TOMIX 583系 急行「きたぐに」
桜の季節が過ぎてから寝台特急「さくら」の話を書いたのが2週間前、4月中旬のこと。
それから2週間が経ち、GWに入った初日、ようやく3月26日に届いていたTOMIXの583系「きたぐに」のセットを開けることが出来ました。
98809「JR 583系電車(きたぐに)基本セット」
もちろん、同時に増結セットも購入しています。
TOMIXの車両セットは、急行「だいせん」や寝台特急「あかつき・彗星」、「はやぶさ」など、いくつか購入していますが、ハイグレード(HG)仕様の商品は、今回が初めて。
カバーの小窓から覗く「583 Kigatuni Express」の配色が車両をイメージさせます。
が、ここだけだと、どちらが基本セットで、どちらが増結セットか、判らないですね。
富士のヘッドマークを掲げるEF66が描かれた単色のイラストではなく、カラーのデザイン。さすがはハイグレード(HG)仕様ですね。期待が高まります。
大阪方1号車がクハネ583、新潟方10号車がクハネ581で編成された、1998年頃~2010年頃までの姿です。
トレインマークの「きたぐに」は装着済みですが、特急のシンボルマークは、別パーツ。後で取り付けます。
付属品はこのようなもの。
左上から、特急シンボルマーク、「急行」のトレインマーク、ATS車上子(下側の大きめのパーツ・上側は使用しない)、台車用スノープロウ。
下側は、パーツとして使用するのは上段真ん中のホイッスルと、その下の列車無線アンテナ。それより右側のパーツは使用しません。
左側にある大きめの板は、ホイッスル用取り付け治具とアンテナ用穴開け治具です。
それと、転写シートが1枚、付いています。
車番を決める
その転写シートですが、車番とATS標記から構成されています。
車番は、当時運用されていた「B5編成」と「B6編成」のいずれかを選択することになります。
これが、B5編成の車番。
上から、1号車、2号車の順に、最下段が10号車と、判りやすいですね。編成によって車番が特定されるので、選ぶのはB5編成か、B6編成か、ということだけ。
B6編成の方も、上から、1号車、2号車の順に、最下段が10号車なんですが、B5編成とB6編成とで、組成順が違ってるんですね。クハネ581とクハネ583が入れ替わってます。といっても編成全体が逆を向いているわけではなく、クハネ以外は型番的には同じ。
ところが、モハネ582とモハネ583には前期型と後期型があって、2号車~5号車がB5編成とB6編成とで異なっています。
とはいえ、過不足なく入れ替わっているだけですので、どちらの編成も再現できるというわけ。
でも、同時期に走っていたB4編成。これは、編成の両端がいずれもクハネ581。なので、今回発売された車両セットでは再現できません。
というわけで、「付録」扱いになっているんですね。
B5編成とB6編成とで、どちらかに思い入れがあるわけではないですので、B5編成に。
車両両側、20箇所に転写しました。
転写シートの最後は、ATS標記。
上記の3種類から選びます。
ネット上で見かけていたB4編成のクハネ581-22が|P|S|を付けていたので、とりあえず、それで。
パーツ取り付け
まずは、台車用スノープロウ。
台車をはずして、スノープロウを取り付け。これは簡単です。
せっかく台車を外したので、ついでにATS車上子を取り付けておきます。
台車のすぐ後ろにある取付穴に差し込むだけです。
写真上のクハネ583が取り付け済み、下のクハネ581が取り付け前です。
差し込むだけと言えば、特急シンボルマーク。これが付くと、顔が締まります。
最後に、ホイッスル。
これは、何度やっても鬼門ですね。
今回苦戦したのは、思った以上に力を入れないと、ホイッスルの足がボディに入り込まない、という点。
取り付け治具を使う、使わないの話ではなく、取り付け穴の上にホイッスルを載せ、両手の親指でグッと押し込むような感じでの取り付けでした。
説明書にある「もし取り付けがゆるい場合は、ごく少量のゴム系接着剤などを使用し固定してください。」の文言に誘導されたのかもしれないですね。緩いんじゃないか、と。全然逆です(笑)
取付完了。今回も、上級者向けの列車無線アンテナは、ひとまず見送り。というわけで、いよいよ走行です。
の、その前に。
98810「JR 583系電車(きたぐに)増結セット」
ちょっと驚きました。転写シートはおろか、説明書すら無いんですね。
もっとも、「基本セットだけを買う」人はいても、「増結セットだけを買う」人なんていないですからね。。
ちなみに、購入時の収納順は、B5編成での2号車~5号車の順番になっています。
ですので、M車は上から3両目になります。
走行の様子
まずは、駅の通過シーンから。
最近買った車両は、14両編成の「さくら」や15両編成の「はやぶさ」なので、機関車の無い「きたぐに」の10両編成は2/3ほどの長さなんですが、それなりに見応えはありますね。
青っぽくない車両を買ったのは、機関車・貨車を除くとおよそ1年前の「サンライズエクスプレス」以来ですね。
ちなみに、電車の購入は、この583系でわずかに3編成目。うち2編成が寝台列車、というのが思いっきり趣味趣向を反映してますよね。
走行は非常にスムーズ。
わずか10両で動力車が2両あるのが良いのでしょうか。その分、価格も高くなってるんですけどね。。
普段とはちょっと違う角度から。
ハイグレード(HG)仕様なので、室内灯を入れたいと思いつつも、まずはグリーン車だけ、とかピンポイントになるでしょうか。10両全部だと、そこそこ出費になりますし。というか、ハイグレード(HG)仕様で本体にも結構かかりましたからね。
最後に、写真を少しだけ。
北陸本線の雄、トワイライトエクスプレスと。
583系を使用した数々の列車の中で、A寝台を連結した列車は「きたぐに」だけ。10系寝台車、14系寝台車の時代にもA寝台車を連結し続けたからこその流れだったんでしょうね。
KATOからは同じようなタイミングで、スリットタイフォンの581系が販売されました。
581/583系らしいカラーが魅力的ではあるんですが、「きたぐに」の魅力が勝ってこちらを手に入れたんですが、いずれは原色の581系も欲しいなぁ、なんて思ってます。「彗星」とか「なは」とか、九州方面の寝台列車として活躍してましたからね。
10系+12系客車時代の「きたぐに」に次いで、583系時代の「きたぐに」を走らせることが出来ました。
その間の時代となる14系寝台車+14系座席車の「きたぐに」。再生産品のセット販売でいいので、販売してくれないですかね。。
【参考】急行「きたぐに」時刻表
この編成が走行していた2007年3月の時刻表を挙げておきます。
【下り】
2007年3月 | 同左 | ||
501M | 3527M | ||
急行きたぐに | 快速 | ||
大阪 | 発 | 2327 | … |
新大阪 | 着 | 2331 | … |
発 | 2332 | … | |
京都 | 着 | 2359 | … |
発 | 002 | … | |
大津 | 発 | 010 | … |
彦根 | 発 | 048 | … |
米原 | 着 | 054 | … |
発 | 105 | … | |
長浜 | 着 | 111 | … |
発 | 112 | … | |
敦賀 | 着 | 137 | … |
発 | 137 | … | |
武生 | 発 | 201 | … |
福井 | 着 | 215 | … |
発 | 217 | … | |
小松 | 着 | 249 | … |
発 | 249 | … | |
金沢 | 着 | 310 | … |
発 | 347 | … | |
高岡 | 着 | 414 | … |
発 | 415 | … | |
富山 | 着 | 428 | … |
発 | 430 | … | |
滑川 | 発 | 442 | … |
魚津 | 着 | 449 | … |
発 | 449 | … | |
黒部 | 発 | 455 | … |
入善 | 発 | 504 | … |
泊 | 発 | 508 | … |
糸魚川 | 着 | 528 | … |
発 | 529 | … | |
直江津 | 着 | 556 | … |
発 | 617 | … | |
柿崎 | 発 | 630 | … |
柏崎 | 着 | 645 | … |
発 | 645 | … | |
来迎寺 | 発 | 705 | … |
長岡 | 着 | 714 | … |
発 | 728 | … | |
見附 | 発 | 738 | … |
東三条 | 着 | 747 | … |
発 | 748 | … | |
加茂 | 発 | 755 | … |
新津 | 着 | 810 | … |
発 | ↳ | 814 | |
亀田 | 発 | … | 822 |
新潟 | 着 | … | 830 |
【上り】
2007年3月 | ||
502M | ||
急行きたぐに | ||
新潟 | 発 | 2255 |
新津 | 着 | 2309 |
発 | 2310 | |
加茂 | 発 | 2324 |
東三条 | 着 | 2330 |
発 | 2330 | |
見附 | 発 | 2339 |
長岡 | 着 | 2349 |
発 | 2353 | |
来迎寺 | 発 | 002 |
柏崎 | 着 | 024 |
発 | 025 | |
柿崎 | 発 | 039 |
直江津 | 着 | 053 |
発 | 055 | |
糸魚川 | 着 | 122 |
発 | 124 | |
魚津 | 着 | 158 |
発 | 159 | |
富山 | 着 | 216 |
発 | 225 | |
高岡 | 着 | 238 |
発 | 238 | |
金沢 | 着 | 307 |
発 | 311 | |
小松 | 着 | 330 |
発 | 330 | |
福井 | 着 | 401 |
発 | 406 | |
武生 | 発 | 419 |
敦賀 | 着 | 443 |
発 | 444 | |
長浜 | 着 | 513 |
発 | 513 | |
米原 | 着 | 520 |
発 | 522 | |
彦根 | 発 | 528 |
大津 | 発 | 607 |
京都 | 着 | 616 |
発 | 617 | |
新大阪 | 着 | 643 |
発 | 644 | |
大阪 | 着 | 649 |
【参考】急行「きたぐに」列車編成
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自 | 自 | 自 | 自 | B寝台 | G | A寝台 | B寝台 | B寝台 | B寝台 |
新潟行は新津-新潟間快速列車 1~4号車のみ乗車可