485系 特急「やまびこ」(後編)

2024年12月10日

TOMIXの 98589「国鉄 485系特急電車(クハ481-200)基本セット」他を購入し、走行に向けて準備中です。

12両分の車番を決めた(というか、決めてもらった)ので、実際に転写シートで車番を転写していきます。

車番とJNRマークを転写

車番の転写は、初めての時は異常に緊張したんですが、慣れてくると気楽にできるようになってきました。

初めて車番を転写してから間もなく3年ですね。

これまで、14系14形編成なら14両で計28ヶ所など、転写した回数はかなりの数になると思いますが、車番以外で転写したのは、583系「きたぐに」のATS標記と、オハネフ25へのJRマークくらいでしょうか。

今回は、これまでに経験したことのない、JNRマークの貼り付けです。

https://try-widely.com/limited-exp-yamabiko-1/ から再掲

転写シートに赤いガイドがあって、それを車両の赤帯に合わせると、きっちりとJNRマークの位置決めが出来ます。親切じゃん、と思ったのも束の間。

え? このガイドも転写なん??

ガイドと"J"の間のスペースはほぼ無く、"J"の部分を擦ると、シートを伝ってガイドにも圧がかかり、もれなくボディーに転写されます。。

転写側の反対(擦る側)にガイドを印刷する、というのは無理なんですかね。。

ただ、このガイドのラインは剥がれやすく出来ているのか、わざわざテープを持ち出してきて"J"にかからないようにテープを貼付して剥がす(ということを実際にやりましたが)までは必要なく、木製の爪楊枝のような、ボディーを傷つけないもので少し擦ると、比較的簡単に剥がれました。

万一JNRマーク自体が欠けてしまっても、いくつか予備はありますので、その点では安心ですね。

JNRマークの後は、ATS標記。

乗務員ドアより少し前方、前面から続くヒゲの上から2本目と3本目の境あたり(3本目にはかかるかかからないかくらい)がリアルな位置かと思います。

付属品の取り付け

今回は、特急シンボルマークとホイッスル、ラジオアンテナ、ダミーカプラー(カバー付)を取り付けます。

列車無線アンテナは国鉄末期から取り付けが開始されたとのことですので、1978(昭和53)年10月なら無くていいかな、と取り付けを見送り。ATS車上子は、表から見て目立つところでは無いですので、こちらも見送りました。

特急シンボルマーク

これは、取り付け用の穴に差し込むだけ。

ランナーからの切り離しも、車両の内部に入り込む裏側ですので、バリが残っていても大丈夫です。

ホイッスル

ホイッスルは、運転席上の取り付け用穴に差し込むだけです。

取り付け治具を使わなくても、ピンセットなどで摘まんで軽く載せ、その後でしっかりと上から押し込めば、外れることもありませんので、接着剤も不要です。

押し込み前
押し込み後

きちっと2本の脚が見えなくなるまで押し込みましょう。

ラジオアンテナ

サロ481にラジオアンテナを取り付けます。トイレ・洗面所流し管は取り替えないので、唯一、クハ481以外の車両への取り付けになります。

こちらも、ホイッスル同様2本脚のパーツを取り付けるだけです。

それだけ、といえばそれだけなんですが、円筒形なので、ピンセットで摘まむと、意外とすぐに「消えます」。

一つ目を飛ばしてしまい、予備が少ない、と焦ったんですが、単品のサロ481にも同じパーツがランナーごと入っていますので、まぁ、大丈夫でしょう。

ダミーカプラー(カバー付)

ダミーカプラーは、カバーなしのダミーカプラーを引っこ抜いて、カバー付きのを差し込むだけです。

説明書には「※取り付ける際は向きに注意してください」と書かれていますが、ホース状の作り込みがある方を上面側にすればOKです。

なんとなく、もうちょっと押し込んだ方がバランスが良さそうなんですが、これくらいが限界です。こんなに飛び出してましたっけ?

というわけで、付属品の取り付けも、これで完了です。

走行の様子

まずは、駅からの発車と通過の様子から。

M-13モーターの動力車が2両入った12両編成。低速での発車も安定してますね。

電車特急なので、もうちょっと加速を強めてもよかったかも。普段、客車編成を走らせることが多いもんですから。。

駅での写真を何枚か。

テールの妻面に照明を当てないと、トレインマークが際立ちます。

トレインマークがちょっとボケてたので、もう1枚。

前編にも書いた通り、在来線特急時代の「やまびこ」は、あまり馴染みが無いんですが、485系車両という思い出深い編成だけに、懐かしさが込み上げてきます。

水飲み場や木製ベンチのあるホームは、国鉄時代の電車特急とマッチしますね。

AU13のサロ481を横から。

他の車両と比べて、1席1窓と窓割が違いますし、グリーン車のマークが高級感を漂わせてます。

でも、室内灯が無いと、回送列車ですね。。

先頭車両をやや上から。

こうやってみると、カバー付きのカプラーもさほど違和感は無いですね。

やっぱり、JNRマークはいいですね。懐かしいです。

続いては、カーブでの走行です。

電車特急ならではの軽快感です。

スピードがあるのであっという間に通り過ぎるとはいえ、近年の関西では12両編成の特急を見る機会は少なくなってますので、貫禄があります。

写真を何枚か。

リアから。

東北特急は、複線のカーブが似合いますね。

最後に収納

4両の基本セットと、4両の増結セットは、それぞれ縦に7両が収まるケースですので、12両でも、こんな風に2冊に収まります。

編成順に並べて収納した方が、次回、展開するときに楽ですから、今回走らせた1978年10月頃の編成順に並べています。

これを見て、何か違和感を感じた方もいらっしゃるかと思います。

1号車のクハ481を基本セットの1両目に収めるのはいいとして、8号車以降は増結セットの「上から詰める」のが自然じゃないか、と。

最初、そうしたんですね。そしたら、最後、クハ481を上から5つめに収容しようとしたら、「ん?入らない…」。

あれ?クハ481って、他の車両より車長が長いんでしたっけ。。

基本セットも増結セットも同じケースなんですが、よく見ると、一番上と一番下が、他の5つよりも若干長いんですね。

なので、7号車のサシ481は、前後にちょっと隙間が空いてます。サシ481を増結セットの上から2つめに入れて、6両+6両にした方が収まりとしてはベストなんですが、お好みですね。

というわけで、鉄道模型を再開してから、密かに「いつかは買いたい」と思っていた485系を走らせたお話でした。今度は、大阪でも馴染みのある、あの列車で、ですかね。

最後に、特急「やまびこ」のこの編成が走っていた頃の時刻表を「時刻表 1978年10月号」から引用して掲載しておきたいと思います。

【参考】特急「やまびこ」時刻表

【下り】

31M
1号
33M
3号
35M
5号
37M
7号
上野入線時刻
(発車番線)
608
(15)
633
910
(16)
933
1343
(14)
1433
1543
(14)
1633
大宮
658
659
958
959
1458
1459

宇都宮
753
755
1055
1057
1555
1557
1755
1757
郡山
916
918
1214
1216
1715
1717
1915
1917
福島
952
953
1251
1252
1751
1752
1951
1952
仙台
1048
1050
1349
1351
1848
1850
2048
2050
小牛田
1121
1121
1421
1421
1921
1922
2121
2121
一ノ関
1156
1158
1455
1457
1955
1957
2155
2157
水沢1215151520152214
北上
1228
1228
1527
1527
2027
2028
2226
2226
花巻
1237
1238
1537
1537
2037
2038
2236
2236
盛岡1301160121012259

【上り】

32M
2号
34M
4号
36M
6号
38M
8号
盛岡6408169161416
花巻
703
703
839
840
940
941
1439
1440
北上
713
713
849
850
950
950
1449
1450
水沢72590210021502
一ノ関
743
745
919
921
1020
1022
1520
1522
小牛田
817
818
954
955
1054
1055
1555
1556
仙台
851
853
1026
1028
1126
1128
1626
1628
福島
949
950
1125
1126
1223
1224
1724
1725
郡山
1023
1025
1159
1201
1258
1300
1758
1800
宇都宮
1143
1145
1318
1320
1418
1420
1918
1920
大宮

1416
1417
1516
1517
2016
2017
上野
(到着番線)
1313
(15)
1443
(18)
1543
(14)
2043
(15)