和洋○といえば…

会社最寄りの新大阪駅から新御堂筋沿いの歩道を南へ歩くと、会社へ至る途中にホテルがあります。

ですので平日は毎日その前を通るのですが、いつからか、気になる案内パネルがありました。

3月30日にリブランドオープン

数年前から新築工事をしていて、2020年1月にようやく開業したホテルなんですが、新大阪駅から近く、インバウンド・国内観光・出張等々を見込んでいたはずです。タイミング的には非常に悪かった、ということでしょうね。2月からはインバウンド需要は激減。3月からは国内需要も激減で、恐らく満室になったことは無いと思います。

大阪市内にも何店舗かを持つチェーン店ではありますが、いずれも状況は似たようなもんでしょうから、2021年に入り、手放されました。なんとも悔しいことだと思います。

不幸中の幸い、というんですかね、利用客が少ない=ホテルの設備としては新築同様、ということもあってか、3月30日に アパホテル〈新大阪駅タワー〉としてリブランドオープンしました。

このホテルの売りが、32階にあるレストラン「Shinosaka Kiraku 楽 gaku」。

そのレストランで提供される朝食の案内パネルが、ホテル内ではなく道路側に面して宣伝用として掲げられているんです。

「選べる和洋印定食!」と。緊急事態宣言発令を受けて、従来のビュッフェ方式から、定食形式に変更しているとのこと。そんなことよりも…

ワヨウイン?

初めて聞くフレーズでした。

和洋○といえば

和洋○といえば、和洋中と刷り込まれているのかもしれませんね。

一般に、洋といえば西洋(イギリス統治の歴史から英国の食文化が広がるオーストラリアも含む)のことを指しますから、和洋仏や和洋伊、和洋豪は見たことがありません。これはまぁ、当然かな、と。

ということは、3文字目は、日本・西洋以外の国(食文化の勢力)、ということで、食に関していえばやっぱり中華が筆頭になるんでしょうね。

和洋中以外の表記を見たことが無いかと言えば、無くもなく、「和洋韓」は、以前、どこかで見たような気がします。

和洋泰、和洋越、和洋台、和洋…、記憶にないですね。

そんな中での和洋印。

確かに、世界の三大○○とうたっているわけではないですから、何が来てもOKではあります。

ただ、西アジアのトルコ料理や、東南アジアのベトナム・カンボジア・タイ料理などを含めると「多国籍料理」みたいな表現に変わっちゃうことも多いですかね。

やはり、カレー・ナン・タンドリーチキンがあれば、インド料理ですよね。確かに、わかりやすいです。

それにしても…

Googleで検索して驚きました。

「和洋中」で検索すると、約 20,800,000 件

「和洋印」で検索すると、約 30,700,000 件 

え? 和洋印の方が多い??

もちろん、必ずしも食事のジャンルが検索されているわけではないでしょうが、キーワードとしてはポピュラーということなんでしょうね。

個人的には、宿泊を伴う旅行は、まだしばらく出かけられそうにないのですが、宿泊業・飲食業の方々には、頑張って頂きたいと思います。