが、やはり0byte。
あれあれ?と思っている間に、
接続そのものがなくなってしまいました。
しばらくそのままにしていると、外付けHDDからリセットがかかったような音(HDDが一瞬停止し、再回転)がして、再び、Dev1Partition1 となり、容量表示も1.82TBと戻りました。
が、お察しの通り、再び容量が0MBに。リセット動作を繰り返していました。
USB2.0のHDDでも同じことで、これではハブを介して2台接続がどうこうという話ではないですね。
TS-228Aのユーザーガイドには、USBポートにはハブを使わないで、という記載はありませんが、「電子レンジではペットを乾かさないでください」レベルの常識なのかもしれません(推測です)。
というわけで、常用するHDDは前面のUSB3.0ポートに、使用頻度がやや少ないHDDは背面のUSB2.0ポートに接続することにしました。TS-230のように背面にもUSB3.0ポートがあると、見た目もスッキリするんですが、そこは仕方ないですね。見た目重視で両方とも2.0に接続して3.0を遊ばせる方がもったいないと思いますし。
というわけで、USB3.0セルフパワー対応のハブを買わなくて良かったなぁ、というお話でした。
※今回試したのはCPUクーラーでしたが、機種により結果が異なる可能性もあります。あくまでも、手元にある機材での確認の結果となります。