GeForce RTX2060 SUPERとPremiere Elements 2021~その後

もう1年以上前の2021年7月。

Premiere Elements 2021 が NVIDIA GeForce RTX2060 SUPER と認識されているのに、「検出されたグラフィックプロセッサー(GPU)はサポートされていません」となっていたことを話題に挙げました。

しかし、その後、待てども待てども、NVIDIA GeForce RTX2060 SUPER のドライバ更新では改善せず。。

結論。ドライバの更新では改善しなかった

NVIDIAからRTX2060 SUPERのドライバが更新されるたびに、NVIDIA Studio Driver はもちろん、Game Ready Driverも、最新を適用して、Premiere Elements 2021 で「サポートされているか」をチェックし続けてきました。

が、1年以上経過しても改善せず。

もはや、諦めです。

もっとも、諦めがつくのはいろんなことが重なったからで、DELLのノートPC(G7 17 7700)に搭載の NVIDIA GeForce GTX 1660 Ti が意外と健闘していて、RTX2060 SUPERにこだわらなくなってきたことと、そもそも動画編集の素材である「旅行」に出かけられない日々が続いていることが理由です。

ブログに載せるための鉄道模型の走行動画は、長くても20秒ほどなので、GPUに頼らなくても、さほど困らないというのもありますね。

で、もういいかな、と思っていた時に、意外なところに解決の糸口がありました。

それは、自分自身のブログの中に。。

え?これだけで復活?

それは、上記続編の記事。

この中で紹介した、アドビのサポートコミュニティへの投稿です。

ここのチェックなど、全くしていなかったんですが、今日、たまたま覗いてみたんです。

そしたら、今年(2022年)1月に書き込まれた、気になる投稿がありました。

Luckily there was a solution that also worked for me with a NVidia RTX2060 Super card on Premiere Elements 2022:
Solved: Premier Elements 2022 Nvidia GeForce GTX 1050 Ti – Adobe Support Community – 12628986

幸いなことに、Premiere Elements 2022 で NVidia RTX2060 Super カードを使用した場合にも有効な解決策がありました。

って。え?

解決策の引用はしませんので、気になる方はリンク先をご確認ください。

要は、たったこれだけで改善する、と。

C:\ProgramData\Adobe\Premiere Elements\19.0\Online\Hw Acc Render\All_Lang\HW\Files\allowlisted_cards.txt

このテキストファイルに、1行を追加するだけです。
(Premiere Elements 2022 の場合は、19.0ではなく、20.0)

このファイルは、Premiere Elements 2021 がGPUをサポートしているかどうかを判断するためのリストです。

でも、見ての通り、26行目に、ちゃんと入ってますよね。

NVIDIA#GeForce RTX 2060 SUPER#

と。

でも、これが違うんです(違うらしいんです)。

正しくは、

NVIDIA#NVIDIA GeForce RTX 2060 SUPER#

にする必要があるんです。

※「許可する」ドライバのリストなので、元のを消さずに追加でもOK。

どうやら、NVIDIAのドライバが、恐らく462.59リリースの頃から、ドライバの名称を「GeForce RTX 2060 SUPER」から「NVIDIA GeForce RTX 2060 SUPER」に変更したのかな、と思います。

確かに、ノートPC(G7 17 7700)に搭載の NVIDIA GeForce GTX 1660 Ti は、このファイルに、

NVIDIA#NVIDIA GeForce GTX 1660 Ti#
NVIDIA#GeForce GTX 1660 Ti#

と、NVIDIA付きと、無しの両方が登録されてますね。。

結果は?

Premiere Elements 2021 を終了した状態で、当該ファイルに上記の修正をして、Premiere Elements 2021 を起動。

サポート対象になってますね。

で、表示だけじゃないの?ということで、エンコードを実施。

「サポートされていません」との表示の時に、5分54秒かかっていた動画ファイルのエンコードが、4分4秒となりました。

もちろん、タスクマネージャーでGPUがフル稼働している様子も見て取れました。

というわけで、NVIDIAのドライバが悪かったわけはなく、Adobeの対応が悪かったわけでもなく、両者の連携不足、というのが結論なんでしょうか。

どちらにしても、この解決方法。知ってる方は、どれくらいいらっしゃるんでしょうね。