EF58-150 と 12系客車

鉄道模型趣味を再開して10ヶ月となりました。

再開以前から所持していた車両よりも、再開してから購入した車両の数の方が上回り、もう少し購入ペースを控えめにしておいた方がいいのかなぁ、と思いつつも、「買っておかなかった」後悔が何度かあったため、気になった車両はついつい買ってしまいます。

そんな言い訳はともかく、買えなくなってから後悔しそうな車両、KATO 3049-2「EF58 150 宮原機関区 ブルー」を購入しました。

EF58-150とは

宮原機関区に所属してたEF58で、東海道・山陽本線で使用されていた機関車です。1985(昭和60)年に運用を離脱し、翌年に廃車になったものの、さらに翌年の1987年に車籍復活のうえ、JR西日本に引き継がれた車両です。

JR西日本では、茶色塗装でイベント列車の牽引で活躍していましたが、2011年には車籍抹消となり、現在は、一般色に戻されたうえで京都鉄道博物館に保存展示されています。

この150号機に強い思い入れがあるわけでは無いんですが、EF58は好きな機関車のひとつです。

「碓氷峠鉄道文化むら」にて(2010年5月撮影)

鉄道模型では、保有していたEF58で、急行「きたぐに」を牽引していました。

ただ、中古で購入した上に、握り棒が無くなっているので、新たに購入したいという思いはあったんです。すぐに市場から消えてしまうこともなかろうとは思いつつ、先述の通り、無くなったら後悔しそうということから、購入を決意。こうして、手元に届きました。

パーツの取り付け

付属パーツは、写真左から握り棒(予備2本付)・信号炎管、ナックルカプラー、ホイッスル。

まずは、握り棒から。

EF58の象徴的なパーツですから、真っ先に取り付けたんですが、カプラーを交換するなら最後にした方が良いかと思います。

それと、握り棒の切断時は、必ず握り棒を指もしくはマスキングテープなどで押さえて切断するようにしましょう。これまで、何度かパーツを切り離す経験はありましたが、いずれもカッターで切断した際に、モノの重力で真下に落ちてくれていました。

が、この握り棒、切断と同時にどこかへ飛んで行ってしまいました。泣く泣く予備を使ったんですが、数時間後、後片付けをしているときに、1mほど先に落ちているのを見つけました(笑)

パーツが飛んでいかないようにマスキングテープで押さえて切断

ホイッスルは、普通のピンセットで挟んで取り付けようとしたんですが、丸みを帯びた形状のため、ピンセットから落ちてしまうことも多々。

説明書に記載の通り、ランナーに付属の冶具(写真手前側)を使うと、ピンセットと比べて驚くほど簡単に取り付けが出来ました。さすが、専用冶具ですね。

続いて、カプラーの交換。

まずは、カプラーが付いている先台車を取り外します。

動力を伝える台車ではないので気が楽だったんですが、取り外しには少し手間がかかりました。説明書の記載がよく判らなかったので…。記載のイラストが、何をどこから見た図なのかが判りづらく、結局のところ、接合部分の突起を、壊さない程度にずらせたうえで、少しばかり力を加えて取り外す、と。

まぁ、写真の通り取り外せたので、合ってるのでしょう。

取り外した台車を裏返して、ステップを取り外します(写真下側のパーツ)。カプラーがついているエンドビームを外して、アーノルドカプラーから付属のナックルカプラーへと取替え。

見ての通り、この時点で握り棒が付いていると、紛失・破損の恐れが大です。

台車を元に戻して作業完了。

左は7年前に中古で購入した車両・右が今回購入した150号機

以前の車両はホイッスルがボディと一体成形だったので、今回の別パーツ化は金属感が増しています。

ついに握り棒が無くなった先代。何とかしてあげたいですね。まだ、走れる車両ですし。

走行シーンを撮影

EF58といえば、やっぱりまずは急行「きたぐに」かな、と。

続いては、臨時急行を意識した12系客車の編成。

特定の、実在した列車の再現では無いんですが、12系12連、国鉄時代終盤のイメージです。12系も好きな車両なので、6連1編成を追加で購入していましたので、初めて12連で運転してみました。

EF58+12系12連。なかなか貫禄があります。

が、24系25形のブルートレイン14両編成よりも、むしろ「長い」印象があります。24系の方は、電源車あり、食堂車ありで、メリハリがあるからですかね。緩急室のあるスハフ12をはさむものの、見た目がほぼ同じ車両が12両続くわけですからね。最後尾で赤く照らされるテールライトを見ると、ホッとしてしまいます。

駅での撮影

奥がEF58-150。手前が前から保有していたEF58。ナンバーは、以前のオーナーが取り付けた105です。

105といえば、上越形のはずですが、前面窓にはつらら切りはなく…、まぁ、いいです。

それよりも、150の方、停車時のヘッドライト消灯がちょっと残念ですね。走行時は、上の動画からも判る通り、問題なく点灯しています。

150は12系、先代はマニ50+旧客を牽かせています。それぞれ絵になりますね。

EF58は写っていないんですが、懐かしい時代の写真が撮れたので、1枚。

手前から、オハネフ12、マニ37、オハネフ12。ホームの端に水飲み場もあって、昭和の雰囲気をよく出しています。

最後に、12系客車を片付ける前に、先日購入したDE10に牽かせてみました。

DE10だと、この6連くらいがお似合いでしょうか。

手持ちの車両+ついつい買ってしまう新しい車両、いろいろと走らせてみたい編成がありますので、またUPしてみたいと思います。