サブドメインで遊ぶ(cPanelでのDNSゾーンファイル書換え)
現在、 club-cavalier.com のサーバ管理会社を変更しようとしています。そのため、新旧2社のサーバが使用できる状態となっています。
せっかくの機会なので、ちょっとした実験をしてみたいと思います。
サブドメインを別サーバに立てる
そもそも、これを試してみたかったのは、一気にDNS切替をするリスクを少しでも低減させるため、サブドメインごとに新サーバに移行できないか、と考えたところから始まります。
と言っても、いくつもサブドメインを立てているわけでは無く、2つだけなんですけどね。
まずは、実験として新規のサブドメインを用意して試してみます。
サブドメインの作成
スターサーバーにサブドメインを作成するのは、既に記事にしていますが、おさらいを兼ねて。
WEB上のサーバー管理ツールを開きます。
サブドメイン設定を選びます。
「対象ドメイン選択」画面でサブドメインを作成したいドメイン( club-cavalier.com )を選びます。
次いで、「サブドメイン追加」タブを選択します。
サブドメイン名として、「sub」を設定します。
もちろん、テストです。
「確認画面」ボタンをクリックします。
サブドメイン名を確認し、「確定する」をクリックします。
サブドメインの作成は、これだけです。
サブドメインが作成できました。
親ドメイン用のFTP初期設定アカウントを用いてWinSCPで接続すると、club-cavalier.com としての htmlのルートに sub.club-cavalier.com というフォルダが作成されています。このフォルダが、sub.club-cavalier.com としてのルートになります。
念のため、確認URLで確認してみます。
club-cavalier.com 用の確認URLが http://club-cavalier.com.XXXXXXX.XX/ として与えられるので、サブドメインとしての確認は、 http://club-cavalier.com.XXXXXXX.XX/sub.club-cavalier.com/ となります。
スターサーバーとしてのサブドメイン作成は完了です。
DNSゾーンファイルへの追記
スターサーバーは、まだ、club-cavalier.comというドメインではDNSサーバには登録されていませんので、世界中のどのPCも、sub.club-cavalier.com というドメインでの名前解決は出来ません。
そこに命を吹き込みます。
現管理会社はサーバのメンテナンスに cPanel を提供してもらっているので、cPanelにアクセスします。
「ドメイン」のグループにある「Zone Editor」をクリックします。
ここの契約はマルチドメインではないので、ドメインは一つ。その右にある「管理」をクリックします。
自分で作成したサブドメインや、自動的に生成されたサブドメインなどが一覧で表示されます。もちろん、「sub.club-cavalier.com」はありませんので、「+レコードの追加」をクリックします。
名前にはサブドメイン、種類は(ブラウザを狭め過ぎたでの見えなくなってしまいましたが)「A」。レコードには、「スターサーバーでclub-cavalier.comを運用するサーバのIPアドレス」が入ります。
サブドメインの名前解決は以下のような感じになるでしょうか。
「.com」のDNSには、移管手続き中ですが、まだ現状のネームサーバの名前が登録されています。
sub.club-cavalier.com のIPアドレスを知りたいPC(ネームサーバ)からの問い合わせに対して、まず「club-cavalier.com」の名前解決のために、現管理会社のネームサーバのIPが返されます。
今度は、sub.~ のURLの名前の解決を現管理会社のネームサーバに問い合わせることにより、sub.club-cavalier.comというサブドメインのIPアドレス(スターサーバーのIP)が問い合わせ元に返ることになります。
スターサーバーの方は、レジストラに(移管手続き完了後)ドメインのネームサーバとしてスターサーバーのネームサーバ名を設定さえすれば、サブドメインでサーバにアクセスできる状態となっているため、バーチャルホストの設定などは済んでいる状態なのでしょう。
ブラウザからアクセス
というわけで、実際に確認してみます。
サブドメイン作成時に自動生成されるhtmlファイルの内容が表示されました。
ドメインの移管後は現管理会社との契約は解消しますので、他サーバでのサブドメイン運用は実際には行いませんが、今回のテストで、実現できることが分かりました。
※上記サブドメインはテストのためのものですので、公開はしていません。