急行「鳥海」上越線を走る

やりたいことができない、というのはストレスがたまるもの。

16年前に引っ越した旧宅の整理に追われ、1ヶ月以上、鉄道模型に触れることが出来ませんでした。

その経緯は上のリンク先で触れてますが、残念ながら鉄道模型に関しては、子供時代~16年前までのものも既に手元に移動させてますので、旧宅の整理で出てきた「懐かしい」と感じるものはごくわずか。ゼロではありませんので、折を見て触れていきたいと思います。

そのストレス解消、というわけではないんですが、自宅はこんなことに。

未開封の段ボール箱が山積みに。カント付きレールの増強のために買ったものや、以前に予約していた商品が発売開始されて送られてきたものです。

初期不良とかを考えると早めに確認したいところですが、先述の理由で滞ってました。

全部が鉄道模型車両ではないので、総額にしても大したことはないんですが、待っていたのに開封できなかったのが8月下旬に発売されたKATOの 5228「オハ46 ブルー」。

旧型客車時代の急行「鳥海」を走らせてみたかったんです。

急行「鳥海」とは

急行「鳥海」は、1965(昭和40)年に、上野~秋田間(羽越線経由)の昼行急行(キハ58系)として登場しました。それまで、新潟~秋田間を走っていた急行「羽越」を上野まで延長した形ですね。

1968(昭和43)年のいわゆるヨンサントオで、それまで急行「羽黒」として走っていた上野~秋田間(羽越線経由)の夜行列車(寝台車連結)が、同区間の急行「鳥海」に統合されて、昼行が往復ともに「鳥海1号」、夜行が下りは「鳥海2号」、上りは「鳥海3号」となりました(下り「鳥海3号」/上り「鳥海2号」は、上野~酒田間の季節列車、座席車のみでの運転)。

1972(昭和47)年3月には、「天の川」が上野~秋田(新潟経由)を走る寝台急行列車となったことから「鳥海」は、昼行・夜行1往復ずつの体制に。

同年10月のダイヤ改正で昼行「鳥海」が特急「いなほ」に格上げとなり、急行「鳥海」は夜行1往復となります。この体制がしばらく続くんですが、1982(昭和57)年に、同区間を走る寝台特急「出羽」に格上げされる形で急行「鳥海」は廃止となりました。

「急行」鳥海としてはここで終わりなんですが、その1982年の改正で上野~青森(羽越線経由)を走る昼行特急列車に「鳥海」の名前が引き継がれ、秋田までの運転区間短縮や臨時列車への格下げなどを経ながら1988(昭和63)年に一旦廃止。

山形新幹線の工事に伴い、寝台特急「あけぼの」の1往復が羽越線経由になることから、1990(平成2)年に寝台特急「鳥海」が登場。

その羽越線経由の寝台特急「鳥海」が、1997(平成9)年に「あけぼの」と改称されて「鳥海」は消滅。

という歴史です。

今回は、1972(昭和47)~1982(昭和57)年頃の旧型客車の急行「鳥海」を走らせてみたいと思います。

編成の特長

最も目につくのが、スニ41・スニ40の白い荷物車でしょうね。パレット輸送用の車両です。タイトルに「上越線を走る」と入れた通り、この2両は、上野~新津間のみの連結となります。新潟エリアへの新聞輸送に使用された、と記憶しています。

次いで、茶色のマニ36。10系のA寝台、B寝台車と続き、グリーン車、普通車と旧型客車が連なります。

昭和50年代を象徴するような編成ですよね。

この「ごちゃ混ぜ」感が、今回走らせてみたくなったきっかけでもあります。もちろん、24系25形の統一された編成も好きですよ(笑)

急行「鳥海」

← 804レ 上野

801レ 秋田 →

荷物荷物荷物12345678910
スニ41スニ40マニ36オハネフ12スハネ16オロネ10スロ62オハ46スハ43オハ47オハ46オハ46スハフ42
スニ41・スニ40は上野~新津間
1980(昭和55)年~1982(昭和57)年頃の急行「鳥海」

とあるサイトの乗車記を参考にさせていただきました。

旧型客車は編成の自由さゆえに、日によっても使用車両が変わることもあったのかな、と思います。なので、上に挙げた編成は、日常的な編成とは異なるかもしれません。

10号車は軽量車両の「オハフ45」の方がいいのかもしれませんが、とりあえずは、この情報をもとに進めます。

で、ネックとなるのが急行「八甲田」でも書いたように、「スニ41」です。下り編成では新津まで最後尾となるので、小ドア付の車両が欲しいところですが、スニ41-5で代用します。

マニ36は、ベース車両がいろいろあって特定が難しいので、こちらも、手持ちの「郵便・荷物列車「東海道・山陽」 6両セットA」(10-899)にある「マニ36」を使用します。

スハネ16は、見た目が近いオハネフ12で代用します。スロ62は、スロ54で代用ですね。スロ54の急行「きたぐに」でもスロ62で運転されたケースもあるので、逆もありかな、と。いずれも車両は急行「きたぐに」セットのものです。

座席車は、今回購入した「オハ46」3両を加え、手持ちの車両を使用します。

機関車は、スニ連結区間ではEF58。上越形は無いので宮原の150ですが、まぁ、いいでしょう。

走行シーンを撮影

まずは、上り「鳥海」が駅を通過するところから。

EF58に次いでスニ41・スニ40・マニ36と続くあたりは、荷物列車?と思える雰囲気ですが、その後のB寝台、A寝台と続くと旧客の急行列車らしさ全開です。

座席車がグリーン車1両を含めて7両あります。寝台車が3両、荷物車も3両あるので、機関車を含めて14両。意外と長編成です。

個々の車両の向きは、正直、判りません。スニ41と、最後尾のスハフ42は固いと思いますが。。

続いては、カーブの内側から。

カント付のカーブレールですので、若干内側に傾いています。

やっぱり、カーブでの撮影は、内側からが映えますね。特に、半径30cm前後のカーブだと車間が詰まっていい感じに見えます。逆に外側からだと、開き過ぎに見えてしまいますからね。

次に、写真を少し。

スニの白いボディに照明の光が当たって、独特の雰囲気を醸し出しています。

マニ36の後ろに続く10系寝台車が急行列車っぽくていいですね。

最後の写真は、上り列車の最後尾。

スハフ42の妻面片側だけに窓が付いた姿は、印象的です。

上越線らしさ

タイトルの「上越線を走る」は、EF58+スニ2両を再現したかったからです。上越国境越えではありません。。

手持ちに、EF64の1000番台があれば水上~石打間の補機を再現できるんですけどね。保有しているEF64は、0番台の2次形。基本番台の1次形と2次形の違いどころではないですからね。1000番台は、側面の非対称性が独特です。

とはいえ、ちょっと「お遊び」でやってみました。

EF64は前補機とのことなので、EF58との重連になります。

せっかくだから、上越国境越えの登りをイメージして、下り列車の向きに(スニ41が最後尾)。

雰囲気的には○ですね。

次位にEF58を従えてカーブを通過する様子です。0番台ですが。

KATOから、2023年1月に1000番台が販売される、ということで期待したんですが、「EF64 1000 JR貨物新更新色」と「EF64 1000 一般色 JR貨物クーラー搭載車」のいずれも貨物仕様ですね。

同時期に「EF64-1000 一般色」が再生産されることを期待します。

無理か…。