まだまだ現役?M-241 (GPSロガー) その3

まだまだ現役?として、M-241というGPSロガーの挙動が不安定になってきたことを紹介させて頂きましたが、先日、再び怪しい挙動がありました。

書き込めなくなった

4月24日のこと。大阪府に緊急事態宣言が発令されるのを前に、行っておきたい場所があったので、車を走らせました。

目的地に着いたところで、M-241を見ると、Track Log Mode画面に「Overwrite」の文字が表示されていました。通常、保存できるポイント数が表示されていますので、保存周期(初期値の5秒に設定)で、1ずつデクリメントされていくのですが、Overwriteの表記になると、何も書き込まれなくなります。

で、ここが思案のしどころ。

「その時点までのデータを大事にする」か「その時点からのデータを大事にする」か。

前回の例でいくと、M-241の Setting Modeで「Erase」を実行すると、その時点から新たに「書き込めることがあります」。最悪の場合、この時点までのデータも消えるし、ここからのデータも記録できません。

とはいえ、この時点までのデータも、「正しく記録されている」保証はありません。自宅でPCに取り込めない可能性もあります。

行程的に、先の方が長かったので Setting Modeから「Erase」を実施。Track Log Mode画面の保存ポイント数が減っていくのを確認して、一安心です。

自宅でのデータ吸い出し

帰宅後、M-241をPCに接続し、フリーのアプリ「MtkDlut」でデータの吸出しを試みます。

Record count は、2,352と、196分=3時間16分のデータが記録されていることが分かります。

が、Downloadボタンをクリックしても、上記のような Warningが出て停止してしまいます。

こういう時は、諦めずに、Downloadボタンの下にある「Rescue」チェックをONにして、再度Downloadしてみましょう。

必ず成功する、というわけでは無さそうですが、データを取得することが出来ました。

取得データは正常か

今回、4つのファイルが生成されました。

2012-10-17_21-55-06.csv
2012-10-17_21-55-06.kmz
2012-10-17_21-55-062.kmz
2012-10-17_21-55-06.nmea

2012年10月!?というようなことは、何度か経験された方がいらっしゃるかもしれません。

先月も、2006-08-22_03-51-20.csvというファイルが生成されました。

なお、2012-10-17_21-55-062.kmz は、Google Earthで、きちんと「Erace」してからのポイントが記録されていました。「Rescue」に救われた、というわけです。

ちなみに、2012-10-17_21-55-06.kmz の方は、というと、

アフリカ西部の大西洋です。この1ポイントだけが記録されていました。

西経0度・北緯0度付近ですので、GPSロガーの初期値と思われる各0度の誤差範囲の地点ですね。この場所(大西洋)に、特に意味はないです。

使い勝手のいいM-241。騙し騙し使い続けるか、諦めて他の機種を探すか、悩ましいところです。