EF81が牽く「日本海」と「トワイライトエクスプレス」
2ヶ月前にKATOの24系寝台特急「日本海」(10-881 / 10-882)の話を書きました。
このときは、複線の対向側には同時期に活躍した、というか同じルーツ(起源)を持つ急行「きたぐに」を走らせていたんですが、今回は同時期のスター、「トワイライトエクスプレス」を走らせてみたいと思います。
「日本海」と「トワイライトエクスプレス」
急行「日本海」から寝台特急「日本海」にかけての歴史は、先の記事に書いていますし、特に触れることもありません。そのうちに乗車時の思い出も書いてみたいと思いつつ、そのままですね。
「トワイライトエクスプレス」の方も、比較的歴史の新しい列車なので歴史的な変遷を紹介するほどでもないですが、1989(平成元)年7月に、大阪-札幌間を走る団体列車として運行開始。同年12月、団体列車から時刻表に掲載される臨時列車へと変わり、一般販売が始まっています。
走り始めて1年後となる1990(平成2)年7月からは2号車にスロネ25-500を組み込んで、カニ24を含めての10両編成となっています。この姿が2015年3月の運行終了まで続きました。
翌1991(平成3)年のGWを前に第3編成が落成し、繁忙期の毎日運転が可能となっています。
大きなところでは、そんな感じですね。つまりは、大きな変化もなく安定して25年間を走り続けた、と。
「トワイライトエクスプレス」には、2014年11月、通常運行終了となる4ヶ月ほど前に、ようやく乗車する機会に恵まれ、B個室ツインで大阪-札幌間を乗車しました。
このときに乗車したのが第3編成だったので、KATOの10-869 / 10-870 24系寝台特急「トワイライトエクスプレス」を購入した、という話は、ここに書いてましたね。
今年が2024年ですから、もう10年になるんですね。
特に手入れもなく…
同じ車両をテーマにして記事を書く際には、少なくとも何らかの変化を付けますので、何もせずに走らせることはないんですが(いや、もちろんあります。ただ、その時には別段記事にはしない、ということです)、今回は、いきなり走行から。
まずは、駅の通過シーンから。
日本海縦貫線の雄、「トワイライトエクスプレス」と「日本海」です。どちらも走る姿を見ることが出来なくなったのは残念です。
模型としての車両ですが、「日本海」は前述の通り、今年、再生産で販売されたもの。ローズピンクのEF81も同じタイミグでの購入です。一方の「トワイライトエクスプレス」は、2015年に再生産されたときに購入したもの。トワイライト色のEF81も同じです。
動力ユニットの違いなのか、使用期間の違いなのか、トワイライト色の方が「ギーギー」というギアから発する音でしょうか、聞こえますね。走行性能的には問題ないですが。。
続いては、カーブでの走行。
24系の金帯・白帯の違いが際立ちますね。このバラバラ感(統一の無さ)が晩年のブルートレインらしさでもあります。
ところで、この昨年7月に作成した自作の大半径カーブレール。
気に入って毎回のように組み込んでいますが、良い点、悪い点も見えてきましたので、そのうちに第二弾も作りたいですね。
同じ位置での(車両は若干移動させていますが)撮影です。
機関車を含む12両、11両編成が円弧を描くカーブに載る姿は見ていて気持ちがいいです。もちろんS字カーブも好きですが、この30度カーブもお気に入りです。
この駅での写真を見ると、スロネフ25-500に室内灯を入れてあげたくなりますね。
機関車入れ替え
続いては、ちょっとやってみたかった「トワ釜日本海」。
両方持っていたら、やりたくなりますよね。。
ならないですか?
トワイライトエクスプレス色のEF81で「日本海」が牽引されたのは、結構な頻度であったようなんですが、逆に、トワイライトエクスプレスを一般色(ローズピンク)のEF81で牽引されたケースも、わずかながらにあったようです。
トワイライトエクスプレス色のEF81(43・44・103・113・114)には、両エンド共に密着自動連結器が装備されて、客車の乗り心地に影響しますので、逆はともかく「トワイライトエクスプレス」には専用機が充てられていたようですので、異例ですね。
もっとも、「日本海」にトワイライト色のEF81をつなげてしまうと、トワイライトエクスプレスを牽く機関車が無くなってしまう(トワイライト色のEF81を2両も持ってない)ので、機関車の交換、というわけです。
実際にはあり得なかったでしょうが。
ともにKATOの機関車でナックルカプラーに交換済みですので、手を入れたのは、ヘッドマークの付け替えだけです。
単なる興味本位でやってみたトワイライト色EF81での「日本海」ですが、意外といいですね。
それなりにネット上などでも画像、映像を見ていたからかもしれません。
一方で、ローズピンクの「トワイライトエクスプレス」は、実際に走っていたことがあるとはいえ、見慣れないからか違和感があります。走り始めた当初の原色DD51重連が牽く「北斗星」の写真を見たときくらいの違和感です。
とはいえ、「トワイライトエクスプレス」も、団体列車などで通常運転とは異なるルートを走るときは原色のEF65-1000だったり、DD51だったりが牽いていましたし、その一つとして「あり」かな、と思います。
2011年の撮影なので、まだ、18番のりばの名称だったころだと思います(現10番のりば)。
会社からの帰宅時に、たまたま見かけてスマホのカメラを向けただけで、撮ったのはこの一枚だけです。同僚と一緒だったこともあってそばには行けなかったんですが、今思えば、同僚を先に帰して撮っても良かったかな、と(笑)
ちなみに、当時持っていたスマホは、DoCoMoのSH-12C。自身が所有した初のスマホです。
普段からカメラ撮影には使用していなかったので、撮影サイズが標準設定の960×540でした。そこも悔やまれるところですね。
それにしても、撮影日時が2011年9月9日22時37分。こんな時間まで残業してたのか。。
それはともかく。
最後の写真はこちら。
スロネフ25とトワイライト色のEF81が並ぶと、なんか、トワイライトエクスプレスの編成を2つ持っているような錯覚を感じました。一粒で二度おいしい、ってところですかね。