NHKプラスをテレビで見る Vol.2

NHKプラスをテレビで見たいという方は多いようで、何らかの参考になれば、と、改めて記載したいと思います。

どのように見るのか

NHKプラスは、NHKが公式サイトで説明されているように、パソコン・スマホ・タブレットで見るもの、とされていて、テレビで見るようには考えられていません。

では、どのようにテレビで見るのか、というと、大画面テレビを「パソコンのディスプレイとして」使用する、ということです。

なんだ、と思われたかもしれませんが、HDMIの端子が普及した今、テレビ側にもパソコン側にもHDMI端子が備わっている割合も増えていますので、実現のためのハードルは低いのではないかと思います。

そこまでしなくても、ひょっとしたらインターネットのブラウザ機能を備えたテレビなら直接見れるのかもしれませんが、我が家のテレビはそれが出来ないので判りません。ですので、パソコンとの接続での説明を続けます。

用意するもの

・HDMI端子が備わった大画面テレビ
・パソコン
・HDMIケーブル

これだけです。
Windowsパソコンなら、EdgeやGoogle Chromeなどのブラウザがあれば、特別なソフトは必要ありません。

パソコンのスペックですが、NHKプラスは画質がSD(480i)と高くはありませんので、HDMI端子が付いている世代のパソコンならそこそこのCPUが載っていると思いますし問題は無いと思います。FullHD(1920×1080)対応の表示が出来なくても大丈夫です(NHKオンデマンドを楽しむなら、これくらいは欲しいところですが)。

用意するパソコンに「HDMI端子が備わった」との注釈を付けなかったのは、USBからHDMIに変換できるアダプタが販売されていて、直接パソコン本体にHDMI端子が必須では無いためです。

さらに言えば、音声ケーブルを別に接続するわずらわしさを我慢するなら、テレビ側にHDMI端子が無くても、DVI端子での接続やD-sub15pinでの接続も、アリです。

ただ、欲を言えばパソコンのストレージはSSDがベストです。パソコンの起動時間がHDDと比べて圧倒的に早く、「NHKプラスを見よう!」という意思が削がれません。毎回毎回起動に時間がかかると「もういいや」になってしまいますので。

準備

ログインの簡便化

Macは持ち合わせていないので、WindowsPCでの説明となりますが、OSへの自動ログインが出来ると便利です。テレビやBlu-rayレコーダー等々と同じ感覚で使用するには、パスワード入力はわずらわしさを感じます。セキュリティの記事も書いているのに自動ログインを勧めるのは気が引けますが、テレビ接続用のPCと割り切って、内部のストレージに重要なデータを保管しないという条件を付ければ、自宅で使用する分には許されるのではないでしょうか。

【参考】

PCとローカルネットワークとの接続

Wi-Fiよりも有線が安定しているかと思いますが、画質が480iということで大きな帯域を必要としているわけではありませんので(1.5Mbps程度)、Wi-Fiで問題が生じることは無いと思います。

スタートアップへの登録

テレビ専用のPCということで、ブラウザをスタートアップに入れてしまいましょう。

かつ、起動時の画面を「NHKプラス」に設定しておけば、PCの起動で、自動的にNHKプラスの画面が開くことになります(内蔵ストレージがHDDだと、表示までに時間がかかりますが)。

【参考】

ログイン

NHKプラスのサービスを利用するには、事前に登録したIDとパスワードでのログインが必要です。

IDとパスワードは、ブラウザに記憶させておくと、次回からの起動時に楽に接続できます。但し、同一世帯以外の方が自由にPCを扱える状況なら、パスワードの記憶はやめておきましょう。面倒ですが、毎回入力してください。

準備はこれだけです。

視聴してみる

どの番組でも良いので、視聴してみましょう。

ブラウザ上に小さな画面で再生が始まります。

全画面で見るには、再生中の画面をクリック。下部に表示されるアイコンのうち、右端にある「□」アイコンをクリックし、全画面にします。


念のため、画質も確認しておきましょう。歯車アイコンをクリックします。PCで起動すれば、恐らくは「高」になっていると思います。

番組が終了すれば次の番組が待機していますので、全画面は終了しません。全画面を終了する場合は、上方にマウスカーソルを持って行ったときに現れる「×」をクリックします。

もしくは、「ESC」キーでも、全画面を終了することができます。

NHKオンデマンドとは違って無料(NHK受信料は別)なので、1時間のニュース番組の一部分だけとか、ドラマの気になるシーンだけとか、自由に楽しめます。

ただ、再三書いてますが、画質が480iです。これは、地上波デジタル放送の「サブチャンネル放送時」と同等です。「あぁ、あれか」と思われる方も多いかと思いますが、サブチャンネルで野球放送を行っているときの、メインチャンネルでのニュース番組とかがその画質です。
それよりもきれいな画質を期待している方は、24時間、多チャンネルを録画し続けられるようなレコーダーを導入して頂くのが良いでしょうね。

少しでもきれいに見るために

パソコンの画面出力サイズを小さくしたり、720×480の倍数にしてみたり、と、いろいろ試してみましたが、あまり変わりません。(パソコンによるかもしれませんが)

あまりに小さくしてしまうと、Windowsとしての使い勝手が悪くなりますから、標準的なサイズで良いと思います。

それよりも、多少効果があったと思えるのは、テレビ側の設定です。

画面の明るさを心持ち明るめにするときれいに見える、かもしれません(気のせいかも)。

次回は、NHKプラスをテレビで楽しむためのアイテムを紹介したいと思います。