今さらながらにメモリ増設

普段使いのノートPC

普段使いのPCは、リビングのテーブルで作業ができるよう、ノートPCです。このスタイルにして、もう15年以上になります。

今使っているのは、3年前に購入したDELLのG7 17-7700。

搭載しているGPU、NVIDIA GeForce GTX 1660 Ti がなぜか Premiere Elements 2021との相性がいいのか、デスクトップ用Core i7(8コア16スレッド)+GeForce RTX 2060 SUPERよりもエンコード時間が短い、という使い勝手のいいノートPCとなっています。

※G7は、モバイル用Core i7(6コア12スレッド)+GeForce GTX 1660 Ti

もともとは、コロナ禍の初年度に、テレワーク用に購入したデスクトップPC。テレワークも終了し、動画編集も、それほど優位性がなくなったもんですから、日常的には専らG7の方を使用しています。

G7 17-7700のメモリ

購入してからの3年間。特に不自由を感じることも無く使っていたんですが、最近、とあることがきっかけで、購入時からの搭載メモリ16GBでは、足りていないのかな?と感じることが出てきたんです。

とあるソフト開発系のアプリなんですが、タスクマネージャーを起動しながらエミュレータを動かすと、いつもメモリ使用量が90%近くになっていて、これは実際のところ、メモリが足りてないんだろうな、と。

システムドライブがHDDなら顕著なんでしょうが、NVMeというのが良いのか悪いのか、それほど速度低下を感じないのも事実。それでも、やっぱり満足するメモリ領域があれば、ちょっとは速くなるんじゃないかな、と思ったわけです。

なので、購入してみよう、と。

ところが、このG7 17-7700。

メモリが、デュアルチャネル DDR4の2933 MHzというもの。

2933MHz?DDR4-2933(PC4-23400)の SODIMM が異常に高いんです。流通量が少ないからなんでしょうかね。

それよりも少し上のスペック、DDR4-3200(PC4-25600)の方が安いという逆転現象の状態です。

ただ、DDR4どうしなら上位互換で使用できるはずなので、価格の安いDDR4-3200を購入してもいいんでしょうが、若干の不安はつきまといます。

まぁ、ダメだったらダメだった時のこと。

という思いでDDR4-3200のSODIMM、16GB×2枚セットを購入。

数日後に届いたメモリを取り付けようと本体の裏パネルを外すと…。

ん?

PC4-3200?

もとから搭載されていたのも DDR4-3200ってことですかね。

そんなわけで、換装して電源投入で、当たり前のように起動しました。もちろん、32GBとして認識してます。

エンコードも速くなる?

開発ソフトの方は速さを比べる基準が難しいので、判りやすく、Premiere Elements 2021のエンコード時間が短くなるかどうかを試してみました。

6月に出かけた旅行の映像を編集したもので、生成されるMP4は3.6GBほど。ビットレートは16Mbpsほどで30分強のMP4ファイルです。

エンコードが始まったときに生成される一時ファイルの作成日時から、MP4ファイルの作成日時までをエンコード時間として計上します。

結果はこちら。

16GB32GB高速化率
1回目15分29秒12分19秒
2回目15分11秒12分10秒
平均15分20秒12分14秒25.25%

確かに、16GBで使用していた時は、このように、

13GB程度(80%程)の使用で推移していたんですが、まだちょっとは余裕があるのかな、と思ってたんですね。なので、32GBに増設しても、さほど改善しないんじゃないか、と。

ところが、実際には、

こんなふうに豪快にメモリを使用していて、頭打ちではないものの、7割を超える使用率になっています。

やっぱり、動画エンコードはメモリは大きい方が速い、ってことですね。

8,000円ほどの投資でこれだけ速くなるなら、もっと早くに増設しておいたらよかった、と思いました。

それと、DDR4-2933のメモリを無理して選ばず、上位互換の安価なメモリ(DDR4-3200)を購入して良かった、とも感じています。

いい買い物でした。