QNAPのOS QTS 4.5.3.1697 Build 20210611 リリース

2021年6月11日に、QNAPのOS QTS4.5.3.1697 Build 20210611 がリリースされました。

変更内容は?

先月5月19日に、QTS4.5.3.1670がリリースされたという記事を書きました。

メジャーバージョンは変わらないので、今回の変更は、バグフィックスのみになります。

今回も、リリースノートから気になる点をピックアップしたいと思います(重要事項を漏れなくピックアップしているわけではありませんので、気になる方は公式サイトをご確認ください)。

・Users occasionally could not upload files to a NAS shared folder via SMB, and the system would display an error message about insufficient space.

共有フォルダに空きスペースの不足が原因として、ファイルをアップロードできなかった不具合の修正。

実際に空きスペースが残っている状況で、ファイルが格納できない(でも、スペース不足と表示される)という問題が発生するなら、NASとしてはちょっと痛い不具合になりますが、どのような状況で発生していたんでしょうね。幸い、遭遇したことはありません。

・Users could not open Storage & Snapshots via Microsoft Internet Explorer.

いわゆる管理画面のことを指しているのでしょうか。Microsoftインターネットエクスプローラーで、「システム」の「ストレージ&スナップショット」画面が開かない不具合の修正、だそうです。

そんなことある?と思ってインターネットエクスプローラーで「ストレージ&スナップショット」を開こうとすると。。

あれ、ほんとに開かないですね。

そもそも、インターネットエクスプローラーを使用することは皆無なので、気づいてませんでした。

・Control Panel would erroneously display the status of System Port Management as “Disabled" in System Status > System Service.

コントロールパネルで、[システムステータス]> [システムサービス]にある、システムポート管理のステータスが「無効」と表示されている問題を修正。

確かに、無効と表示されてますね。ただ、「セキュリティ保護された接続(HTTPS)を有効にする」にチェックを付けていると、システムポート管理のステータスは「有効」と表示されていますので、有効/無効を表示させるための参照先が何か間違ってたんですかね。というかシステムポート管理を無効にする、ってどういうことなんでしょう。。

他にも、上記を含め、16点のバグフィックスが施されているようです。

今回は記載なし

自動更新については、何も触れられてないですね。

自動更新を有効にしているNASも、いまのところ自動更新される気配は無し。

こちらも、様子見ですね。