WSUS と Windows10 Ver.2004

WSUS と Windows11 の関係について、何度か記載してきました。

が、実際、WSUSでWindows11への更新を進められている会社は多いんでしょうかね。

保守的?安全面重視?

WSUSの担当に加わらせてもらっている我が社の運用は、「当面、(他に先駆けての)Windows11は導入しません」と。

ソフト開発を行っている会社ですので、発注元と環境が違ってしまうと、開発環境そのものが動かなくなってしまったり、納品時の検証結果にも影響を及ぼしかねませんので、合わせておくことが重要です。もっとも、発注元は大手企業が多いので、セキュリティには十分考慮されていますから、サポート切れのOSを使い続けるようなことはありません。

では、開発用PCではなく経理や事務で使用しているPCは最新にすべきなのか、というと、これはケースバイケースで、日常的に使用している経理ソフトなんかが動かなくなるなら安易にアップグレードできませんし、いつまでも同じOSを使い続ければ安泰なのかというと、OSそのものも(サポート切れ等による)脆弱性を考えると適度に更新していかなければなりません。

それと影響が大きのが「上層部の考え方」。

批判をするつもりはありませんが、とにかく堅実というのか、石橋を叩いてからでないと渡らないというのか、新しいものに飛びつくのを極端に嫌っています。

とはいえ、Windows10のVer.1909がサポート切れになった2021年春には、なんとか2004ではなく、もう一つ先の20H2を導入してもらう許可を得たのですが、今回は2004のPCに対して21H1ではなく、20H2を導入したい、と。

1909からアップグレードした20H2と足並みを揃えたいという思惑もあるようなのですが、また半年後に、一斉アップグレードですかね。

20H2はいつまで?

その20H2。Microsoftの正式な案内では、サポート期限は2022年5月10日。

2004からアップグレードしたPCも、半年後に再びアップグレードする必要があります。

その時もまた、21H1へのアップグレードなんでしょうかね。。

Windows10のサポートは?

半年ごとにこまめにアップグレードするとして、「では、いつまでWindows10のままでいられるのか」というと、上記の公式ページでの記載を信じるなら、2025年10月14日とのこと。2024年春にリリースされる 24H1 が最後ということになりますでしょうか。(24H1というのは憶測です)

もっとも、その頃(2025年10月)まで、ソフト開発の発注元がWindows10を使い続けているとは思えないので、それまでに我が社のPCもWindows11化していそうな気はしますけどね。